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田中宇的深読み楽観論 [現状把握]

In Deepの最新記事「世界保健機構が「事実上の世界政府」に:新しいパンデミック条約によりWHOはあらゆる国家への健康規制を直接指示することができる組織へと肥大」https://indeep.jp/the-who-new-treaty-content/。「パンデミック条約」は、「大リセット」に向けた大きな一歩です。In Deep氏は新しい野蛮主義の時代を開いた西側諸国にべったりと寄り添い、時期はいつかはわからないですが、金融危機、食糧危機、エネルギー危機、そして恐慌時代に西側と共に入りこもうとしている。/・・・太平洋戦争の時は「日本が敗戦するまで誰もそれに気づかなかった」ということが仮にあったとした場合、今度も同じなのかなという気もします。/気づいた時には、今回の WHO の条約のような「新しい支配システム」に取り入れられて身動きがとれなくなっているのかもしれません。/国家としての日本はともかく、私たち個人としては、そこに対応する方法を考えて生きるしかないのですかね。》と、悲観的です。

一方、田中宇氏の最新記事「人類を怒らせるための大リセット 」https://tanakanews.com/220529WEF.htmは、は、「大リセット」のインチキ性を指摘した上で、「いずればれるのに何故そんな馬鹿げたことをするのか」について深読みします。その結論は楽観的です。昨日とりあげた「行政調査新聞」、日本は、早ければ今秋、たぶん年末、どんなに遅くなっても来春には力強く羽ばたく。その力強さは想像を絶するものになる。》https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-05-29-2に通底します。私もその可能性を信じて進みたいと思います。

《ダボス会議を主催する世界経済フォーラム(WEF)は、これらの温暖化対策やコロナ対策などをひっくるめて「大リセット」と呼んでいる。大リセットとしてはこのほか、食肉用の家畜の飼育は温室効果ガスの発生を増やすので、温暖化対策として人類に対し、家畜の肉でなく昆虫を食べることを奨励する試みとか、食糧難への対策として遺伝子組み換え作物の育成を世界的に奨励して人類に食わせる試みなどが出ている。人々は、インチキな温暖化対策やコロナ対策の口実で上からの監視下に置かれ、人権侵害や行動制限を強められ、尊厳を剥奪された状況で、肉ではなく昆虫を食べるようになり、遺伝子組み換えされていない食料は金持ち専用になる。人々が選挙で選んだ政治家はWHOや国連・世界政府に国家主権を奪われ、世界政府の正体不明な国際官僚(とその背後の米諜報界?)が覇権や権力を握る。おかしいぞと声を上げる者たちは陰謀論者やテロリストのレッテルを貼られて抹殺される。それが大リセットの全体像だ。》

《・・・WEFやエリートたちはなぜこんな馬鹿げたことをしているのか・・・》

エリートが推進する大リセットは、人々を怒らせ、エリートを敵視させるためのものでもある。怒った人々は、左派・民主党でなく右派ポピュリズム・トランプ共和党のもとに結集する。米国では今年の中間選挙も2024年の総選挙(大統領選)も、共和党やトランプの勝ちになり、米国は反エリート・大リセット反対・中国敵視の右派ポピュリズムの国になっていく。ナショナリズムが強くなり、国権をWHOに譲り渡すパンデミック条約を離脱する。米国の覇権運営を担当してきたエリートたちは力を失い、マスコミは化けの皮が剥がれて信用失墜し、覇権放棄が進行し、QTでドルが崩壊して多極化が進む。》

《欧州ではオルバンのハンガリーが右派ポピュリズムであり、トランプを支持している。フランスのルペンは今回負けたが、いずれフランスも右派ポピュリズムになる。ハンガリーみたいな国があちこちで出てくる。欧州は、右派ポピュリズムに席巻されエリートが失権すると、対米従属やロシア敵視をやめて自立していく。WHOによる国権の剥奪は阻止される。大リセットは、右派ポピュリズムによって潰され、乗り越えられるために存在している。大リセットがひどいディストピアを描き出すほど、右派ポピュリズムが鼓舞される。各国はナショナリズムを強め、国権剥奪のパンデミック条約を壊していく。》

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