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寂聴さんの『場所』 [小田仁二郎]

今朝の山新の一面「談話室」、ノーベル文学賞のアニー・エルノー関連で、寂聴さんの『場所』が取り上げられている。あらためて仁二郎との「場所」を描いた「塔ノ沢」を開いた。

《はじめて裸を見せ合ったばかりだとういのに、この沈黙のもたらす言いようのない平安は何なのだろうと、私は心の芯まで湯のあたたかさにほとびてゆくようだった。》(180p)「ほとびてゆく」の言葉に、仁二郎と寂聴さんの間の空気感がこめられている。「潤びてゆく」と書くことを今知った。

11月12日に市民大学講座で小田仁二郎について話さねばならない。それまでに『にせあぽりや』復刻を果たすはずだったのに、もう間に合わない。たまたま昨日そのことを書いた手紙を見つけたところだった。

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