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新・mespesadoさん講義(144)円安をどう考えるか [mespesado理論]

円安をどう考えるか、mespesadoさんの考えを知りたいと思っていたところで、ありがたいです。考え方の枠組みが整います。

《米国債券の金利が高い限り、投資家の世界の都合で円安が続くというだけのことであり、これがあまりに高じれば、物価水準の比較(購買力平価)であまりに乖離が生じ、円安の程度にも限度があると思うので、このまま円が暴落と言うことはあり得ない》という基本を踏まえつつ、為替の円安という要素による輸入物価の高騰は、・・・・・政府が支出を増やして(消費税を減らすことも同じ効果アリ)補填すれば済む》が、世界的な気候異常による食糧危機や電力危機・・・こちらの要因による「資源不足」の方は、いくら輸入者にオカネを刷って補助しても意味が無い。・・・円を刷れば刷るほど円の価値が暴落して為替がその分だけ円安になって意味が無くなる》。要するに、日米金利差による円安と、世界的な資源不足による円安は分けて考えなくてはならない。》ということでスッキリ整理ができました。このことを踏まえた上で、それでは今後どうなるか、どうするか。

mespesadoさん:スペースコロニーによる食糧生産計画」のような、これまでのやり方をぶち破る発想による新たな展開の可能性・・・それはまた逆に、マドモアゼル・愛さんの最新動画「ポーランド・ブルガリアへのガス停止」https://www.youtube.com/watch?v=emlOaOhkch0 での発想に通じるように私の中では思えました。《エネルギーが、誰かが管理するというところから、自分が、自分の手に負えるところでのエネルギーが作れるというような時代がやっぱり来ないと、人間のほんとうの自由っていうのもなかなかできないと思うんですね。特に食べ物の面でも、こういうの(窓際に置いた水耕栽培)があるのとないのでは時代に対する心構えというか、いざという時の危機管理ということにもつながるという意味で、ただ緑を愛でて喜びそれを食すというこれまでなかったライフスタイル、心の伴ったライフスタイルということが、ほんとうのエコということになっていくというふうに思うんです・・・》こんなコメントが寄せられていました。エーゲ海の虹/この2年強、今までの人生で一番元気な気がします。自分の意思を持って生きている感じが 強いからかもしれません。世の中が こんな感じだと逆に個が強くなるのかもしれません。私も庭の野草を楽しんで食べるのと 少し野菜作りにトライし始めました[わーい(嬉しい顔)][黒ハート]

そうすると、昨日の田中宇氏いずれ日本もロシアや中国への敵視をやめて非米側に鞍替えし、中露との貿易が円建てになる。その前に日本は、米国の中国敵視強化に巻き込まれていったん破綻させられるかもしれないが、それ先取りするために、日銀のQE継続で異様な円安の進行が容認される自滅策が敢行されているのかもしれない。》というのもポジティブに見えてきます。

mespesadoさんの後に、今回の円安の歴史的な経過とその構造」「長周新聞」)を転載しておきます。長いですが基本的なところが理解できます。

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