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「露軍の撤退は戦略的撤退」(田中宇) [ロシア]

ウクライナが攻勢に転じたような報道しきり。しかし実相は、

ウクライナでは最近、ロシア軍がハリコフ周辺の地域から撤退して統治をウクライナ側に明け渡した。ウクライナ政府はこれを受けて「これからロシアに勝っていくんだ」と宣言し、米国側マスコミは「露軍の敗北。プーチンの窮地」を喧伝している。だがよく見ると、露軍の撤退は、伸びた戦線を短くして戦争の負担を減らすための戦略的撤退と考えることができる。2月の開戦以来、露軍が負けそうだという米国側の報道は毎回この手の歪曲話である。ウクライナにおける露軍の優勢が今後も続く。 》

露敵視で自滅の道を進むドイツ、それに対して放任温存される日本。

《米多極派が日本を自滅させずに温存している理由は、プーチンが東方経済フォーラムの演説で、多極型になるこれからの世界経済の中心は東アジアだとぶち上げたのと同じものだ。ロシアが欧州と断絶してアジアの国になり、中露印など非米諸国がアジアを発展させて世界経済の中心にしていく。日本や韓国など表向きは米国側の諸国もそこに参加して実質的な非米諸国として振る舞う。日本など米国側のマスコミはこうした流れを無視し、報道上の表向き(実は妄想)は米国覇権体制が続いているが、実体として世界は多極型に転換し、中露など非米化した東アジアが世界経済の牽引役になり、日韓もそこに参加する状況になる。豪州など、今は中露を本気で敵視する諸国も、そのうち態度を変えて参加する。》

そのような多極化のシナリオのために、米国の多極派は、ウクライナを使ってロシアを挑発して開戦させ、欧州を巻き込んで強烈な対露制裁をやって世界を二分して露中に非米側を主導させ、世界の非米化と多極化を推進した。彼らは同時に日本を放任して、日本が中露との関係を維持して、非米化する東アジアの経済発展に貢献するように仕向けている。ほとんどの人が気づかないうちに日本は米国の差し金で非米化している。 》

認知戦に騙されてはならない。

欧米日では世論のほとんどが親ウクライナ反露であるかのように見えるが、豪アデレード大学の学者が、世界のツイッター上の520万件の親ウクライナ反露の英語の書き込みを調べたところ、アカウントの特徴などから、60-80%が人間が書いたものでなくAIによって機械的に書かれた「ボット」であることが判明した。私のウクライナ関連記事を誹謗中傷してくるツイッターの書き込みの中にも、ボットと思われるものが多数ある。今や世の中で「世論」と言われるものの多くは、SNSのボットや、マスコミ権威筋がばらまくプロパガンダなどによるインチキな歪曲である。歪曲によって実際の現状がよく見えなくなっている中で、世界の覇権転換が進んでいる。》

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新・mespesadoさん講義(180)「浅い思考」と「深い思考」 [mespesado理論]

三橋貴明氏は言う、《なぜ、抜本的改革が間違っているのか。理由は、人間の脳が「社会全体」の複雑な構成要素、関係等を全て把握できるほど、容量がないためです。・・・だから、やめときなさい。過去から続いてきたものは、とりあえずは「マシ」という理由で続いている。ならば、どうにもならない部分だけメンテナンス(保守)する方が、グレートリセットよりもはるかにマシだろ。/ というのが、エドモンド・バーク以来の「保守主義」だと思うのですよ。》私も「保守主義」者のつもりでいます。mespesadoさんは、「西洋人の思考パターンvs聖人とよばれる人」の対比に視点をずらして何が浅い思考で何が本質を見抜いた思考かを見抜く眼力を養うことが一番大切なんじゃないかな》という結論。「浅い思考vs深い思考」、状況に合わせて変転極まりないのが「浅い思考」、いつまでも色褪せないのが「深い思考」。「ほんたうのほんたう」を求める深い思考。→「新・mespesadoさん講義(109)「真理」への道」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-12-29

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