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『DSはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする』を読む  [本]

副島 DSは第三次世界大戦にする.jpg『DSはウクライナ戦争を第3次世界大戦にする』を読んだ。時代が求めていた本だ。一気に読まされた。いち早い刊行を喜こびたい。
《今の天皇家は、昭和天皇裕仁が、ディープステイト(英と米)に騙されて、まんまと策に嵌まって、中国侵略をやらされた。(1931年9月16日の満州事変から)。さらに罠に落ちて、アジア侵略を行い、そして真珠湾攻撃までやらされた。(1941年12月8日)。そしてディープステイトの計画通りに英米を相手の戦争にまで引きずりこまれた。その前に、すでに中国戦線で10年の泥沼の戦争をしていたのだ。/日本は、英米とソビエト・中国の東西の2つの敵を作って挟み撃ちにあい、股裂き状態にされて、「北支と南方」の2つの戦線で多大の損害を出した。兵士だけで160万人、民間人200万人を入れて360万人の死者を出した。/そうやって昭和天皇を頭にしてディープステイトの術中に落ちた。だから、昭和天皇は、敗戦後は日本国憲法というアメリカが作った座敷牢に自ら入って、ひたすら、「もう騙されない。戦争はしない。象徴天皇制でいい」と堅く決意した。そして戦没者の供養のためにひたすら祈りを捧げる天皇家という自分たちの姿をはっきりさせた。この深い決意が、息子の明仁上皇・美智子上皇后、そして孫の今の徳仁天皇、雅子皇后、そしてその次の愛子天皇にまで、強い戒めとして、しっかりとつながっている。この「2度と騙されるな。平和憲法を守れ」という昭和天皇の遺訓を、私たちは何よりも大事にしないといけない。》(99-100p)
名著『神やぶれたまはず』(長谷川三千子氏著 2016)を思った。昭和208月のある一瞬―ほんの一瞬―日本国民全員の命と天皇陛下の命とは、あひ並んでホロコースト(供犠)のたきぎの上に横たはっていたのである。》とある。国民は、その一瞬が過ぎるや薪の上からたちまち降り立ち明日から生きてゆくための行動を開始した。薪の上に載った一瞬などその時だけの一瞬に過ぎかった。しかし、昭和天皇にとってはその後の生を通して背負い続けなければならなかった「永遠の一瞬」だった。今、新たな危機を前にして思う。あの一瞬は夢だったのか、はたまたあの一瞬を忘れて過ぎ去った77年の歳月が夢だったのか。
昭和天皇は、われわれにとってたちまち過ぎたあの一瞬を夢ではない現実として、薪の上から降り立つことのないまま昭和を生きて、平成の御代へとバトンを引き継がれていった。薪の上に在りつづけた昭和天皇のお姿こそが夢ではない現実ではなかったのか。国民も等しく、あの一瞬の現実に立ち還るべき時が迫っている、そう思わされる時代になった。そこからしか始まりようがないのだと、今回の副島著を読み終えてあらためて強く思う。(「『神やぶれたまはず』再々読(7)」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-05-17-5

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新・mespesadoさん講義(163)「一なるもの」 [mespesado理論]

mespesadoさんの大事な記事、見逃していました。

《今より精神性が高かったのではないかと言われている縄文時代には、別に「天皇」など居なかったのに、何万年も安定して続いたのは、実は彼らは「一なるもの」を中心に据えた思想を持っていたからではないか、と密かに思っています。》縄文以来の人類の精神史の中に「天皇」が位置付けられようとしています。それはまた、「東洋」vs「西洋」を止揚する可能性につながります。井筒俊彦の世界です(「ニセだらけの現実世界→リアルな宗教的世界」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-03-07)。折しも昨日の記事を書いて、参政党を「霊性」レベルで考え始めたところです。今後の展開、ゾクゾクしながら待ってます。(「mespesadoさん講義(4)井筒俊彦ワールドへ」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2019-12-14

suyapさん、大きな転換を図るムーブメントは、必ず賛否両論喧々諤々を伴うものです。それを逐一否定・追放していると、ムーブメントは縮み、やがて消えてしまいます。今までの日本の弱小ムーブメントはそのパターンの繰り返しだった。それを乗り越えるパワーを吸い上げられるか、これからが見ものです。》全くその通りです。

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