何故に明治維新は失敗だったのか [雲井龍雄]
11月6日予定の吟行「雄飛せよ!龍雄の詩魂」の準備をしながら、雲井龍雄をどう掬い上げるかをずっと思っています。そんな折出会った亀さんの過去ブログです。当時読んでるはずだけれども、私にとって、今読んでタイムリーです。
《何故に明治維新は失敗だったのかという理由は、前稿で紹介した「真説・日本近現代精神史vol.1」にも書かれているのだが、要するに明治維新以降の我が国の失敗は、和魂洋才で謂うところの「和魂の喪失」に尽きるとのことであり、小生もその通りだと思う。つまり、前稿で紹介した宮沢賢治についての行で、「明治維新による近代化によって和魂を失う前の日本人の精神は、「雨ニモマケズ」に出てくるこのような精神だった」とあるように、和魂を失った我々は再び和魂を取り戻すべきなのだ。》
《明治維新前の日本は〝納豆型〟の社会だったが、和魂を捨てて洋才を取り入れた以降の日本は、〝甘納豆型〟の社会に変貌を遂げてしまった》
《政府を当てにすることなく、「ずーっと働き続けること」といったことを念頭に、これからの世の中を生き抜いていくべきなのだ。》
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