SSブログ

『古代史ホツマツタヱの旅 第2巻』を読む [本]


《出雲神話を整理してみたいと思います。ホツマツタエは、基本的に天上界の出来事としては記されてはいません。すべて地上において現実にあった話とされています。これに対し記紀では、ソサノヲは最初に天上界から追いやられてこの国に来た神(人)として描かれています。ソサノヲの訪れた地が出雲なのです。記紀では、ソサノヲの子のオホナムチが、天上界から遣わされた使者に国譲りを約束しています。しかし、ホツマツタエでは現実の朝廷から遣わされた使者に国譲りを約束するのです。記紀とホツマツタエの決定的な違いは、出雲の記述を見る限りにおいて、神話と史実の違いということになります。ホツマツタエ的解釈からすると、記紀が、史実を神話にしてしまったために、この国の成り立ちが良く分からなくなってしまった、と言うことになります。》

記紀によって神話的世界として語られてきた伝承が、実は今われわれが生きている世界とつながる世界で、現実に起きた史実であったことが、著者の現地を訪ねる旅を通して実感させられる。このインパクトがすごい。

「魚座から水瓶座の時代に入って、思い込まされてきた世界が崩れ落ち、自身の深いところ、本当の自分の意志に従うことで道が開ける時代に代わってゆく」というマドモアゼル・愛。ホツマ世界への開眼は、まさにそのことを象徴している。

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: