粡町商店街チラシ問題(2) [議会]
21日、午前中10時からの全員協議会の後、吹雪の中、改築工事が完成したばかりの置賜行政事務組合の養護老人ホーム「南陽やすらぎ荘」を見学、通常ならそこで日程終了のところ、昼食後1時からの再開です。議題は「粡町商店街チラシ問題」のみ。議長の進行の様子では、冒頭から私が退席した上での議論の予定だったようですが、その前にということで発言を求め、午後にまで時間を取らせてしまったことを詫びるとともに、事を荒立てずにウヤムヤにしようかとも思っていた問題について、公の問題として取り上げていただいた事に対しての感謝の意を表しました。
あらかじめこちら側の説明資料として、吉村県知事への質問状を議長に直接渡していたのですが、机上に配布されていたのは新聞折込チラシのコピー2枚だけでした。知事への質問は、本来この席に対して向けられるべきだったはずであることに後で気づくことになります。県から「今回の判断は市の意向なので、県が答える立場ではない」との返答があったわけで、その時点で当然南陽市長宛に替えるべきだったのですが、大変な思いをするのが担当職員であることは目に見えていたし、事を荒立てたくないという思いがあっておとなしくしていたのでした。あの質問に対してどう考えるかについては、この場で議論してもらうのが本来のはずで、そのために配布してもらうよう午前中議長に渡しておいたのですが、どういうわけかそれが果たされず、私の経過説明の中で読み上げることになってしまいました。そのためそこで波乱が起きました。資料がみんなの手元にあればそうは考えなかったのですが、配布なっていないのでしっかり読んで伝えねばなりません。マスクをつけて読むのは息苦しい上、何より声がこもって聞きにくいにちがいない、その思いがあって読んでる途中でマスクを下げたところ、「マスクを下げるな」の声があったのです。そこからやらずもがなのやり取りになって、それが最後まで尾を引いてしまい、本来なされるべき質問書をめぐっての議論からも、遠ざかってしまう結果になってしまいました。
私の経過説明の後、議長に促されて長老議員より私に対する問題点の指摘がなされました。その中で何度も「嘘つき」呼ばわりされるのが不本意で、説明させてほしいと言ったのですが取り上げてもらえず、ここでも紛糾することになりました。長老議員の説明だけではよくわからなかったのですが、その後の発言も含めて思えば、次の2点が問題だということだったようです。
①2回目のチラシは、市に届けて了解を得たチラシ内容と違う。→担当課に「同じだ」と嘘をついたとの指摘。
②QRコードのリンク先が、ワクチン推進の県や市とは異なる「反ワクチン接種」の内容であり、補助金をそのために使うのは補助金の趣旨に反する。→「公金の悪用」、「やりたかったら自前の金で」、「高岡染店の宣伝になっていない」等々の指摘。
①に関しては、チラシのオモテ面は届出通りであり、ウラ面については、「もし何か付け加えることがあれば」と会員に呼びかけてあったので、変更あって当然。アトリエBさんもメッセージを付け加えています。いちいちそこまで了解得るなどは思いもしないことです。嘘つき呼ばわりは全く言いがかりです。担当課長をわざわざ呼びつけてそのことを確認。だいぶこのことに拘りがあったようで、それでも納得できないような発言もありました。
②に関しては、まさに知事への質問状の中身に関わります。すなわち、1.チラシの各店内容まで問題にするのか、 2.「ワクチン接種はよく考えて」及びQRコードリンク先の内容が、「コロナ対応商店街販売促進緊急支援事業」の趣旨にどう反するのか、3.「言論の自由」に照らしてどうなのか、この3点です。
肝心なこの3点については全く取り上げられず、私は私で、「コロナの問題については、これまでいろんな場で申し上げてきたわけで、その思いはおわかりいただいているはず。その必死の思いの延長上での今回のチラシである事をご理解いただきたい」ということに集中してしまい、肝心な質問書をめぐる議論に踏み込めなかった反省は残ります。
ほぼ1時間経ったところで退席を促され、階下の議員控室で呼び出されるのを待つことになりました。(つづく)
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