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『古代史ホツマツタヱの旅 第4巻』を読む [本]

第4巻.jpg『古代史ホツマツタヱの旅 第4巻』。第5巻から読み始めたのでこれが最後。目の前のやらねばならないことを山積させつつ、衝動に駆られるように全5巻に目を通した。

著者が訪ねる神社は、これまで聞いたことのない神社名が多い。サイトで調べるといずれも由緒正しい立派な神社ばかり。それらのことごとくが「ホツマツタヱ」に関連しあっている。否応なしに「ホツマの世界」が実感される。「ホツマツタヱ」が史実に即していることはもはや論議するまでもない。記紀こそが意図をもってしたつくりものであったと納得せざるをえない。

記紀それぞれのの意図は何かについての記述がある。仏教について詳細な日本書紀については、《古代氏族の最終的な勝者、藤原氏が、日本書紀に(彼らにとって)都合の良い話を盛り込んだのかもしれない》。一方、全く仏教にふれない古事記。仏教が入ってくる以前の歴史に筋道をつけることで当時台頭してきた豪族を、天皇の血筋にあえて(無理にでも)つなげていこうと行こうとする意図が見える》

もう一つ、天照大神が男神であったことを納得させられた大事な指摘。天照大神(アマテルカミ)が女性とされたことから、后のホノコさんの居所がなくなってしまったのです。女性のアマテルカミに后は必要ないからです。ホノコさんはアマテルカミが最も愛した后でした!今はこの大切なことが忘れ去られているのです。アマテルカミにとっても、ホノコさんにとっても、とても悲しいことなのです。》

全5巻を読み通して、何の迷いもなく「ホツマの世界」に没入できるようになっている。広い世界が開けている。

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増える死者数/したたかな中国 [コロナ危機]




ところが、日本より22倍ひどいフィンランド。

https://indeep.jp/wp-content/uploads/2023/01/jp-finland-0108.jpg

「2022年は 11月までで 5,099人のコロナ死があり、2021年より 4,000人以上多かった」


《フィンランド以上にブースター接種が進んだ日本はどうなるのか、ということです。フィンランドの最新のコロナ死のデータは、人口比で日本の 22倍でした。日本の最新のコロナ死は、厚生労働省の 1月7日のデータで 463人です。22倍は、約 1万人です。つまり、日本においても、フィンランドと同率の「コロナにより 1日 1万人の方が亡くなる」という日が来ないとはいえないかもしれない》(In Deep https://indeep.jp/reset-in-finland/

一方、田中宇の国際ニュース解説会員版は「コロナ対策やめて世界経済の中心になる中国 」。

《習近平がコロナ対策を大幅に緩和したもう一つの(より大きな)理由は、中国経済の高度成長を再開するためだ。中国は今年から、コロナ対策を大幅に緩和して無規制に近づけていくので経済が再活性化する。習近平の計画は、中国経済を再活性化するだけでなく、これまで経済的に対米従属してきた状態を離脱し、米国側に依存しない非米型の経済に転換しつつ高度成長を再開したい。》

習近平は、中国人が米欧日のブランド品よりも国産品を好むよう、愛国心の煽動など再洗脳につとめている。中国はしだいに米国側から何も買わなくてもやっていけるようになっている。中国製品は品質が向上し、非米諸国で良く売れるようになった。中国は非米諸国から石油ガスなど資源類を買い、非米諸国に工業製品などを売る。中国が主導する非米諸国は、米国側の先進諸国を疎外しつつ、自分たちの側だけで経済を活性化していく。独裁を確立した習近平は、米国側と決定的に敵対して世界を見事に2分割したロシアのプーチンと協力し、世界を大転換していく。》

もしかすると中共はむしろCBDCの実験を中止し、これまで続けてきたWEFとの結託、大リセットへの参加もやめてしまうつもりなのかもしれない。中共は今回、大リセットの大黒柱であるコロナの愚策も放棄した。WEFの大リセットは米国側を自滅させるのが目的であり、米国側の自滅がもう決定的なので、中共にとって大リセットやWEFそのものが用済みになっているとも思える。》

したたかな中国です。以下は、そのことを補強する遠藤誉氏の記事。

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『古代史ホツマツタヱの旅 第3巻』を読む [本]

大きな時代の転換期をむかえている今、「世の中が変わる」とは、これまでなかった新しいものが出てくるということではない。歴史をひもとけば、新しい時代をひらくのはいつも「復古の精神」。「伝統」が大事なのは、そこに「本質」が潜んでいるから。今大事なのは「祓い」の気持ち。まとわりつくツミ、ケガレを祓い落とすことで、隠れていた「本質」が見えてくる。(馬渕睦夫「ついにこの時がきました。●●が終わりを迎えました」https://www.youtube.com/watch?v=c7XSHkzzinE
「本質」とは、途切れることのないものごとの根底にある流れ。内的必然性。《ホツマツタエの旅の魅力はいろいろありますが「記紀には触れられていないことが、旅の中でいろいろな形で現れ、それが一連の話としてつながっていくことへの面白さ」ということもあるのです。》
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『古代史ホツマツタヱの旅 第2巻』を読む [本]


《出雲神話を整理してみたいと思います。ホツマツタエは、基本的に天上界の出来事としては記されてはいません。すべて地上において現実にあった話とされています。これに対し記紀では、ソサノヲは最初に天上界から追いやられてこの国に来た神(人)として描かれています。ソサノヲの訪れた地が出雲なのです。記紀では、ソサノヲの子のオホナムチが、天上界から遣わされた使者に国譲りを約束しています。しかし、ホツマツタエでは現実の朝廷から遣わされた使者に国譲りを約束するのです。記紀とホツマツタエの決定的な違いは、出雲の記述を見る限りにおいて、神話と史実の違いということになります。ホツマツタエ的解釈からすると、記紀が、史実を神話にしてしまったために、この国の成り立ちが良く分からなくなってしまった、と言うことになります。》

記紀によって神話的世界として語られてきた伝承が、実は今われわれが生きている世界とつながる世界で、現実に起きた史実であったことが、著者の現地を訪ねる旅を通して実感させられる。このインパクトがすごい。

「魚座から水瓶座の時代に入って、思い込まされてきた世界が崩れ落ち、自身の深いところ、本当の自分の意志に従うことで道が開ける時代に代わってゆく」というマドモアゼル・愛。ホツマ世界への開眼は、まさにそのことを象徴している。

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嵐の前の静けさ? [現状把握]

田中宇の国際ニュース解説、10日ぶりにようやく会員版。こんなに時間が空いたことはない。放知技板も正月早々こんなに静かなことはかつてない。嵐の前の静けさなのだろうか。私はといえば、目の前のことに追われているので、しばらくこの状態が続いてほしい。

田中宇氏、最後をこう締めている。《上記は何度も書いている話だが、今年も来年もその先も、この件が人類と日本人にとって最も重要な話であり続ける。今後も何度も書くことになる。》どういうことか。今回記事「多極化の決定打になる中国とサウジの結託」のまとめ文。《【2023年1月6日】中露サウジが見ているのは短期やスポットの市場でない。世界の石油ガス貿易の多くは10-30年の長期契約だ。今後5-15年ぐらいで契約更新期に入る。欧米諸国が、以前と同じように契約更新できると思っていると、OPEC側から「石油ガスは人権侵害など歪曲的なレッテルを貼らない中国側に売ってしまいました。売り切れです」と言われる。米国側は石油ガスを買いにくくなっていく。25年後には、ドルの基軸性が大幅に低下している。ドル建てで売ってくれる産油国は減っていく。》エネルギー資源の自給可能な米国自身は困らない。孤立主義に向かってゆく。困るのは欧州。ゼレンスキーを支持しながら自滅への道を歩んでいる。日本はといえば、ドル崩壊まで表向きの対米従属を維持しながら、台頭する中国とこっそり親しくして、ロシアともなんとか関係を維持しつつ、将来のエネルギー源を確保している。》堅実に立ち回っている。まずは心配ない。

深層の流れを見極めながら、現実的に「これから」を考えてゆきたい。

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『古代史ホツマツタヱの旅 第1巻』を読む [本]

古代史ホツマツタエの旅 第1巻.jpg
壬申の乱で天智天皇の子大友皇子を撃ち破って天武天皇となった大海人皇子は、自らが大和朝廷の天智天皇の「実弟」となることによって、己れの出自である倭国の存在を大和朝廷に溶かし込む。こうして天武天皇は「正統」の地位を得た。その根拠たるべき書として編纂されたのが『日本書紀』だった。しかしその後、天智天皇系である藤原氏(中臣氏)は、皇位から天武の血を排除することに成功する。それ以降大海人皇子の政権奪取は「壬申の『乱』」として語られる。天武天皇の所業が「悪行(乱)」と見なされるようになった(守谷健二説)。平安朝において『日本書紀』は、神代より世にある事を記しおきけるななる日本紀などは、ただかたそばぞかし。これら(物語類)にこそ道々しく詳しき事はあらめ日本紀などはその一部分に過ぎなくて、小説のほうに正確な歴史が残っているのでしょう)》『源氏物語』(蛍の巻)と笑い軽んじられていたという。

捏造された歴史の前にある、今のわれわれのあたりまえの感覚で理解できる世界、それが「ホツマツタヱ」の世界だ。本来、神も人も同じ世界に生きている。

《そもそも天孫降臨と言うことばは、記紀のどこにものっていません。これは後の国文学者や歴史学者の造語であるということだそうです。天孫とか皇孫と言うことばは、アマテルカミの孫である、ホノアカリとニニキネのことを指しており、ニニキネが、アマテルカミのお住いになっていた伊勢の地から出発して、諸国を農地開発のために巡っていったことを、後の歴史学者が、天孫降臨と称してしまった、というのが真相だそうです。記紀の文中にある「天降る」を「天から地上に神が降る」の意味に解釈してしまい、それが天孫降臨の造語に発展してしまった、ということなのです。アマテルカミやイサナギ、イサナミは神様ではなく人間でしたから、始めから地上にいらしたわけです。》
著者は私と同時代に生きてきて、私と同じ頃「ホツマツタヱ」に出会っている。私にとってずっと気になり続けていた「ホツマ」の世界の真実を、実際に神社を訪ねながら体験的に立証してくれる。それが自然で納得がゆく。ありがたい。
《大学在学中は学生運動のさなかであったことを理由にして、真剣に勉強したこともなく、卒論すら提出していない自分が、世の中に出て、まともな学問など何もしていなかった、などという後ろめたい気持ちがそうさせたのかはよく分からないところですが、不思議とホツマツタヱを理解しようとする作業を通して、いろいろな歴史書などを読んでいくうちに、それまで学校で習った歴史や卒業後に読んだ歴史本がいろいろな形で繋がってきて、あたかもパズルを解くかのような世界に入っていったのです。こうしてホツマツタヱの旅と執筆を通して、夢中になってこのパズルを解いていくうちに、そこに現れた世界は、私のまったく知らない世界だった、というのが偽らざる感想でしょう。》
最後は次のように結ばれている。
《結論からいいますと、神社は古代に実在した国の指導者の一族を祭った場所で、それは、その神社の地に住まわれていたか、もしくはその地にゆかりのある一族のどなた様かの心(霊魂とは違うと思います)をそこにお呼びになった(勧請した)かのどちらかの縁により成り立っていると言えましょう。今は古代に実存した神々と呼ばれる指導者は、記紀において神話の世界や縄文時代という世界に閉じ込められていますが、縄文時代の発掘や研究がすすむにつれ、いずれこの方々はクローズアップされてくることと思います。まだまだ旅の途中ですが、ホツマツタヱの内容はあまりにも深く、この本を上梓してようやくその第一歩を踏み入れたにすぎないのかも知れないと思うこの頃です。どうやら日本再発見というパズルを解く楽しみは当分続いていくことになりそうです。最後に、正直なところ、私のような歴史を深く学んでいない者でも、ホツマツタヱを少しずつ理解するようになってくると、古代史の真実なるものが自然と浮かび上がってきて、それも心地よい歴史の世界に誘い込まれていくような気持にさせてくれるホツマツタヱは、きっと多くの方々にとっても魅力のある世界を提供してくれるものではないか、などと勝手に思っているこの頃です。》
十分その体験をさせていただいています。次の巻を読むのが楽しみ。
以下、読みながらピックアップ。KINDLE版はこれが便利。
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『古代史ホツマツタヱの旅 第5巻 』を読む [本]

古代史ホツマツタヱの旅 第5巻 Kindle版 .jpg
古代史ホツマツタヱの旅 第5巻 Kindle版 を読んだ。Kindle版は無料で読める。白山姫について知りたくて第5巻から入ったがいずれ全巻目を通すことになると思う。
古事記・日本書紀という色眼鏡を外したところで見えてくる自然な世界、それが「ホツマの世界」。著者の自然体を通してホツマツタエが気張らずにわかってくる。
《戦後生まれの私達は、戦前の文部省が作った国家観「国体の本義(注:「大日本帝国は、万世一系の天皇皇祖の神勅を奉じて永遠にこれを統治し給ふ」)」については、少なからず反発を覚えざるを得ないでしょう。国体の本義を読むと、あまりにも古事記・日本書紀(以下記紀と表現)にある神話を強調しすぎるがゆえに、きわめて異常な表現になっていることが、分かります。ホツマツタエでは、私達の祖先は、神話に登場する神ではなく、過去に実在した人々です。実在した人の歴史と、天から来た人(神?)の歴史では、国の歴史を考える上で、天と地の開きがあります。》ところが、《記紀編纂(八世紀)当時(奈良時代)は、天皇を中心としたきわめて宗教色の強い国家でした。それは、天皇の起源が、天から来たという話(神話)に基づいて、国家観が組み立てられていたからにほかなりません。この国家観は、歴史変遷の過程で、強弱はあったものの、第二次世界大戦での敗戦まで変わらなかった、と言っても良いのではないかと思います。》さらに、ところが、《戦争に負け、神国日本という考え方が崩壊し、民主主義となった国が、今の日本です。》さらにさらに、ところが、《民主主義が定着することは、とても良いことと思いますが、戦前の歴史観のすべてが否定されている現状は、これまた行き過ぎの面もあるかと思います。》そうして出会った「ホツマの世界」。そして神社あるいは陵という具体的な存在によって、「ホツマの世界」の真実性が立証されてゆく。《例えば、ヤマトタケ(日本武尊・やまとたける)の父、景行天皇(ヲシロワケ)が実在していたことは、天皇陵の存在からも明白ですが、戦後の教育では、全くこのことを教えていません。》その真実をその場、その神社に足を運ぶことでひとつひとつ確認してゆく。われわれと神々が同じ世界に生きている、そのことがよくわかる。
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新年を迎えて [日記、雑感]

2023.1.1.jpgずっと気持ちが慌ただしかった昨年1年間、そして年の瀬だったが、いよいよ最後の大晦日だけは、開き直ったところもあってふとした心のゆとりが生まれてありがたい1日をすごして今朝になった。そうして迎えた新年、青空もほの見えた朝だった。

昨日は2時から大祓式、茅の輪くぐり、そして直会。帰って一眠りしてから、神さまにあげる餅をつくって、なんだかんだでバタバタしながら除夜の鐘と元旦一番祈祷参列へ。終わって全社参拝して1時過ぎに戻った。圧倒的に若い人が多い。あまり寒くないので例年より多い人の出。

マスクのせいもあって挨拶を交わす人とは誰にも会うこともない、というかお互い無視し合っているのか。おかしな世の中と思うが、それがあたりまえになりつつあるのを「怖い」と思うのが正常なのかどうかもわからなくなってしまっている。ほんとうにおかしな世の中になってしまった。


↓ 31日

大晦日 胃腸横.jpg茅の輪くぐり.jpg

↓は夜。31日〜1月1日

粡町通り.jpg参拝の列.jpg年明け熊野大社.jpg元旦一番祈祷.jpg午前1時ごろ.jpg

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