参政党のあやうさ→小沢さんへの期待 [参政党]
今朝の日経小説『陥穽』、明治新政府が直面した深刻な対立が伝わってきた。《西郷と板垣が破壊した建造物の向こうに見たものは、『有司専制』という巨大な化物のような官僚世界だった。これが彼らの共通の敵となった。》
「有司専制」について、YAHOO知恵袋のベストアンサーに《明治維新で活躍した薩長土肥のうち、 土(土佐)の政治家たちが 薩摩・長州が牛耳る政治体制から追い出され、 無視されたことに業を煮やし、 人民の名の下に 「俺たちも政治に参加させろ!」と要求しているのです。 これが、その後の「自由民権運動」につながります。》とあった。(https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1324299133)
実は参政党神谷宗幣議員の演説に、たしかに「有司専制」らしきものの萌芽を感じて「やばい」と思っていたところだった。《これ(いま手に入れた権力)をちゃんと使って、良い組織を作って、ちゃんと人に委譲して、組織の仕組みで回るようにしたら、それが本命じゃないですか。今作ってる最中なんで、今手放したら壊れちゃうんですよ、参政党が。・・・それが嫌なんです。せっかくいろんな方の思いがある。いろんな方々の協力でできた党だから、これをいま壊されたくないんです。方向性も変えたくないんです。みんなが日本とつながるプラットフォーム、子供や孫のために良い日本を残したいと思っている人たちが集まってきて、自分の損得とか地位や名誉じゃなくて、名前が出なくてもお金もらえなくてもコツコツやる人がどんなに多いか、参政党に。・・・そういう人たちが集まる場所を作って形にしたいんです。そしてルールとかちゃんと作っていって、組織で、組織だからルール作らなきゃあダメですよ。ルール作ることがナントカ党みたいだとか、ルールで縛るんだって・・・それは詭弁です。ルールがないと、やっぱり回りません。それがなるべく公平であるものであればいいんですね。みんなある程度ね、話し合いに参加できる状態が作れればいいんです。それを今作ってる最中です・・・》(「【参政党】この日の演説中…神谷宗幣に"何か"が降りてきました。街頭演説 2023年11月23日」の13:30〜)
少なくとも、私にとっての参政党は、それ以前、ルール云々以前のところにあった。この演説は、参政党の「今以上になれない」ことの表明だ。日本の政治に今必要なのはそうではない。まさに「政(まつりごと)に参ずる」人々を掘り起こして活かすことではないのか。
《「……西郷と板垣の思想は水と油、月とスッポンほどの違いがあるのに、なぜ『征韓論』で提携し、こぞって野(や)に下(くだ)ったのか、僕にはよく分からんのです。西郷は天皇至上の、倒幕派とはいえ、士族中心主義、片や板垣たちは自由民権派。この双方にどんな共通点があったのだろうか、と……」》どんな考えをもっているのかは当面問わない。要するに「今、なんとかしたい」「今、なんとかしなければならない」という思いで「政に参ずる」人々、そういう人々を集めることこそが今必要なのではないのか。・・・・・ふと、小沢さんへの期待が膨んだ。
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参政党除名の顛末 [参政党]
放知技板、飲尿獣医さんと亀さんのやりとりで知った赤尾由美さんの動画を見たりして、参政党の内情を理解した。
参政党の吉野敏明さんとお会いしたのは9月23日だった。その前日、天童市議選でがんばっている斉藤みちよさんに置賜獅子の会の応援幕を届けに行ったら、その翌日吉野さんが応援に入るというので二日連続で天童に行った。→「吉野敏明さんの斉藤みちよさん応援演説」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-09-23-1
吉野さんに名刺を渡す時「参政党を除名されました。」と言ったら、吉野さん笑みを含みながら「ご苦労さんです」と言われた。赤尾さんによると、事の発端は6月23日というから、その頃すでにいろいろあった後だったわけだ。そんなことは私は知らない。今思えば、なんか親しさを感じさせる笑みだった。しかし私に対する除名処分は今回の流れとはちがう。昨年夏のことだ。
私の除名の理由は、昨年夏の参院選告示後まもない、参政党山形選挙区から立候補した黒木候補の選挙カーが南陽に入る6月24日のことだ。ちょうどその日舟山やすえ候補の決起集会が南陽のシェルターで予定されていた。大内りか候補のぎりぎりになっての出馬に、舟山陣営にとって一転厳しい選挙となっていた。そういう中での決起集会、南陽が皮切りだった。その日の成否がその後の情勢を決する、そんな私なりの思いで、参政党の選挙カーで「全国区は参政党、山形県は舟山やすえ、今晩シェルター南陽で舟山やすえの演説会」と叫んで回った。それが除名につながった。
山形県の県内事情を考えない参政党候補の立候補に対して異議の念を持っていた。「私にとっての参政党」は私の異議は理解してくれると思っていた。私の行動は「当然」の行動だった。「除名」につながる行動とはつゆほども考えなかった。しかし「除名」と聞いて「過度の期待」を反省、すぐ身を引いた。「私にとっての参政党」とは違っていた。
その前年(令和3年)の9月議会、「新型コロナを2類相当から5類への意見書提出」請願のために走り回ったが全く成果は得られなかった。(「「2類相当から5類へ」請願活動総括(9月議会)」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-10-15)後ろ盾なくがんばる事の限界を思い知った。最初れいわ新撰組に近づいたが、いい反応はなかった。その後参政党が視野に入ってきた。請願で一緒の仲間たちがメンバーになっていた。松田さんの講演会に行って参政党の考えを理解した。(「参政党の躍進で歴史的な選挙になる!」(松田学)https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-07-04)そうして党員になった。ここから日本の政治が変わる、そう思った。
私が「参政党、最高!」と思ったのは、米沢でのリレー街頭演説会だった。《先ほど1時半からの米沢伝国の杜前での演説会に行ってきました。はからずも、こんな演説会だったらいいなあ、と漠然と思っていた演説会が実現しました。まさにこれこそが参政党の演説会だと思います。》と書いている。(「マイクリレー演説会」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-07-03-2)
赤尾由美さんが「反グローバリズム・反全体主義」を掲げながら「全体主義」に陥ってしまう矛盾を語っておられる。(「私の政治始末記」赤尾由美↓https://youtu.be/NtiEkcrgkw0?si=ILs5L27Vg1SbAdOc)ここをどう止揚するか。きっと道はある。参政党への期待を捨てたわけではない。
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吉野敏明さんの斉藤みちよさん応援演説 [参政党]
昨日は天童市議選挙戦中の斉藤みちよさんに、置賜獅子の会からの応援幕を届けてきました。斉藤さんは、2年前「新型コロナウイルス感染症の取扱いを指定感染症二類相当から五類感染症に引き下げることを求める意見書提出についての請願書」提出のために結成された「コロナ禍を収束させるための県民会議」の代表者です。参政党の山形県支部の代表としてもがんばっています。なんとしても上位当選を果たしてほしい。
最初は山形県唯一参政党議員青柳貴高畠町議。議員なりたての初々しさに好感。さすが内容はよく吟味されています。つづいて斉藤さんの演説。これもじっくり考え抜かれた中身の濃い演説でした。吉野さんからはどんな話が聴けるだろうかと楽しみだったのですが、食の話、健康の話。選挙の街頭演説でこんなに真剣に落ち着いて話が聴けるということに驚きです。聴いている人は全部で30人ぐらいか。でもライブで全国発信されていたのです。もうyoutubeで観ることができます。現地で聴いている人は少なくとも、全国発信されてもう1万人が聴いています。すごい! こういう時代なんだと、実感させられています。→「【参政党 ライブ 】「本当は食べてはダメなモノ」 吉野敏明 斎藤みちよ 天童市議会議員選挙 /街頭演説 2023/9/23 ヨークタウン老野森」https://www.youtube.com/watch?v=WI0s_s5HARI
時間のない人は最後のところだけでも聴いてみてください。53:00あたりから。「日本人同士、皆さん信じましょうよ・・・」しっかり心に沁みてくる話です。
このyoutubeつくって流してくれている人、台湾の若者でした。→https://www.youtube.com/@manabiba/about
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参政党の「革命性」 [参政党]
矢作直樹
@naokiyah1
実に的確かつ簡潔に述べてくださいました!まさに日本人の心を呼び覚ます!!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
《今のマスメディアや言論人が正面から取り上げないのは「思い」という観念だ。唯物論的思考、つまり、かたちにされた物、物質、金銭的価値に換算できるものしか信用しない傾向が続いてきた。精神論や、精神的価値を、無視あるいは軽視していると、参政党のことはなかなか理解しないし、場合によったら、そのように先入観のある人は、理解することがなかなか難しいかもしれない。子どものほうが理解するのが早いかもしれない。》(「弁護士安達悠司のブログ」)
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「思い」のレベルで「政治」を考える。まさにそこにこそ参政党の「革命性」があることに気づかされました。政治を語るのに、知識も経験もいらない、「思い」があればいいい。だからだれでも、今のままで、そのままで、参加できるのです。→「マイクリレー演説会」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-07-03-2
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「極右」ケッコー [参政党]
今朝の山形新聞、共同通信配信記事。日経には昨日掲載され、2段扱いで物足りなく思っていたところだった。「極右モード、陰謀論懸念」の中見出しはともかく、内容はまっとう。《若年層への浸透が目立つ。参院選当日の共同通信社の出口調査によると、18、19歳のうち6・8%が参政党に投票。支持政党の問いに既存政党以外の「その他」を選んだ人は、74・1%が参政党に投票した。岸田内閣を「支持しない」と答えた人のうち、20代以下の男性では13・4%が参政党に投票しており、国民民主、立憲民主、日本維新の会の各党を上回った。・・・今回の投票率は過去4番目に低い52・05%で、2人に1人が棄権しているのが実態。与野党の手が届かないこの層に、参政党は視線を向ける。》として、最後を《SNSを駆使して新たな票田を掘り起こし、勢力を拡大する展開も予想される。》と締める。
ご丁寧に「極右」の語句説明がついて、《極端な右翼思想。またはその思想を信奉する人。・・・戦前日本の軍国主義やドイツのナチズムは、これに当たると理解される。》という。
疑問 [参政党]
5時18分 開票率79.9% 1,588,178票 100%換算 1,987,707票
5時54分 開票率88.2% 1,645,745票 100%換算 1,865,924票
6時18分 開票率91.2% 1,673,918票 100%換算 1,835,436票
7時25分 開票率95.5% 1,728,109票 100%換算 1,809,538票
8時00分 開票率97.9% 1,742,128票 100%換算 1,779,499票
8時30分 開票率99.1% 1,751,523票 100%換算 1,767,429票
8時52分 開票率99.9% 1,768,349票 100%換算 1,770,119票
5時18分時点では200万票に届きそうだったのに、結果的には20万票低い177万票でした。どう理解すればいいのでしょうか。
【最終結果】
【5時18分から】
副島氏がなんと言おうと、私の考えは変わりません [参政党]
副島重掲板、副島氏の参政党批判をどう受け止めるか。
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《神谷 宗幣(かみや そうへい)という日本の統一教会の幹部だった男は、たぶん、この4男坊派だ。こいつが、今の参政党(さんせいとう)という気色の悪い政党を作った。/参政党に期待する、みたいな、馬鹿なことをここに書いている、学問道場に来ている、者たちは、自分自身の頭を、3発ぐらい、思い切り、叩いて置け。まだ、分からないのなら、どこか他所に行きなさい。 お前たち程度の頭(知能)では、政治の大きな動きは分からないで、すぐに騙される。馬鹿ども。その単純な正義感をした頭を、私、副島隆彦は、あきれ返っている。私が、いくら言っても聞かないのだ。// これと、維新の会も、別の分裂した、統一教会の派閥(セクト)である。 神谷は、維新の会にもいたのだが、そこから、分裂して自民党から選挙に出たりしてから、参政党を作った。》
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ほとんど私に向けられたもので、3発ぐらい自分の頭を叩いてみても分からないのだけれども、他所には行きません。いくら言っても聞きません。面と向かって言われたのなら、いろいろわだかまりも貯まろうけれども、こうしたネットでの言論のやりとりは、冷静になれることで見えないものが見えてくる。真っ向からこんなに言っていただけるのはひたすらありがたい。
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かつて副島氏からは「廊下ひばり」と叱られたこともありました。→https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2006-06-11 16年前のことでした。副島氏激昂の理由は今回と同じです。一貫しておられます。私も私なりに一貫しているつもりです。
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副島氏とのやりとりで、「わかってもらってない」と思わされたことがありました。メルロー・ポンティについての理解です。私が《フッサールの流れを汲むメルロ―・ポンティは、デカルトの「われ思う、ゆえにわれあり」に対して、「われなし能う、ゆえにわれあり」と言います。私はこれはすごい言葉だと常々思っているのですが、まだ教科書に載るまでは普及していないようです。教育もデカルト的主知主義(「思うわれ」を主体として、知ることが基本)では全くの片手落ちで、「できるようになることが基本」を原理にしなければならないと思うのです。教育の原理見直しが必要であるゆえんです。/ メルロ―・ポンティは、「私が思う以前に、先ずもってみんなと共に生きている」と言います。そこから見れば、「思うわれ」なんて後からの理屈づけにすぎません。ところが今の世の中では、(きっと教育の結果)「思うわれ」の方が本来の自分であって、「現に生きている自分」は仮の姿のように思い込んでしまっているのではないでしょうか。みんな蛸壺の中にいるときがいちばん安心できるように思いこんでしまっているのです。 》と書いたのに対しての返答は、《副島隆彦です。/ 「4014」のめい氏の、メルロ・ポンティやフッサールの考えを使った主張をどうもありがとう。大筋で分かります。ただし、ちょっと時代が古いですね。「フッサールからポンティへ」の議論は、70年代に、「日本の現代思想」として流行ったものです。「ハイデガーからサルトルへつながった経路」との対比で、玄人(くろうと)筋に受けた議論です。・・・》そうか、副島氏は「学者の世界」で生きておられる、と理解したのでした。(https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2006-06-03)
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しかしいずれにしても、副島氏は私にとって大事な人なので、たとえあきれかえられても他所にはゆきません。そんなわけで、今日は大事な選挙の日です。副島氏の見方は見方として、私の考えは変わりません。
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山形県区→「舟山やすえ」/全国比例区→「松田学」(「備忘録 」26) [参政党]
山形選挙区、激戦です!(各新聞予想)
◆やすえちゃんを守らねばなりません!
やすえちゃんには「総理大事を目指して欲しい」と言っています。人柄もいいけれど、頭もすばらしくいいのです。速射砲のような弁舌に私の頭ではついていけなくて、大事な話は録音して聞き返すだけでなく、文字に起こすこともあります。すると、そのままで実に理路整然とした文章になっているのです。
迫り来る深刻な食糧危機を前に、国会に絶対居てもらわねばならない農業問題の第一人者です。やすえちゃんの質問の時は、政府側の緊張度が違うのだそうです。幅広い知見に加え、現場を知り尽くした上での質問なので、ごまかしが効かないのです。ずーっとやすえちゃんの政治活動を見てきましたが、こういう本物の政治家でなければ、これからの日本は立ち行かないと心底思います。ほんとうは、参政党が求めるのもこういう政治家です。
◆参政党に心から共感します!
「人まかせの政治ではダメ。一人ひとりが政治に参加しよう!」というのが参政党です。今回が初選挙なので「諸派」扱いですが、これまでどの政党にも投票しようとはしなかった無党派層を中心ににすごい勢いで広がり、7/6時点で党員数80,000人を超えています。勢いだけの党ではありません。すごい頭脳集団でもあります。最高レベルの情報が流れ込み、それを党員みんなで検証して政策にしてゆく、ほんとうにまともな政党です。米国による占領政策から脱け出せないまま敗戦から77年、ようやく本来のすばらしい日本を取り戻す、出るべく出た政党です。参政党の出現で日本の政治は根っこから変わる、そう思えます。これから、他党の良質な政治家を巻き込みながら、大きな政党に育ってゆくに違いありません。
やすえちゃんには「総理大事を目指して欲しい」と言っています。人柄もいいけれど、頭もすばらしくいいのです。速射砲のような弁舌に私の頭ではついていけなくて、大事な話は録音して聞き返すだけでなく、文字に起こすこともあります。すると、そのままで実に理路整然とした文章になっているのです。
迫り来る深刻な食糧危機を前に、国会に絶対居てもらわねばならない農業問題の第一人者です。やすえちゃんの質問の時は、政府側の緊張度が違うのだそうです。幅広い知見に加え、現場を知り尽くした上での質問なので、ごまかしが効かないのです。ずーっとやすえちゃんの政治活動を見てきましたが、こういう本物の政治家でなければ、これからの日本は立ち行かないと心底思います。ほんとうは、参政党が求めるのもこういう政治家です。
◆参政党に心から共感します!
「人まかせの政治ではダメ。一人ひとりが政治に参加しよう!」というのが参政党です。今回が初選挙なので「諸派」扱いですが、これまでどの政党にも投票しようとはしなかった無党派層を中心ににすごい勢いで広がり、7/6時点で党員数80,000人を超えています。勢いだけの党ではありません。すごい頭脳集団でもあります。最高レベルの情報が流れ込み、それを党員みんなで検証して政策にしてゆく、ほんとうにまともな政党です。米国による占領政策から脱け出せないまま敗戦から77年、ようやく本来のすばらしい日本を取り戻す、出るべく出た政党です。参政党の出現で日本の政治は根っこから変わる、そう思えます。これから、他党の良質な政治家を巻き込みながら、大きな政党に育ってゆくに違いありません。
検証「松田プラン」(3)さりげなく「革命的」(新・mespesadoさん講義(166)) [参政党]
早速mespesadoさんに答えていただきました。言われる通り、貸借対照表的観念から解放されて、あらためて松田学氏と安藤裕氏のやりとりを読んでみました。
安藤氏は、国債発行の時点で「オカネ」が生まれている。そもそも国債発行は政策実行が前提されているのであり、政策実行とは、民間に「オカネ」が流れることである。それに対して松田氏は、《そこにワンクッションがいるんですよ。》と言う。政府発行の「オカネ」なら安藤氏の言う通りなのだが、「オカネ」は日銀が発行することになっている。そのことで「オカネ」には利息がつく。そこに金融資本の秘密があるわけで、ほんとうは触れてはならない肝心なところなのだけれども、「松田プラン」はそこに手を突っ込む。国債が日銀の手にある限り、利息に付きまとわれる「オカネ」でありつづける。その「オカネ」を日銀から引っ剥がして、単なる記号でしかない「デジタル通貨」にしてしまおう。それが「ワンクッション」の意味と思えました。そう考えると、安藤氏の主張は、それはそれで間違ってはいなくても、松田氏の方がはるかに現実的であり、その分DSの勘どころを刺激するように思えます。「松田プラン」は、既成権力にとって「危険思想」ですが、その分、さりげなく「革命的」です。
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検証「松田プラン」(1) [参政党]
mespesadoさんが>>14でリンクの「国の借金をお金に変える政府暗号通貨「松田プラン」とはhttps://mymo-ibank.com/money/3439」を読んでみました。
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松田氏の誤り
①『商品(金属)貨幣観』→MMTは「政策」のひとつと考えている。(ほんとうは、「変動相場制下の自国通貨建て国債はデフォルトしない」という真理を示しているだけ)
②出口論が必要→不要
③金利が上昇した場合にMMTは解決法がない→金利込みで考えればいい
④国債をもっている個人はほとんどいない→直接保有だけではない
結論:松田プランは、「国債をお金に変えてしまうことで、便利な世の中が・・・」と言っているのですが、「既にお金にかわっていますよ。」
↓↓↓
《万が一、松田氏がこの全てを理解した上で、さも新しい手法だと喧伝しているのだとすれば、ネットの中でも批判がある『デジタル監視社会化を企んでいる』との批判は無理もない》
問題点をあげれば
《緊縮財政を主導する国際金融資本家は、「政府の借金は返すもの」という嘘の定義で洗脳して緊縮財政(政府に需要を生ませない=貨幣を発行させない)を強いている》
《国債でなく「政府暗号通貨」となれば、「金利」がなくなります(銀行業の根幹も無くなります)》(《需要と供給のコントロール手段の選択肢として「金利」がなくなり「収支(財政支出と税金による回収)」だけになる点も私は大問題》)
要するに
《松田氏は恐らく「デジタル円」を資産(=資本)として捉えていると考えます。従って政府の国債がデジタル円に置き換わる(償還して赤字が解消した)との表示をしみましたが、概念としては「デジタル円」も負債として考えるのが私は妥当だと思います。》
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根っこの問題として、
①ブロックチェーンは「デジタル監視社会」につながるかどうか。
②「デジタル円」を資産と考えるか、負債と考えるか。
この2点です。
①については、「そんなこと言っていると世の中の動きから遅れて、いつの間にか中国にごっそり持って行かれてしまう。今ならまだ間に合う。ことは緊急を要する」と、何度も何度も松田さんが強調するところです。
②については、「デジタル円」は「政府通貨」としての発行で、政府にとっては負債ではなく資産(=資本)である。銀行の介在は不要。ベーシックインカムでもなんでも自由自在。これまでの「オカネ」とは別次元。
とりあえず、そう思ったのですがどうでしょうか。(つづく)
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