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石原莞爾『最終戦争論』(3)「橋頭堡」 [現状把握]

徹底したロックダウンを伴う中国の「ゼロコロナ」政策は、習近平指導部の強固な意志に基づく。以下日経記事。
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ゼロコロナ徹底を確認、習指導部「上海でも必ず勝利」
中国の習近平総書記(国家主席)

【北京=羽田野主】中国共産党の習近平(シー・ジンピン)指導部は5日、政治局常務委員会を開いた。厳しい規制で新型コロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策を徹底する方針を確認した。上海市のロックダウン(都市封鎖)などに反発がでており、引き締める考えで一致した。

中国国営中央テレビ(CCTV)によると、最高指導部である政治局常務委員会のメンバーは「我々は(感染が最初に広がった)湖北省武漢市での防衛戦に成功した。より大きな上海でも必ず勝利できる」との認識で一致した。

「わが国の防疫方針を疑い、否定する言動とは断固として闘う」とも表明した。党が決めたロックダウンや隔離政策はゼロコロナの達成まで堅持する考えで一致した。

中国は高齢者が多く、医療資源が不足しているため、防疫方針を緩めれば多くの重症患者と死者を出しかねないとの危機感も共有した。「思想のまひや厭戦(えんせん)感情は克服する必要がある」と強調した。・・・

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このことについてのマドモアゼル・愛さんの見解https://ameblo.jp/mademoiselle-ai/entry-12741087930.htmlに、「時代の射程はここまで及ぶ!」と驚き、戦慄した。習近平対江沢民一派の最終決戦的な面がありはしないでしょうか。習近平が求めている中国は、アメリカDS勢力と組んで発展した江沢民一派が成すこれまでの中国とは違います。自立独立を強固にし、腐った経済勝組を犠牲を払ってでもつぶし、新しい中国を作ることを画策しているのかもしれないです。/その際、中国経済をつぶしてでも、軍事・食料・現体制が維持できればいいわけで、都会に住む幾多の勝ち組の勝ち分を、農民など下の階級に配ればとりあえず、国の運営は可能でしょう。人民軍はそのほとんどが都会から出てくることはなく、貧しい農民出ですので、軍事維持のために働く方面に食料を流すという物凄い政策も予想されます。》そしてさらに、混乱時に何が強いかと言えば、本当の食料本当の軍事でしょう。本当の、、、というのは、武器商人はいくら武器を売れても自分たちでそれを扱い、使用することはできませんので、行使できる軍事力を持っている国や組織ということになります。アメリカではその部分をトランプ氏が抑えているわけで、武器商人直属の軍隊とは別の働きをするはずです。/金融も手品のような金融マジックによってグローバリズムの中で金を増やしてきましたので、そうしたものが意味を持たなくなる方向であることをはっきり認識すべきだと思います。その究極の姿が、金本位制だったのですが、実際にロシアはそちらの方向に向かい出しています。これは、マジック金融を壊す強い意志であり、トランプ氏も、実は習近平も同様であり、世界的にDSと一体化して蓄積された数字上の富は、消えるかするでしょうおのずと関心が『最終戦争論』に向いた。mespesadoさんに反応していただいた。広い視野でモノを考えると、人類の落ち着く先や如何、という観点では石原莞爾の予言はまだ十分考慮する価値があり、その根本は間違っていない、という感想を持ちました。》

昨日、石井理紀之助という人に出会った。(https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-05-10)おそらく、これ以上掘り崩せない揺るぎない基盤的存在として。そこで「橋頭堡」という言葉が浮かんで、長谷川三千子氏の『神やぶれたまはず』を思うことになる。こう書いていた。これほど力強い本をかつて読んだことがあったろうか。「いかにして「我々の神学」をうちたてるか」という切実な課題に明確に答えようとする著。今のままの状態がつづけば、日本人の精神はずるずるとメルトダウンしてゆくしかない。そのぎりぎりの瀬戸際にあって、防戦一方の体勢から反撃に転じる確かな橋頭堡を築くことに成功した。われわれは、ここから出発すべきである。》長谷川三千子著「神やぶれたまはず」を読む」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2014-01-04)確かな手応えを感じているところです。

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石原莞爾『最終戦争論』(2)石川理紀之助 [本]

石川理紀之助th-1544811182.jpg『最終戦争論』の第二部「質疑回答」を読み終えた。いま心の昂ぶりがある。秋田の篤農家石川理紀之助という人を初めて知ったことも大きい。

実は今朝、ある所用で出かけるばかりにしていたのだが、石川理紀之助を知って動けなくなった。質疑の第13問《日本が最終戦争に於て必勝を期し得るという客観的条件が十分に説明されていない。単なる信仰では安心できないと思う。》の答えの中にこうあった。私の強調したいのは、西洋人が物質文明に耽溺しているのに、われらは数千年来の父祖の伝統によって、心から簡素な生活に安んじ得る点である。日本の一万トン巡洋艦が同じアメリカの甲級巡洋艦に比べて、その戦闘力に大きな差異があるのは、主として日本の海軍軍人の剛健な生活のためである。先日、私は秋田県の石川理紀之助翁の遺跡を訪ねて、無限の感にうたれた。翁は十年の長い年月、草木谷という山中の四畳半ぐらいの草屋に単身起居し、その後、後嗣の死に遇い、やむなく家に帰った後も、極めて狭い庵室で一生を送った。この簡素極まる生活の中に数十万首の歌を詠み、香を薫じ、茶をたてつつ、誠に高い精神生活を営み、且つ農事その他に驚くべく進歩した科学的研究、改善を行なったのである。この東洋的日本的精神を生かし、生活を最大級に簡素化し、すべてを最終戦争の準備に捧げることにより、西洋人の全く思い及ばぬ力を発揮し得るのである。日本主義者は空論するよりも率先してこれを実行せねばならぬ。この簡素生活は目下国民の頭を悩ましつつある困難な防空にも、大きな光明を与えるものと信ずる。》

食糧危機が目前にある今、どう処するかについての指針がある。思えば、安藤昌益の生地が近い。昌益に重なる。そもそもわれわれの根っこにある感覚なのだ。何も難しいことではない、足元を掘り起こしさえすればいい。→「気張らず自然(じねん)で通すこと」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-04-30-1

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市報掲載「ワクチン接種済者の新規陽性者数表」の問題点 [コロナ危機]

ワクチン接種 市報5.1 1.jpg5/1発行の市報「なんよう」に「ワクチン接種済者の新規陽性者数は、未接種者に比べて少なくなっています」の見出しで、年齢層別10万人あたりの新規陽性者数の表が掲載されている。

この表の出典「第80回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」https://www.niph.go.jp/h-crisis/wp-content/uploads/2022/04/000928854.pdf を開いた。

ワクチン接種歴別陽性者Screenshot 2022-05-07 at 16-44-26 000928854.pdfのコピー.jpg

総計を計算してみた。
非接種陽性者数124,498人(25,846,737人中)→0.48%
・2回目接種陽性者数23,139人(45,737,115人中)→0.05%
・3回目接種陽性者数24,594人(53,838,625人中)→0.046%
接種陽性者数47,733人(99,575,740人中)→0.048%
・接種歴不明31,511人

たしかに非接種陽性者数は接種陽性者数の2.6倍、比率で10倍多い。どう受け止めるか。

①下注に「※ 新規陽性者には無症候感染者も含まれる。」とあるが、信頼性に問題のあるPCR検査による陽性判断が全てという本末転倒→新型コロナ疾患症状以前での大騒ぎ。(病気そのものは怖くないが、陽性判断で騒がれるのが怖い)

②症状のレベル、さらに死者数の比較が必要。ただし、「新型コロナ重症患者の約7割が実は軽症・中等症だった」とのレポート(下記転載↓)や、交通事故や他の疾患による死亡者も新型コロナ陽性判断が出れば「新型コロナ死」としてカウントされることに要注意。

4 13 1667人external-content.duckduckgo.com.jpg③なんといっても最大の問題(心配)は、ワクチン接種による副反応についての記載が全くないこと。  市民の健康をほんとうに心配するならば、←の数字はぜひとも知らせねばならないはず。(参考:「コロナワクチンが危険な理由」https://note.com/hiroshi_arakawa/n/nf4a58eda24e6

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出るべくして出た政党か [参政党]

mespesadoさん紹介(654 )の参政党吉野敏明共同代表の演説の文字起こしを読んだ。私の中にあった断片知識をきちんと整理して語ってくれていることに感動。そっくり転載させていただきます。こうしたことを街頭で堂々と語れる世の中になっていることを思って感慨深い。日本人は【大調和】という中で、みんなで生きて行くというのを、何万年も、やっているので、この改宗ユダヤ人の歴史だとかを、知らないと、(何をされているのか?)理解が出来ない。同じ人間なのにといったら、我々とは違います!!・・・人類が違います!!そういう我々とは違う人類がいるんだということを、戦後、習っていないから、(戦前は、ちゃんと習っていたんですよね?)戦前は、常識だったんですよ。》「目を醒ませ、日本人!」と叫ぶとき、この時点まで立ち還れということなのだ、と今あらためて確認したい。→「世界の動きの根底がわかる論考(田中宇)」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-01-11-1 参政党の視野はここにまで及んでいる。いよいよせっぱ詰まってきた時代ゆえの、出るべくして出た政党か。
戦前日本における常識が、敗戦によって全くリセットされてしまっていた、それがまさに「ユダヤ問題」なのだ。ウクライナがその問題の焦点の地であることを、吉野氏ははっきり告げてくれている。つい先日あるところで、渡部悌治先生の名が出たところだった。→[新版]ユダヤは日本に何をしたか -我が愛する子や孫へ語り継ぎたい』 渡部先生の岳父が、戦前日本におけるユダヤ問題の大御所愛宕北山(奥津彦重)先生。独文学教授を務める東北大学を中心に、仙台は「ユダヤ問題」のメッカだった。→「mespesadoさんによる経済談義(107)通貨発行をめぐる「タブー」」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2019-07-14
参政党タウンミーティング2022.5.5.jpgあとでゆっくり書こうと思っているのだが、5月5日の参政党松田学共同代表タウンミーティング、懇親会をふりかえりつつ、ニコニコ動画にアップなった当日聴けなかった松田氏の山形駅前街頭演説を聴いた。→「参政党山形街頭演説『松田学』5/5 in山形」https://uroko.blog.ss-blog.jp/2022-05-05-20
松田先生と懇親会.jpg松田氏とはいろいろ話すことができた。youtubeでの「聴き上手」のイメージ優先だったが、主張すべき柱あっての聴き上手であることがよくわかった。その一端を理解しただけだが、松田先生のその「柱」は感覚的にかなりぴったりだ。会場で求めた『日本をこう変える 世界を導く 課題解決型国家 の創り方、読み始めたらリフキンの『限界費用ゼロ社会』が出てきてうれしかった。リフキンの「共有型経済」について《そこでは人々は、特定の価値に対する共感、共鳴で結びつくことになります。一人ひとりが大事だと思う多種多様な価値をみんなで支えあっていく社会です。》(8p)そのまま「魂の共同体」だ。→「『限界費用ゼロ社会』(4) ホモ・エンパテクス Homo empathecus」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2016-02-20
松田氏の「柱」についてはあらためて書く。以下は、吉野氏の街頭演説文字起こしの転載。
【追記 5.8 10:08am】
吉野氏演説の下にmespesadoさんの発言追加しました。
彼ら(騎馬民族)が「悪い奴だ」と言いたいのではなくて、「日本人の常識が常識でない民族がある。それも長い長い歴史に裏打ちされたものなので、日本人の常識だけで他民族のことを考えると失敗するよ」というのが言いたいことなのだと思います。》
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「円安容認」の謎 [現状把握]

阿修羅板「経世済民」スレッドの論客一言主さん、「史上最低の日銀総裁」の記事を書いた。日本のマイナス金利が続けられ、日米だけでなくほかの国とも金利差が開き円安が長く続く可能性が高いので、輸入物品の物価は高止まりのまま続くだろう。/それは、我々の所得も企業の利益も確実に下がり、名目実質GDPが500兆円の大台から400兆円代に下がるということだ。我々はより一層貧乏にされ、なるということだ。/日本の産業はバブル崩壊後30年間、先進的な競争力を誇ってきたが、もはやその凋落が明らかになってきており、円安は避けられない。現在の円安は、日本の化けの皮がはがれたためであり、簡単には戻らない。/そのため円安による物価高は今後とも長く続くと覚悟するべきである。》そして、黒田日銀総裁について、任期途中であろうとさっさとやめさせる必要があろう。》とする。

野口悠紀雄一橋大学名誉教授:円安を止めるには日銀の政策変更が不可欠だ。具体的には、長期金利の抑制を止め、金利上昇を容認すべきだ。低金利の円を売って高金利のドルなどを買うキャリー取引によって、円安が円安を呼び込む「負の循環」は加速しつつある。金融政策に踏み込んだ抜本的対策が取られなければ、輸入品の価格上昇はさらに進む。これは参院選の大きな争点にもなるだろう。河野龍太郎BNPパリバ証券チーフエコノミスト:《現状のようなインフレ局面では輸入物価の上昇に円安が拍車をかけ、家計が犠牲になっている。個人消費が回復せず景気を下押ししてしまう。マクロ政策には景気の振幅をならすことが求められるのに、逆に大きくしてしまっているのも問題だ。》瀬良礼子三井住友信託銀行マーケット・ストラテジスト:《エネルギー価格が急騰する中では、足元の円安は日本経済にマイナスの影響の方が大きいと考えている。特に輸出面でのメリットがある企業と違い、家計が最も苦しい立場に立たされる。》(「円安、専門家はどう見る インタビュー・調査まとめ読み」https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB2691E0W2A420C2000000/

円安容認の不可解さは誰しもが思っている。そんな中、田中宇氏4/30の記事「ロシアを皮切りに世界が金本位制に戻る」(会員版)がずっと気にかかっていいる。《4月29日、ロシア政府が「金資源本位制」の導入を正式に検討していることを、大統領広報官が明らかにした。・・・非米諸国の全体で、ドルやユーロはしだいに使われなくなっていく。非ドル新体制への移行期間は2-3年ぐらいか。その間、ウクライナ戦争(の演出、誇張)がずっと続く。どこかの時点でQE終了の効果が出て米国が金融崩壊すると、ドルの基軸制が崩れて非ドル化が急進し、米国覇権が消失して米国側の結束が崩れる。いずれ日本もロシアや中国への敵視をやめて非米側に鞍替えし、中露との貿易が円建てになる。その前に日本は、米国の中国敵視強化に巻き込まれていったん破綻させられるかもしれない・・・いずれ日本もロシアや中国への敵視をやめて非米側に鞍替えし、中露との貿易が円建てになる。その前に日本は、米国の中国敵視強化に巻き込まれていったん破綻させられるかもしれないが、それ先取りするために、日銀のQE継続で異様な円安の進行が容認される自滅策が敢行されているのかもしれない。》「破綻の先取り」とはどういうことなのだろうか。「米国経済バブル崩壊→ドル暴落」を見越しての円安ということか。ドル暴落ショックの落差緩和策?

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「ウソだらけのウクライナ戦争」(田中宇) [ロシア]

田中宇氏は、《ウソまみれの公式論以外のことを言う人は権威を剥奪される。・・・権威を剥奪されたら生きていけない権威筋はウソしか言えなくなっている》言論統制の現状を指摘する。《米国はどんどん腐敗した国になっていく。・・・と言った途端に、それが偽情報発信の犯罪行為となる。》

こうした中、これまでロシア弾劾一辺倒だった日刊ゲンダイが、「戦地に記者を派遣しないNHK以下TV局の大本営垂れ流し」を指摘した。《われわれが接するウクライナ関連の報道は、常に西側目線だということも忘れてはいけない。そもそもNHKをはじめ日本の大メディアは激戦地に社員を派遣しないのだ。/「危険が迫ったらいつでも隣国に逃げられるように、今はポーランドとの国境に近いリビウを拠点にしている。日本のテレビで流れる戦闘地の映像は、ロイターなどの通信社による配信か、ウクライナ側から提供されたものがほとんどです」(在京キー局社員)/ それだから、日本の報道は西側の論理でロシアを糾弾し、武器提供や戦争続行を正当化する論調ばかりになる。/「本来は、日本が戦争に巻き込まれずに生き延びるためには、どういう外交政策や知恵が必要なのかという冷静な報道こそが必要なのに、大メディアは視聴率が取れるから、ウクライナの悲劇を強調して、国民の不安をあおる。報道に感化されて軍備増強一色に染まる国民性には危ういものを感じます」(法大名誉教授・五十嵐仁氏)》「狂気の戦争の絶望的な教訓と今後 日本も必ず戦禍に巻き込まれる予感(上)岸田首相ですら支持率アップ、無責任なリーダーの戦争サマさま(日刊ゲンダイ)」http://www.asyura2.com/22/senkyo286/msg/392.html 

いったいどうすればいいかということで、タス通信サイトに直接アクセスする手があった。→https://tass.ru/voennaya-operaciya-na-ukraine  / https://tass.ru/armiya-i-opk/ ありがたいことに、今は全然ぎこちなくない機械翻訳でロシア語もすぐわかる。→https://www.deepl.com/ja/translator

田中氏の結論、ウクライナ戦争がウソだらけなのは、米英が作っているウソをプーチンのロシアが根強く訂正せず、ウソを放置しているからでもある。何度も書いているが、ウクライナ戦争が長期化するほど、この戦争で作られている米国側と、露中など非米側との決定的な対立構造が長く続き、資源や食料を握る非米側が優勢になり、米国側はインフレが金融崩壊に発展して破綻・敗北していく。米英が作ったウソの構図をロシアが放置した方が、この戦争は長期化する。それを知っているプーチンは、露政府にウソをあまり訂正させず放置している。露軍はウクライナでの戦闘をゆっくり展開している。これも長期化のためだ。米国側のマスコミ権威筋は、戦争は急いで終わらせないと失敗なので露軍は負けているとしたり顔で言っているが、全く間抜けである。》

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新・mespesadoさん講義(146)「経済学」御破算宣言 [mespesado理論]

mespesadoさんの真骨頂です。丹念に丹念に読んで理解してください。そうすれば、結びの文、《従来の経済学は、その根本から作り変える必要があり、高橋さんのように従来の経済学に固執して、それを前提にしていくら数式を使って厳密な計量経済学の理論を作っても、砂上の楼閣。実学としては全く意味は無いのです。》は自ずと納得できるはずです。そしてプーチンが、これからの世界をどのように構想しているかもくっきり見えてくるはずです。

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新・mespesadoさん講義(145)甦れ!吉本隆明 [mespesado理論]

①イベルメクチンをどう考えるかについての議論がありました。→「新・mespesadoさん講義(143)イベルメクチンと味の素」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-04-27 それを承けて、「エビデンスをどう考えるか」についての基本が示されます。カラクリを知ることによってのみ、その薬の真の効果や効果の限界を知ることができる》のであって、《統計的手法というのは、実は「次善手」に過ぎない》ということです。よく肚に収まります。
「レムデシビル投与後の死亡者数78名(国内)」http://corowaku-memo.com/remudesibiru-hukusayou/ で、気づいている人のための コロナワクチン情報 まとめサイト」http://corowaku-memo.com/ を初めて知りました。当面はレムデシビル問題が中心ですが、よく整理されていてわかりやすいありがたいサイトです。→たとえば、「子どものワクチン接種が意味がない3つの理由」http://corowaku-memo.com/child-vaccine-no/
《ガンジーは「非暴力」を訴えていたとはいえ、無抵抗主義ではなかったということだ。抵抗しなければ、奴隷化はどんどん進むんだよ。だから”悪法には絶対に従わない”『不服従』という行動を起こした。ここがポイントだ。その結果、イギリスの植民地支配から独立を勝ち取ることができたのである。》
吉本隆明49e8f7cb7c313cdbae3bedcb5182b1a1.jpg戦時期の自分を徹底的に掘り下げるところから出発した「吉本隆明」を思い起こしています。→「<追悼・吉本隆明さん> あなたのおかげで大人になった」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2012-03-21
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新・mespesadoさん講義(144)円安をどう考えるか [mespesado理論]

円安をどう考えるか、mespesadoさんの考えを知りたいと思っていたところで、ありがたいです。考え方の枠組みが整います。

《米国債券の金利が高い限り、投資家の世界の都合で円安が続くというだけのことであり、これがあまりに高じれば、物価水準の比較(購買力平価)であまりに乖離が生じ、円安の程度にも限度があると思うので、このまま円が暴落と言うことはあり得ない》という基本を踏まえつつ、為替の円安という要素による輸入物価の高騰は、・・・・・政府が支出を増やして(消費税を減らすことも同じ効果アリ)補填すれば済む》が、世界的な気候異常による食糧危機や電力危機・・・こちらの要因による「資源不足」の方は、いくら輸入者にオカネを刷って補助しても意味が無い。・・・円を刷れば刷るほど円の価値が暴落して為替がその分だけ円安になって意味が無くなる》。要するに、日米金利差による円安と、世界的な資源不足による円安は分けて考えなくてはならない。》ということでスッキリ整理ができました。このことを踏まえた上で、それでは今後どうなるか、どうするか。

mespesadoさん:スペースコロニーによる食糧生産計画」のような、これまでのやり方をぶち破る発想による新たな展開の可能性・・・それはまた逆に、マドモアゼル・愛さんの最新動画「ポーランド・ブルガリアへのガス停止」https://www.youtube.com/watch?v=emlOaOhkch0 での発想に通じるように私の中では思えました。《エネルギーが、誰かが管理するというところから、自分が、自分の手に負えるところでのエネルギーが作れるというような時代がやっぱり来ないと、人間のほんとうの自由っていうのもなかなかできないと思うんですね。特に食べ物の面でも、こういうの(窓際に置いた水耕栽培)があるのとないのでは時代に対する心構えというか、いざという時の危機管理ということにもつながるという意味で、ただ緑を愛でて喜びそれを食すというこれまでなかったライフスタイル、心の伴ったライフスタイルということが、ほんとうのエコということになっていくというふうに思うんです・・・》こんなコメントが寄せられていました。エーゲ海の虹/この2年強、今までの人生で一番元気な気がします。自分の意思を持って生きている感じが 強いからかもしれません。世の中が こんな感じだと逆に個が強くなるのかもしれません。私も庭の野草を楽しんで食べるのと 少し野菜作りにトライし始めました[わーい(嬉しい顔)][黒ハート]

そうすると、昨日の田中宇氏いずれ日本もロシアや中国への敵視をやめて非米側に鞍替えし、中露との貿易が円建てになる。その前に日本は、米国の中国敵視強化に巻き込まれていったん破綻させられるかもしれないが、それ先取りするために、日銀のQE継続で異様な円安の進行が容認される自滅策が敢行されているのかもしれない。》というのもポジティブに見えてきます。

mespesadoさんの後に、今回の円安の歴史的な経過とその構造」「長周新聞」)を転載しておきます。長いですが基本的なところが理解できます。

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「欧米近代白人文明」は終わり(副島)、世界は「金本位制」へ(田中) [現状把握]

副島隆彦氏と田中宇氏が時を同じくして「時代の大転換」を告げる。

副島氏:アメリカの法律による「ロシア国立銀行の資産(外貨準備高)の400億ドル(5兆円ぐらい)の強制没収」に対して、日本はギリギリのところで踏ん張った。アメリカの所業は《近代資本主義(モデルネ・カピタリスムス)の原理である、個人財産権 property right プロパティ・ライトを侵害だった。やってはいけないことをやった。故に500年間の欧米近代白人文明は、この日を限りに終わった。》このことによって、以後は、アジア、アフリカ、中南米の実物資産(金=きん=がその王者)を裏打ちとする、新しい世界通貨体制に移行》せざるを得なくなる。

田中氏:《4月29日、ロシア政府が「金資源本位制」の導入を正式に検討していることを、大統領広報官が明らかにした。》いずれ、非米諸国の全体で、ドルやユーロはしだいに使われなくなっていく。非ドル新体制への移行期間は2-3年ぐらいか。その間、ウクライナ戦争(の演出、誇張)がずっと続く。どこかの時点でQE終了の効果が出て米国が金融崩壊すると、ドルの基軸制が崩れて非ドル化が急進し、米国覇権が消失して米国側の結束が崩れる。いずれ日本もロシアや中国への敵視をやめて非米側に鞍替えし、中露との貿易が円建てになる。その前に日本は、米国の中国敵視強化に巻き込まれていったん破綻させられるかもしれない》。そのあと、「異様な円安の進行容認は、自滅策の先取りかもしれない」と深読みする。

二人の文章から、日本は日本で、歴史的大転換の荒波に呑み込まれぬよう、必死で泳ぎ切ろうとするさまが見えてくる。

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