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米英覇権を潰す闘いに入ったロシア [ロシア]

ウクライナ開戦は、ゼニカネ経済(金融中心経済)終焉の幕開けだった。《米国側の経済自滅は、戦後ずっと続いてきた米国覇権の世界体制を終わらせる。前回の有料記事に書いたように、すでに英国は金融崩壊し始めている。これから米国も金融危機になる。冷戦後(1985年の米英金融自由化後)の米英覇権は、債券化による金融バブルで支えられてきたが、その大黒柱が崩壊していく。ウクライナ戦争は、米国のQE終了と重なる時期に開始され、米英の金融崩壊に合わせる形で展開している。冷戦後の世界経済は、米英が主導する金融システムが上位にあり、ロシアやサウジアラビア、中国など、資源類と製造業など実体経済を担当する諸国は下位で、金融面から米英に支配されてきた。この状況は2月末のウクライナ開戦後、劇的に転換した。》

主戦場は「経済」だ。軍事的大戦争にはならない。ロシアが米英を潰そうとしている。そう書くと、その主戦場は「経済」でなく「軍事」になると思いがちだ。米露が戦争し、核戦争の世界大戦になる!!。大変なことになる!!!。セルビアの親露的なブチッチ大統領などは、そのような思考回路に沿って、9月20日の国連演説で「1-2か月以内に、第2次大戦のような世界規模の戦争になる」と述べたのだろう。だが、それから2週間経ったものの、事態はそっちの方向に進んでいない。軍事的に今の焦点は「世界大戦」でなく、ドネツク州の街クラスニイ・リマンがウクライナ軍に包囲されて取られてしまったという、従来どおりの小規模な一進一退の戦闘だ。おそらく今後も、軍事的な大戦争にはならない。米英覇権を潰そうとするロシアの闘いの主戦場は、軍事でなく経済である。これは軍事と経済の両面がある「複合戦争」で、軍事はウクライナ東部に限定されているが、経済はドルの威力(基軸性)から資源類の世界市場まで幅広い。軍事の戦闘を小規模にすることで、犠牲者を少なくして、効率よく「大戦相当」の覇権転換を引き起こそうとしている。》

国民ひとりひとりが戦いの意味を認識すること、そのための総動員体制。プーチンは今回、ロシア国民に総動員をかけたが、その本質は、米英が金融崩壊していくタイミングを狙って「プーチンと露国民が総動員で米英覇権と闘って勝つ」という構図を作り、ロシア人が戦勝感や達成感を得られるようにしている。これは政治闘争だ。実際に兵士として動員する人数は多くない。プーチンは、2月末に米英がQEをやめると同時にウクライナに侵攻して世界を金融vs資源の強い対立に転換し、今回また米英が金融崩壊を加速しそうなタイミングで4州併合と露国民動員、米英覇権潰しの闘いの宣言を発し、ウクライナの戦争を覇権転換の闘いに転換している。日本など米国側の軽信者たちは「マスコミは本当のことしか報じない」というウソに絡め取られ、米国側マスコミの戦争プロパガンダを信じてしまい、本質が全く見えなくなっている。日本などの左翼リベラルは本来なら、米英覇権の世界支配を壊すロシアの闘いに賛同・参加すべきなのに、間抜けにも米英マスコミのプロパガンダを軽信し、ロシアを敵視している。大馬鹿だ。》

ロシアには西側感覚(損得経済)を超えた思想がある。→「プーチンの思想的背景」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-09-26-2

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白鷹山に「花見弘平とケネディ大統領の友情秘話」パネル [上杉鷹山]

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今朝の山形新聞に、「”昨日の敵は今日の友”(花見弘平とケネディ)」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-09-15 の記事が掲載されました。ちょうど昨日、「どうしてもしめ縄を張りたい」という斉藤喜一さんの強い願いに、息子も一緒に行って念願を叶えてきたところでした。偶然にも山頂で、斉藤会長等の登頂挑戦記事を読んで思い立たれたという米沢の後藤源元山形県議会議長(昭和14年生)とお会いしたということでした。石段整備の会長の川井栄助さんも一緒でした。鷹山公も喜んでおられての偶然のような気がしました。帰途、白鷹の大蔵寺さまに報告して喜んでいただいてきたそうです。

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「3回打った人も、せめて4回目だけはやめてくれ!」(中村篤史クリニック) [コロナ危機]

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《ワクチン接種開始前には、日本人はコロナの罹患率が世界トップレベルに低くて、驚嘆の的になっていた。しかしその『ファクターX』も、ワクチンによって吹っ飛んだ。上記のグラフを見れば、「打つたびに死んでいる」と言うことが分かるだろう。》

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プーチン大統領演説全文 [ロシア]

4州併合を宣言するプーチン大統領演説、いま世界で起きている「グローバリズムvs反グローバリズム」の根本構造がわかります。日本人は、奴隷のように黙ってこの野暮ったさを飲み込んでいる人》と皮肉られています。

《西洋は中世に植民地政策を開始し、その後、世界的な奴隷貿易、アメリカでのインディアン部族の虐殺、インドやアフリカの略奪、イギリスとフランスによる中国との戦争、アヘン貿易のための開港を強要したことを思い起こすとよいだろう。彼らがやっていたのは、民族全体を麻薬におぼれさせ、土地や資源のために民族全体を意図的に絶滅させ、人間を獣として狩るという本末転倒なことだったのだ。これは、人間の本性、真理、自由、正義に反する。
 そして私たちは、20世紀に反植民地運動を主導し、世界の多くの人々に発展の機会を与え、貧困と不平等を減らし、飢えと病気を克服したのがわが国であったことを誇りに思っている。
 このような欧米のエリートたちが、何世紀にもわたってロシア恐怖症に陥り、怒りを露わにしてきた背景には、まさに植民地支配の際に、ロシアが自らを奪われることなく、ヨーロッパ人たちに相互利益のための貿易を強いたからだということを強調したいのである。
 これは、ロシアに強力な中央集権国家を作り、正教、イスラム教、ユダヤ教、仏教の偉大な道徳的価値と、万人に開かれたロシアの文化やロシア語によって強化され、発展していったからである。
 ロシアへの介入計画が何度も立てられ、17世紀初頭の曖昧な時代と、1917年以降の衝撃の時代の両方を利用しようとしたことが知られているが、それは失敗している。
 結局、西側諸国は国家が滅んだ20世紀末にロシアの富を手に入れることに成功したのだ。当時は友人やパートナーと呼ばれていたが、実際は植民地として扱われ、さまざまなスキームで何兆円ものお金が吸い上げられた。私たちは皆、何もかも覚えていて、何も忘れてはいない。

 そしてこの数日、ドネツクとルハンスク、ケルソンとザポリージャの人々は、我々の歴史的な結束を回復するために声を上げた。ありがとうございました。(拍手)

今日に至るまで、ドイツ、日本、大韓民国などを占領し、対等な同盟国だと皮肉っている。聞け!どんな同盟なんだろう。これらの国の指導者がスパイされ、国家元首がオフィスだけでなく自宅まで盗聴されていることは全世界が知っている。本当に残念なことだ。それをする人も、奴隷のように黙ってこの野暮ったさを飲み込んでいる人も、恥ずかしくなる。》

西洋が20世紀初頭の矛盾から第一次世界大戦を経て出現したことを思い起こすに値する。第二次世界大戦の結果、アメリカは世界恐慌を克服し、世界最大の経済大国となり、世界の基軸通貨としてドルの力を地球上に印象づけることができたのである。西側諸国は、最後に崩壊し、バラバラになったソ連の遺産と資源を流用することで、1980年代の危機をほぼ克服し、危機は悪化したのである。それが事実である。
 今、矛盾のもつれから抜け出すためには、他人の富をさらに略奪し、その代償として穴を塞ぐために、主権的発展の道を選ぶロシアやその他の国家を、ぜひとも打ち砕く必要がある。もしそうならなければ、彼らはシステムを崩壊させ、すべてをそのせいにしようとするだろうし、最悪の場合、よく知られている「戦争がすべてを帳消しにする」という公式を使うことになるだろうと私は否定しない。
 ロシアは国際社会における自らの責任を理解しており、このような熱血漢を正気に戻すためにあらゆる手段を講じるつもりである。》

世界は革命的な変革期を迎えており、それは基本的なことだ。新しい開発拠点が形成されつつある。彼らはマジョリティを代表している。- 彼らは多極化の中に、自国の主権を強化する機会を見出し、それによって真の自由、歴史的展望、独立した創造的で独特な発展への権利、調和のとれたプロセスを獲得しようとする。
 欧米をはじめ、世界中に志を同じくする人たちがいて、その支持を実感している。一極集中の覇権主義に対する解放・反植民地運動が、さまざまな国や社会で展開されている。その主観は増すばかりである。この力こそが、今後の地政学的な現実を決定するのである。》

運命と歴史が我々を呼んだ戦場は、我々の民族、偉大なる歴史的ロシアのための戦場なのだ。(偉大な歴史的ロシアのために、未来の世代のために、私たちの子どもたち、孫たち、ひ孫たちのために。 私たちは彼らを奴隷化から、彼らの心と魂を不自由にしようとする怪しげな実験から守らなければならない。
 私たちは、ロシアが、私たちの民族が、私たちの言語が、私たちの文化が、歴史から消されることがないように、今日も戦っている。今日、私たちは社会全体の統合を必要としており、その統合は主権、自由、創造、正義に基づくものでなければならない。私たちの価値観は、人間性、慈悲、思いやりである。》

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新・mespesadoさん講義(184)今起きていることのいちばん根っこ [mespesado理論]

世界的にはロシア対ウクライナに発するもろもろ、国内的には円安の行方、そうした中での安倍元総理暗殺と真相究明をぼかしたままでの統一教会タタキへの狂奔、そうしたもろもろのいちばん根っこの部分、きっちり押さえておかねばなりません。

mespesadoさんは日本の搾取はより一層激しくなって、それを固定しようとする力が強まる》と見ています。そしてそれを防ぐには、国民の間に正しい貨幣論が広まることが何よりも必須》と言うのですが・・・その筋道が、私にはまだよく見えない、というのが正直のところです。

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「マスクとロックダウンは人類史で最も大きな悪影響を与えた」(In Deep) [コロナ危機]

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「「若い人はパンデミック対策で根本的に壊された」: 通常は変化がない根本的人格(ビッグファイブ)が、若い世代で大きく「劣化」したことが、研究で確認される」(In Deep)


《今でも、外ではマスクをしている人たちが多いですが、「もうどうにもならないな、これは」と正直思います。マスクの持つ強力な「人間に対して非人間の認識を導く」力を軽視しているようにしか見えません。最近の日本の社会を見ても明らかで、「人のことがどうでもよくなっている」社会になったと思います。バスなどでの小さな子どもの被害事案も根幹は同じです。「人として認識できないのだから、どうでもいい」のです。「なんか動くもの」としか思えなくなっている。この傾向は今後も拡大すると思われ、この米軍の元中佐が言う「今後数年間で、暴力事象、殺人事件が飛躍的に増加する」ことは、私もそう思います。私がこの2年半、絶対にマスクをしなかったのは、自身のサバイバルの意味もあったかもしれません。マスクは、少しずつではあっても「人の気質を変える効果」があると思っています。そして、今回の論文で知った、「若い人たちに良心性もなくなっている」ことも、今後の社会の中で顕著に出てくるのだと思います。特殊詐欺みたいなのも含めて、「被害者の痛みを何も感じない」若者がさらに多くなるか、あるいはすでに多いと思われます。人を人と思わない社会が少しずつ完成しているようです。》

開放性、協調性、良心性が「欠如」した若者たちが今後の社会を作っていくことになります。社会で一致団結して行った行動制限、マスク、社会的距離などの馬鹿馬鹿しい政策が「ブーメランとして大人に帰ってくる」と見られます。高齢者のことなんてどうでもいい社会はすぐですし、小さな子どもなんかもどうでもいいというような社会ですかね。そういうようになる可能性を 2020年以来感じ、「それはイヤだなあ」と、ずっと私はアンチ・マスクであり、アンチ行動制限であり……まあ、ワクチンは論外ですが、とにかく、若い人から自由を奪うと、その代償は社会に帰ってくると思うことはありました。今の赤ちゃんや小さな子どもたちは……まあ、いろいろとはっきり書けないですけれど、寿命的に先がわかってしまっていますから、近い未来の社会は、今の十代とか二十代とかが何とかするしかないのですが、その希望も消えつつあります。こんなに明確にこの社会の終焉が見えたことは、生きてきた中で初めてです。》

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