アルゼンチン大統領選、ハビエル・ミレイに注目(ダグ・ケイシー) [現状把握]
アルゼンチン極右大統領候補、勝利でもペソ廃止には時間=顧問
アルゼンチン大統領選の予備選でトップに躍り出た独立系で極右のリバタリアン(自由至上主義)経済学者、ハビエル・ミレイ氏(写真左)の政策顧問らはロイターに対し、通貨ペソを廃止し穀物税を引き下げる同氏の選挙公約について、実現には時間を要するとの見通しを示した。24日撮影(2023年 ロイター/Agustin Marcarian)
[ブエノスアイレス 29日 ロイター] - アルゼンチン大統領選の予備選でトップに躍り出た独立系で極右のリバタリアン(自由至上主義)経済学者、ハビエル・ミレイ氏の政策顧問らはロイターに対し、通貨ペソを廃止し穀物税を引き下げる同氏の選挙公約について、実現には時間を要するとの見通しを示した。 ミレイ氏側近のラミロ・マラ氏は、ミレイ氏が本選で勝利した場合、2年以内に経済をドル化し、大規模な農業セクターへの課税を廃止すると述べた。ただ、有権者はそうした政策が「魔法によって実現」するのではないことを理解する必要があるとし、実現には時間がかかると強調した。 ミレイ氏の政党から上院選への出馬を表明しているフアン・ナポリ氏も、改革の下地を整えるのには時間を要すると述べた。 マラ氏はまた、ミレイ氏が大統領選で勝利したとしても同氏の政党が議会過半数を制する可能性は小さいと予想。議会の抵抗をかわすため、大統領令や国民投票といった手段を検討する可能性を示した。 インフレ高騰に対する国民の怒りを背景に、今月13日の大統領選予備選ではミレイ氏が与党連合と野党連合を抑えてトップに立ち、ショックを巻き起こした。本選は10月22日に予定されている。
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『万国公法』 [雲井龍雄]
中島信行が下野(げや)して、自由民権運動に挺身すると聞き、余の心は久し振りに騒めき、高揚した。
余が旧友に土佐人坂本龍馬という者あり。彼(か)は元来剣客にして文学を悟らず。然れどもその質聡明にして、その識見もまた秀出(しゅうしゅつ)せり。徳川の末世にあたり、時弊(じへい)を憂慮し、つとに郷国を去り、天下に奔走し、後(のち)に薩長の間に周旋し、すこぶる時望を獲(え)たり。不幸にして、慶応三年の冬、京都に於て暗殺に遇(あ)いて横死せり。
《人苟(いやしく)も一個の志望を抱けば、常に之を進捗するの手段を図り、苟も退屈の弱気を発す可からず、仮令(たと)い未だ其目的を成就するに至らざるも、必ず其之(それこれ)に到達すべき旅中に死すべきなり、故に死生は到底之を度外に置かざる可からず。》
坂本のこの言を思い起こし、翫味(がんみ)すれば誠志胸に迫り、至極の名言也、と。
改めて今、余を「政府転覆計画」に駆り立てたものは一体何だったのか、その理念と実践を問い直してみようと思う。為にも、もっと歴史を学ばねばならぬ。ベンサムを更に精読し、翻訳を急がねばならぬ。
アロパシー医学 vs ホメオパシー医学 [コロナ危機]
アロパシー医学 vs ホメオパシー医学
設立当初から米国医師会は、アロパシー医学(対症療法、病気の症状を押さえることを主眼に置いた医学で、現代医学の中心的な治療法)を治療の基本とした。
アロパシーは公認の医科大学で訓練を受けた医師が行う治療で、外科手術と投薬に極端に依存する治療法であった。
…そして、医学界が指定する治療法、あるいは標準的で正式な治療法に従わない医学は、どのような医学に対しても、敵意をあらわした。
19世紀の医学校では、「ホメオパシー」医学(同種(同毒)療法、健康な人に疾患を起こさせる薬物をごく少量投与する治療法)のほうが広く普及していたが、アロパシー学派はホメオバシーに対して強力な敵対活動を始めた。
この頃から、現代医学の学派は他の信念に基づく医学を「排除」し始めたということのようです。この構図は宗教戦争とも似ています。》
長いIn Deep氏の文章ですが、最後に《医師の問題ではなく、「一般の人たちの考え方の問題」ということについて今から 100年以上前にルドルフ・シュタイナーが述べていまして、その部分を抜粋して締めさせていただきます。『病気と治療』という著作に収められています。/ここでシュタイナーさんは、将来的に医学の権威がますます拡大する可能性についてもふれています。》として、シュタイナーの文章で締めています。
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9月議会一般質問通告 [議会]
日本やドイツは、第2次大戦同様「歴史の間違った側」(敗戦国) [田中宇]
BRICS首脳会議に注目! [田中宇]
そもそも中国の台頭がもたらす世界の多極化、非米化は、人類を豊かにするし、平和にする。米国は戦争ばかりしているが、中国はトウ小平以降、戦争していない。途上諸国を借金漬けにして搾取した頻度は中国より米欧の方がはるかに高い。米国側がやっている歪曲に基づく中国敵視は、中国を非米側の雄にして強化してしまう隠れ多極主義的な策略になっている。》
米国側は、もう非米側に勝てないのに、まだ「地政学的競争」とか言って、勝ち目があるかのように書いている。だが、どうやって勝つかは書かれていない。どんな競争になっているかすら明確にされていない。非米側が金資源本位制を形成しつつあることも無視されている。負け組確定。》
中国もロシアも、米同盟諸国にとって脅威といえるほどの存在でないのだが、脅威の分析からして米同盟諸国の専門家たちは米国から洗脳歪曲させられ、まっとうな判断ができなくなっている。脅威でないものを脅威だと言って敵視する大間違いの連続をやらされ、細かく管理されて自滅させられていく。米国の隠れ多極主義が巧妙に機能している。》《この流れがどんどん進む前に、米国金融が破綻してくれたら対米従属できなくなって良いのにと、4.2%から4.3%に上がった10年もの米国債金利を見ながら祈っている。 》
力量と器〜吉本隆明『詩とはなにか』(若松英輔) [若松英輔]
「非米化は、欧米人以外の人類を豊かにする「良いこと」である。」(田中宇) [イハトビラキ]
それらの準備が整うまで、中印和解という「龍の絵」に眼を描き入れず、命を吹き込まない・具現化しない「画竜点睛」の状態にしてあるのでないか。 /非米化や多極化の準備が整う前の不完全な状態で中印が和解し、多極型世界という「龍」が命を得てしまうと、それは「弱い龍」であり、米国側から金融兵器や外交手段、戦争などの方法で破壊・分裂させられかねない。だから、全ての準備が整うまで、中印は敵対を解かずに放置しているのでないか。》
インドのように巨大な国内消費市場がある国は、内需用の製造業を発展させて経済大国になっていける。アフリカも人口が急増しており、今は貧しいが、これから内需用の製造業を発展させていける。米欧から内戦を誘発されず、援助のふりをした経済破壊をされないだけでも、アフリカは発展の可能性が増大する。非米化は、欧米人以外の人類を豊かにする「良いこと」である。》