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「時間はゆったり流れていた」昔の食生活 [わが家史]

この頃何につけ「昔は豊かだった」と思うことが多い。とりわけ思う食生活。

8人家族だった。決して豊かな家ではなかったが、ずっと引き継がれてきた伝統が生きていた。いつの頃からか台所で食べるようになってしまったが、祖父母のいる時代は、一つの部屋に食膳を用意し、それぞれ決まった席に食器、箸を並べるのが子供の役割だった。料理は祖母の役割だった。食材は主に近くの店(まるみやさん)から求めたが、野菜を積んだリアカーを引いてくるおばちゃん(島貫さん)がいた。御用聞きにまわる魚屋のおにいちゃん(さぶちゃん)がいた。一週間に一度くらい、仙台で仕入れた海産物を運んでくるおじちゃん(扇やさん)もいた。板垣退助の百円札とジャラジャラ金の入った祖母の財布が目に浮かぶ。みな長生きの叔母たちは口を揃えて「ばばちゃのおかげ」と言う。どこでどう変わってしまったのだろう。どんどん「餌」に近づいているような気がしてならない。せめて朝飯だけでも、と祖母の作った味噌汁を思いうかべて作っている。

鈴木宣弘氏の衝撃的題名に惹かれて読んだのが昨年の11月だった。(『世界で最初に飢えるのは日本』(鈴木宣弘)を読む(付・一般質問通告書)https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-11-22-1)鈴木著の趣旨に沿った日経記事が出た。もう過去の「豊かな食生活」など望むべくもないのだろうか。時間はゆったり流れていた・・・そう思うのは、年のせいだけだろうか。

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米沢興譲館高校同窓会 [日記、雑感]

興譲館同窓会2023.9.16 .jpg令和5年米沢興譲館同窓会に宮内支部長の立場で出席してきました。左の写真同じテーブル、左から斎藤榮助米沢支部長、横山彰人東京支部長、中川勉関西支部長、田林皓一宮城支部長。中川、田林君は同級生です。中川君とは卒業以来はじめて。同じクラスになったこともなかったけれども、支部長会議の時から2次会まで、共通の話題も多く親しくいろいろ話したのに、高校時代の顔がどうしても浮かばない。むこうはこっちを思い出してくれたようだが、こっちは悶々としたまま別れた。実は、昨日の記事(https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-09-16-2)と坪内氏の文章、同じ同級生の木村武雄の息子政信君にもし会えればとコピーして持って行っていたのだが、なんと中川君の実家が木村武雄宅の真向かい(免許町)で政信君とは兄弟のようにして育ったとのこと。今日(17日)政信君と会うことになっているとのことで、そのコピーを託したのだが、それでも昔の顔が出てこない。それが米沢から宮内に向かう帰りの車の中で忽然とその顔が浮かんできた! 中川君、これを読んでたらごめん、高校時代のプクッとしたかわいらしい童顔を思い浮かべながら書いてます。

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「米国の覇権を裏で牛耳っている英国はピンはねで生きて世界を搾取してきた」←キモ [田中宇]

《米国は従来方式のウクライナ国内での代理戦争で勝てないため、ウクライナが米NATOからもらったミサイルや無人機を散発的にロシア国内の奥深くまで撃ち込み、露軍が迎撃しきれなかった分がロシアの軍民の施設を破壊する新戦法を2-3か月前から採っている。/これまでは、ウクライナが米国の許可無く勝手に米国製兵器を露本土に撃ち込んでいることになっていたが、最近ブリンケンがこの撃ち込みについて、推奨しないが反対せず容認すると述べた。米国はウクライナに失地回復戦をやらせる代理戦争から、ロシアを戦場にする直接戦争に微妙に近づいている。 /露政界では強硬派がプーチン大統領に「これまでのようにウクライナだけを相手にするのでなく、米国も敵とみなす戦争に入るべきだ」とせっついている。プーチンはまだ動いていない。のらりくらり。こちらも微妙だ。》《この米露双方の微妙な動きは、すでに決着がついているウクライナ戦争を長期化していく。開戦当初から、プーチンと米政府中枢(ブリンケンやサリバンなど隠れ多極主義者たち)の両方が、超厳しい対露経済制裁によって米国側と非米側に世界経済を分断し、非米側が発展して米国側が自滅する世界体制の長期化・固定化を模索し続けてきた。/今回ブリンケンが発表した中露敵視の米長期戦略は、中露やBRICSなど非米側を結束させ、非米側の発展と米国側の自滅を引き起こす隠れ多極主義の戦略だ。プーチンは、怒ったふりをして実は大喜びでこの戦略に呼応する。》

ブリンケンは、今回の方針提起で中国と対立すると言いつつ、台湾に全く言及していない。米国が台湾独立を正式に支持すると、米中は核戦争を含む本格戦争になりうるし、台湾が戦場になって破滅する。 /米国は、そこまでのやる気がなく、米中の経済関係を断絶して米国側の経済を自滅させていくだけの策だ。ブリンケンは就任直後から、その手の中国敵視を続けてきた。》《中国は、米国側と経済を断絶しても、発展が続く非米側で食っていける。対照的に米国側は、中国や非米側との経済関係を断絶したら衰退するばかりだ。米側マスコミは中国経済が破綻しつつあると喧伝するが、経済の悪化は中国より米欧の方がひどい。 /米欧は実体経済が悪化しているのに金融相場が粉飾によってバブルが維持されており、米国経済は良いという大ウソが喧伝されている。中国は金融が悪化しても覇権崩壊しないが、米国は金融が悪化すると覇権崩壊する。》

米国は今後もインフレが悪化し続けることがほぼ確実だ。インフレが悪化し続けると米連銀FRBが利上げし、長期金利が上がって金融バブルが崩壊する。それを引き起こさずバブルを延命させることが必要だ。
インフレがさらに悪化すると、すでに不況になっている米実体経済がもっと悪化するが、米側マスコミは歪曲的な経済報道を続け、金融相場の高値が維持され、人々がそれを軽信する状況が続く。》

中露は、米国側を敵視していない。米国側が中露を敵視するから、中露は対応を余儀なくされている。米国が中露敵視をやめれば世界は平和になる。/中露が全体主義だと言うなら、バイデン政権の米国の方が全体主義だ。米民主党は、選挙不正を連発し、多くの愚劣なリベラル策で米国を自滅させている。独仏はポピュリストを不当に抑圧するエリート独裁だし、日本は官僚独裁体制だ。中国は1党独裁だが、ロシアは民主主義国だ。》

米国の中露敵視は、敵対構造を長期化し、中露が非米諸国を率いて米国抜きの世界体制を作るように仕向け、世界を多極型の覇権構造に転換させるための隠れ多極派の策である。
強くて善良な米国が覇権を持っている限り、中露など全世界が米覇権体制に満足している。だが、それでは米欧が新興諸国や途上諸国からピンはねして世界経済の成長を抑圧する体制が続いてしまう。
もともとの米国は善良だが、米国の覇権を裏で牛耳っている英国はピンはねで生きており、米国の軍産などを巻き込んで世界を搾取してきた。》《この隷属状態を覆すため、米国は911以降、過激で稚拙で理不尽な政権転覆策や中露敵視策を20年以上も続け、中露が米国を無視して新たな多極型の世界を作るように仕向けている。
この偽悪的な米国の隠れ多極主義の戦略があと何年続くと、世界の転換が完了するのか。あと3-5年ぐらいかとも思うが、「一つの時代」というなら10年ぐらいは続く必要がある。予測が難しい。》

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「王毅氏へー王道アジア主義こそ」(坪内隆彦) [日本の独立]

王毅  .jpg坪内隆彦氏の「拝啓 王毅・中国共産党中央政治局員殿ー二つのアジア主義の峻別を」を読んだ。(『クライテリオン』9月号)この書簡によって王毅氏が「王道アジア主義」に思いを致してくれることを思いゾクゾクした。坪内の言う「王道アジア主義」について、私は「置賜発アジア主義」の観点から思い続けてきた。(https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2019-02-17
王毅氏は、日本の米国追従ぶりを「頭を金髪に染めても鼻を高く整形しても西洋人にはなれない」と皮肉った。この発言を受けて米国高官は、日本人をかばうかのように「人種差別」と反応した。それに対して坪内氏は、王毅氏発言にあった「欧米人は中日韓の区別がつかない」という前段の言葉に注目する。そして岡倉天心が「東洋の美」と言い、あるいは西郷隆盛の「東洋の道義」と言った東洋的価値観による、欧米の覇道の克服をこそ目指すべきとする。曰く《私が貴殿に書簡を認める理由の一つは、かつて「新しいアジア主義」を提唱した貴殿に東洋の誇る王道思想について改めて考えていただき、貴国の外交政策を省みていただきたいからです。》王毅氏が駐日大使時代の2006年の講演「アジアの中における日中関係の果たす役割」を踏まえてである。《新しいアジア主義を提唱した貴殿には、日本に存在する王道アジア主義の系譜について理解を深めていただき、日本人が果たした役割について正当な評価をしていただきたいのです。》
日本における「王道アジア主義」の源流に在るのが旧米沢藩士宮島誠一郎であり、曽根俊虎であった。(雲井龍雄も忘れてはならない!)その精神は孫文に通底する。《「あなたがた日本民族は、欧米の覇道の文化を取り入れていると同時に、アジアの王道文化の本質をもっています。日本がこれからのち、世界の文化の前途に対して、いったい西洋の覇道の番犬となるのか、東洋の王道の干城となるか、あなたがた日本国民がよく考え、慎重に選ぶことにかかっているのです。」(「神戸高等女学校における孫文講演」1924)
木村武雄の日中国交正常化.jpgしかし1937年の日中戦争開始とともに、「覇道アジア主義」が「王道アジア主義」を追いやってゆく。そうした中、《石原莞爾は日中戦争の不拡大を主張し、東亜連盟構想を掲げました。石原の思想に共鳴した木村武雄は1939年10月、東亜連盟協会を旗揚げしました。》石原は言う。《「近時所謂日本主義が横行して形は日本に還ったが、しかし彼らの大部の心は依然西洋覇道主義者である。八紘一宇と言いながら弱者から権利を強奪せんとし、自ら強権的に指導者と言い張る。この覇道主義が如何に東亜の安定を妨げているかを静かに観察せねばならない。」(人類の前史終らんとす」1941)》
戦後、石原の遺志を背負って日中国交正常化を成し遂げたのが、わが山形二区選出代議士木村武雄だった。《木村は石原莞爾の思想を体現するために、田中角栄政権樹立に奔走し、日中国交正常化に力を尽くしました。正常化の4ヶ月後の1973年1月18日、木村は北京を訪れ、人民大会堂で周恩来と会談しています。会談は5時間にも及んだといいます。木村と対面した周恩来は、開口一番「今、日本の東亜連盟の同志はどうしていますか」と尋ねました。》周恩来にとって、日中戦争をくぐり抜けながらも、「王道アジア主義」の流れを汲む東亜連盟の同志たちは親しい人たちだったのだ。
坪内氏は訴える。《果たして現在、貴国に武力や経済力を抜きにして他国を心服させる理想、道義、そして志はあるのでしょうか。是非、歴史を踏まえつつ、真に正統たる王道は何かについて、ともに理解を深めていこうではありませんか。》!!

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プリゴジンの死は、プーチンの意志(田中宇) [ロシア]

田中宇の国際ニュース解説、会員版。「★ロシアの戦略とプリゴジンの死」https://tanakanews.com/index.html

要約:《【2023年9月13日】ロシア政府の上層部がワグネルを露軍の傘下に組み込もうとしたのに対し、プリゴジンがそれを拒否し続けたため殺し、露政府は予定通りワグネルを軍の傘下に組み込んだ。私は従来、プリゴジンはプーチンに対して強い忠誠心を持っているはずだから、プーチンがワグネルを露軍の傘下に組み込むならプリゴジンはそれに従うと考えていたが、実際はそうでなかった。》

以下ダイジェスト。

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ワクチン健康被害 10代の認定も300人に [コロナ危機]

【速報】COVID-19ワクチン健康被害 10代の認定も300人に
https://covid19-vaccine.theletter.jp/posts/42fee9c0-512d-11ee-b170-49fb01e1f03c

以下、In Deepより。(https://indeep.jp/victimization-of-teens/

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認定された十代の症状をすべて挙げますと、以下のようになっています。

十代の認定された被害者の方々の全症状

アナフィラキシー、気管支ぜんそく、心膜心筋炎、左上下肢のしびれ、無菌性髄膜炎、心筋炎、頭痛の悪化、嘔吐、倦怠感、失神、左顔面擦過傷、四肢脱力、過換気症候群、自立神経失調症、慢性頭痛の憎悪、ふるえ、意識消失、失神、血管迷走神経反射、脳震盪、外傷性歯の脱臼、歯牙破折、全身のしびれ、過呼吸、急性散在性脊髄炎、歩行困難

福島名誉教授が言われていたありとあらゆる作用」が、この 22人だけの有害事象報告でも示されています。

最も多いのは、急性の心筋炎と急性心膜炎で、以下のようになっていました。

心筋炎・心膜炎 24件

142件のうちの 24件というのは、かなりの率ですが、他の症状にも全体的に言えることですが、この心筋炎というものは、「副反応とか副作用ではない」です。

心筋は再生されないのです。生涯にわたる影響となりかねない。


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以下、「COVID-19ワクチン メディアが報じないファクト」https://covid19-vaccine.theletter.jp/ より。

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立ち上がれ!徳洲会 [徳田虎雄]

徳洲会招待状.jpg徳洲会から創立50周年記念式典の招待状が届いた。昭和48年(1973)1月のスタートという。われわれが徳田さんと出会ったのは昭和56年(1981)3月、高畠での講演会だった。8年目にしてもう9つの病院があった。置賜に病院をつくってほしくて徳田さんの追っかけが始まった。その後、庄内(余目)、新庄、山形にはできたのに置賜にはできなかった。代わりにできたのが公立置賜総合病院だ。われわれの動きを察知した県が、建設費地元負担5割予定が2割になったことで一挙に進んだ。「経営が行き詰まって徳洲会に頼ることになるかもしれない。その時は引き受ける。できるだけいい病院をつくってもらえ。」と徳田さんは言った。

全国に「獅子の会」を組織しながらの講演行脚だった。5月には南陽で講演してもらった。そこで「南陽獅子の会」ができた。会場の修道館は立ち見が出たほどだった。当時の南陽市立病院の院長もメンバーになった。その後平成3年(1991)米沢と合流して「置賜獅子の会」になって今に至る。ずっと眠っていたが、最近目を覚ました。(「置賜獅子の会」復活へ!https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-04-19-1)以心伝心、徳田さんの意思が働いているような気がしてならない。命ある徳田さんが気持ちの支えになっている。

徳洲会の理念.jpg40数年間徳洲会を見続けてきた。徳洲会の出現で、全国に「年中無休・24時間オープン」の体制が敷かれるようになった。「患者から贈り物は一切受けとらない」のが常識になった。(「徳洲会が煙たがられる最大の理由」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2013-09-23)医療界を大きく変えながら、断トツのトップにのし上がった。(「医療法人売上高、徳洲会断トツ」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-02-12-2

9月7日の「一般社団法人ワクチン問題研究会設立に関する記者会見」を見ていて、突然徳田さんを思った。徳田さんならどうするか。今こそ、徳洲会が立ち上がるべきときなのではないか。動画を見てほしい。→https://iwj.co.jp/wj/member/archives/518359

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「がんばろう!商店街」総括 [宮内]

9日、遅れ遅れになっていた粡町商店街の令和5年度総会を開くことができた。激しい議論もあって、「若い頃の宮内商工会青年部時代を思い出した」との声もあった。私は「獅子の会」を思い出していた。机を叩いての言い合いなど日常茶飯だったのだ。壁をぶち破って前進するには「言い合い」が必要なのだ。忖度しあって丸くおさめようという空気の支配下に安住しては、新しいものは始まらない。そういう意味で、そのきっかけをつくってくれたO氏に感謝。粡町商店街が確実に新たな世代に引き継がれてゆくことを実感できたいい総会だった。

1.26大銀杏.jpg1.26門前通り.jpg9日当日、総会資料を作りながら、ずっと思っていた「がんばろう!商店街」の総括を今日しなければする時がない、と思い立って書いた。労多くして実り少なかった事業を思い起こした。ただ、事業自体はたしかにそうだったが、その過程を経て今後につながるものも多い。今回の総会で議論ができたのもそのひとつと言える。

まだまだ言わねばならないこともありそうだが、以下は総会資料に載せた「経過と総括」。

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G20をどう見るか(田中宇) [現状把握]

そもそもウクライナ戦争は米国の戦争犯罪だ。ウクライナは35年前の冷戦終結までソ連の一部であり、その後もロシア人(ロシア系)が多く住み、ロシアにとって準国内だ。そこを2014年に米国が政権転覆して傀儡化し、米傀儡国から分離独立したがるロシア系を殺し続けた。・・・米国側がG20など国際社会でロシア非難決議をゴリ押しすること自体が不正行為だ。ロシアが戦犯だと言う人自身が戦犯だ。非米諸国はこの9か月で、そうした事態の本質を把握するようになった。

この9か月間で、政治的にも経済的にも、米覇権の傘下にいることの馬鹿馬鹿しさが露呈した。欧州や日本が、米国が発する大間違いな話を強制的に鵜呑みにさせられている「裸の王様の家来」みたいな拘束された阿呆であることも表出した。/非米諸国は、貧しいけど対米自立できる自由を持っていた。日欧は(国が)豊かだが不自由で洗脳された哀れな傀儡だった。G7は米洗脳マシンの監獄だ。非米諸国はそれらの状況を把握した。/ウクライナ開戦まで、米覇権傘下の端の方にいた新興諸国や途上諸国は、今や離脱し、中露やBRICSの提案で非米側としてのまとまりを強め、非米・非ドル的な決済システムを作り、米国側に洗脳されない国際政治力をつけた。

モディ首相は米国側の加圧を無視し、初日にウクライナ戦争に言及しない声明文案を発表し、他の非米諸国がすぐにそれに賛同して、米国側の反対を押し切って採択・可決してしまった。
これは米覇権に対する非米側の外交勝利だった。以前は米国側の外交力に太刀打ちできなかった非米側は、この1年で結束してかなり外交力をつけた。》

G20は、米国(G7)が中国やロシアを攻撃する場に変質し、経済議論だけのはずなのに政治議論と対立が持ち込まれた。中露はG20に頼れなくなり、自分たちを不当に敵視する米国側を除外して非米側だけで構成するBRICSや上海協力機構を重視するようになった。/BRICSや上海機構がうまく機能しているので、中露はもうG20が不要になり、G20は何も決められない荒れ放題な対立の場になっている。/しかし今回のように、米国側と非米側のどちらの外交力が強いかを知るためには、G20が興味深い碁盤だ。》

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北東アジアの安定を目指すロシアの北朝鮮支援 [田中宇]

田中宇氏の国際ニュース解説会員版「◆ロシアと北朝鮮の接近」。
要約:《【2023年9月9日】ロシアが北朝鮮を軍事支援することで、米国側は、抑止力が増した北に対して軍事挑発しにくくなり、中長期的に緊張緩和していく。北が弱い状態だと、米韓日は軍事的な現状維持を目的として北との対立を扇動し続けられたが、北が強くなると挑発策のリスクが高すぎる。米国は覇権崩壊で軍事力が低下し、日韓は、中露と和解せざるを得なくなり、中露の仲介で北とも和解していく。》

以下、ダイジェスト。

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