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「70代でも妊娠します」→水のせいだった! [日記、雑感]

月別出生率.jpg

中村篤史クリニックNOTE「70代でも妊娠します」の記事に驚いた。厚生労働省の人口動態統計資料の中の、明治32年から最新の2012年までの「月別にみた出生率(人口千対)」のグラフが出ている。厚労省の説明に《平成元年以前の月別出生率の動向をみると、第2次世界大戦前は、出生月による差が大きく、平成元年以降の傾向とは異なり、1~3月に高く6月に低い傾向のまま推移していた。戦後から昭和39年までは、戦前と同様に1~3月が高く6月が低かったが、出生月による差は少なくなってきた。昭和45年以降では、出生月による出生率の差は、ほとんどない状態である。(図3)》とある。https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo-4 /syussyo1-2.html

私は昭和22年生まれだが、同級生に早生まれが多いのはなぜだろうと思っていた。水のせいであったことを中村先生の記事で納得した。昔はみんな井戸水を使っていた、ということだ。あらためて「自然が大事」。

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70代でも妊娠します

以前の記事で、「パキスタンのフンザ渓谷では100歳越えの老人はざらにいて、しかも60代や70代で妊娠する女性も珍しくない」と書いた。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n8a3a1c7d19f1
この記述に対して、特に反発も同意もなかった。それはこの記事の主眼が、「健康にとってきれいな水は極めて重要だ」ということであって、「女性は60代でも70代でも妊娠するんだ」ということがメインの主張ではなかったからだろう。
しかし今回の記事では、これにフォーカスしたい。つまり、女性は通常考えられているよりかなり高齢でも出産できる可能性があることを紹介しよう。

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「70歳で妊娠」のニュースはけっこう多い


保江邦夫先生の話。
「『置かれた場所で咲きなさい』の著書で有名なシスター渡辺和子さん(1927~2016)は、お母さんがかなり高齢になってから生まれたんです。
シスターのお父さんは陸軍中将の渡辺錠太郎で、二・二六事件で暗殺されました。シスターが9歳のとき、自宅の居間にいるお父さんが青年将校に襲撃され、44発の銃弾を打ちこまれた。それをシスターは、わずか1mの距離で目の当たりにしました。どれほどショックだったことか。その話をシスターから直接聞きました。
いや、今はその話がしたいのではありません。高齢出産の話です。シスターのお父さんは陸軍の連隊長ですから、全国あちこちに赴任します。あるとき、家族連れで北海道の旭川に転勤になった。奥さんもそれなりに高齢ですから、もう妊娠することはないと思っていた。しかし、ごく普通に夫婦の営みをしていると、妊娠してしまった。奥さんは「年甲斐もない」と恥ずかしがったといいます。
これ、僕は旭川の水が影響したと見ています。旭川を横断する石狩川の水には春先には大量の雪解け水が含まれている。それが高齢のお母さんに「春」をもたらした。
同様の経験を僕もしています。
僕は大学の博士課程のときに結婚したけれども、数年経っても子供がなかなかできなかった。それで、岡山にある実家の僕の親戚が「子供はまだか。なぜできないんだ」みたいなことを妻本人に露骨に言うわけです。今ならハラスメントということになるだろうけどね。僕らも努力しなかったわけじゃない。病院に行っていろいろ調べた。すると、妻の排卵がうまくいってないことが分かった。それで排卵誘発剤を飲んだりして、妻はその副作用でつらい思いをしていた。
そんなとき、スイスのジュネーブ大学物理学科に講師として招かれた。妻とともに渡欧して、ジュネーブに住むことになった。すると、妻はすぐに妊娠した。そのとき僕は喜ぶだけで、なぜ妊娠できたのか深く考えてもいなかった。
あるとき、産婦人科の定期検査に僕が付き添っていくと、待合室に日本人女性がいた。年のころ60代後半くらいの上品な女性だった。ジュネーブに日本人がいると、ただそれだけで声をかけたくなるものなんです。それは向こうも同じだったと見えて、話しかけられた。「おめでたですか?」
「ええ、妻が今、診てもらっています。あなたは、娘さんが?」
するとそのご婦人は頬を赤らめて「いえ、私が。お恥ずかしい話ですが」
驚いたのはもちろんだけど、続けて聞いたこの女性の話で、僕はもっと驚いてしまった。
この人は在ジュネーブ国連全権大使の夫人だった。日本から国連のそういう機関に派遣される人というのは、どこかの省庁を一度退職して、その後のセカンドキャリアとして派遣されているものだから、60代とか70代であることが多い。だからその奥さんも同じような年齢ということになる。で、ジュネーブに赴任するにあたって、大使およびその夫人には外務省からレクチャーがある。「子供ができるので気を付けてください」と。
こういうレクチャーというのは、先任者の経験であり教訓なんです。つまり、ジュネーブに派遣される大使は、先代の夫人も先々代の夫人も、ことごとく妊娠してしまった。「もう閉経しているし妊娠なんてありえない」と皆真剣に取り合わないで、話半分に笑って聞くんですが、しかし実際妊娠してから驚くことになる。レクチャーは本当だったと。
この秘密は、ジュネーブの水にあります。
僕はスイス市の水道局に行って、職員にどのように水を作っているのか聞いてみた。普通、一アジア人がこんなところに行って質問しても相手にされないだろうけど、こういうときにはジュネーブ大学物理学科講師という肩書が役に立った。ちゃんと資料を見せて答えてくれた。
モンブランの雪解け水が川になって流れてきて、それが地下水として染み出て、その伏流水をそのままポンプでくみ上げて、水道水として供してると。濾過も塩素添加もフッ素添加もない。川床の砂地を濾過された雪解け水がポンプでもう一度くみ上げられて、そのまま各家庭に届く。ほぼ雪解け水そのものです。もちろん水質の検査をしていて、何も問題ない。
では、なぜ雪解け水を飲むと子供が生まれるのか。これは、なぜ種が春先に発芽するのに秋には発芽しないのか、という問題と相似形をなしています。春と秋、気温や水温などの条件はほとんど同じなんです。でも春には発芽して秋には発芽しない。一体何が違うのか。
雪解けの水だから発芽するんです。春先には山で雪解けの水が溶けて、それが種子に到達して初めて発芽する。水といえば、単なるH2Oということになっているけど、そうじゃない。雪解け水は、H2Oという単なる1分子ではなくて、複数のH2Oが10個くらいつらなってクラスターを形成している。しかしこのクラスター連結は、夏になって強い紫外線を受けるようになると切断される。だから秋は水の分子が細かい。これが春先の水と秋の水の違いです。
ということは、雪解けの水を卵子や種子に与えることは”命の息吹”そのものということになります」

今、日本の水道水は危機に瀕している。以前、イーテックの小野さんと主催した水の講演会でも話したけど、従来の緩速濾過方式の水道局はどんどん減っていて、急速濾過に切り替える自治体が増えている。急速濾過でアルミ添加し、さらに塩素消毒した液体は、もはや飲み水ではなく、死んだ水です。こんな水に発芽を促したり女性の妊孕性を高めたりする効果はない。
しかしかつての日本はそうではなかった。現在、雪解け水の伏流水をそのまま水道水として供するのはスイスのジュネーブだけだが、かつての日本には同じことをしている水道局がかなりあった。だから実際100年前の日本は、月別出生率で大きな違いがあった
雪解け水が山から溶け出てくるのは何月ですか?
だんだん温かくなる3月、4月、5月頃ですね。で、その水が川になって流れてきて、僕らの口に入ります。そのタイミングで、男と女が行為をする。行為で妊娠したとして、それから出産までは10か月。
するとどうなりますか?1月、2月、3月頃に出産が多いはずですね。
そう、以下のグラフをみてください。

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https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo-4/syussyo1-2.html

敗戦までは、1月、2月、3月の出生数が明らかに多かった。しかし、戦後になって明らかにそういう月別の違いがなくなった。死んだ水を飲むようになったからです。

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少しでも水質をよくしようという努力があるのは好ましいことだ。でも、そんなの付け焼刃だよ。
急速濾過をやめて緩速濾過に戻すとか、当局がもっと根本的なことをしないといけない。
それどころか、水道局がどんどん外資に買われているのが現状なのだから、もうこの国はダメかもしれない。

【参考】『路傍の奇跡』(保江邦夫著)


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