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新・mespesadoさん講義(109)「真理」への道 [mespesado理論]

長い文章ですが、3つの段落に分けることができました。①高市早苗氏の限界 ②「心の底から納得する」姿勢が基本 ③「納得する心」は「支配欲」を超える→スピリチュアルな「真理」に通ずる?

宮沢賢治102778.jpg「ほんたうのほんたう」を求め続けた宮沢賢治に重なりました。→「新・mespesadoさん講義(24)価値観の相転移」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-03-25-2

さらに、吉本隆明小田仁二郎へとリンクしました。→「追悼・吉本隆明さん(5) 「ほんたうのほんたう」の到達点」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2012-04-08/「この師ありてこそ——田島賢亮(4)小田仁二郎」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2016-02-19-2

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635:mespesado :2021/12/28 (Tue) 12:57:58

①高市早苗氏の限界

「泣いて生まれてきたけれど」というブログの最新エントリー↓
https://ameblo.jp/sunamerio/entry-12717520525.html

↑で紹介されている12月2日のツイートの中に

https://twitter.com/Cd4JKmcjEmsdwbO/status/1466420697098600455

ピケ@Cd4JKmcjEmsdwbO
> #高市早苗 さん
> 私の周りでもワクチンの副反応で死亡した若い男性、接種3日後脳梗塞で
> 半身不随になった高齢の男性の話を聞いてます。デマではないです。
> 8月に接種した従姉妹はまだ腕が痒いと言っています。
> 接種煽らず、そもそものこのワクチンについて考え直して下さい。

というのがあったので、高市さんが何か発言したのかな、と思って見に行ったら、高市さんの同日のツイートに次のものがあった↓
https://twitter.com/takaichi_sanae/status/1466405976555220996

高市早苗@takaichi_sanae
> オミクロン株確認前でしたが、厚労省幹部に「3回目の接種を前倒しする
> べきだ」と意見しましたが、厚労省は「8ヶ月」と譲らず。「科学的知見に
> 基づいて、厚労省が8ヶ月の効果に責任を持つということか?」と確認し
> ました。見直すのなら結構なことですが、科学的に説明して欲しいもの
> です。

↑むむ?!高市さんもワ○チ○推進派か?でも、政治家は当然のようにポジショントークがあるから、そのまま彼女の本心とは限らない。ホンネはいずこに?ということで探したら、高市さんの「コラム」に次のような記事があった↓
https://www.sanae.gr.jp/column_detail1355.html

「2021・11・22・走り続けて4カ月経過」というから一月ほど前の記事。
>  総裁選挙時は、直前に接種した2回目のワクチンの副反応で全身の関
> 節痛が続き、大量の鎮痛剤を1~2時間おきに服用しながら、何とか候
> 補者討論会だけは出席するという散々な状態で、せっかく応援して下さ
> った国会議員の皆様には大迷惑をおかけしました。

 おお!高市さんも打っちゃった人だったんですね。で、副反応が出たと。

>  テレビやネット討論でも、足や手指関節の痛みを緩和するために出演
> 直前に4錠もロキソニンを服用していたので、常に頭がボーっとしてい
> て、司会者のご質問や他の候補者の方のご発言を瞬時に理解することが
> できず、恐らく番組の趣旨と噛み合わない発言をしていたのだろうと思
> います。

 これは…。で、なぜ打ったのか、というと…

>  奈良県の接種券を持っていても、東京のかかりつけ医の病院では病院
> 立地地域の区民優先ということでワクチン接種を受けることができず、
> 職域接種を待つしかなく、1回目のワクチン接種が盆明けになり、2回
> 目の接種タイミングが総裁選挙直前となりました。

>  1回目の副反応もキツかったことから2回目の接種は随分迷ったので
> すが、万が一、私が感染して他の候補者に感染させてしまっては自民党
> 総裁選挙を台無しにしてしまいますので、思い切って接種しました。

>  総裁選挙の最終日1日だけは副反応が改善し、かなり楽になりました。
> 来年には3回目の追加接種が必要なのでしょうが、時期をよく考えて仕
> 事で周囲に迷惑をかけないようにしようと思います。

 う~む。マスコミを真に受けて接種、というわけではなく、「コロナに感染したら他に迷惑が及ぶから」という、彼女らしい「利他的」な思いから打った、ということのようですね。
 しかし、高市さんについては、積極財政にまつわる貨幣論についても思ったことですが、積極財政という方向性については正しい認識を持ってはいるが、貨幣論の「真髄」のところを理解していないから、コロナ禍のような緊急時に限定的な積極財政論にとどまってしまっているのが不満だったのと同じことがワ○チ○論についても見られるようで、残念です。つまり、ワ○チ○や特効薬IVMが体内でどのような現象を生じさせるのか、というメカニズムの、ほんのさわりだけでも理解していれば、「感染を防ぐためにワ○チ○を接種する」などと、「ワ○チ○を打つという使命感」に燃えたようなことを言ったり行ったりするはずがない。あるいは、もし「本当のことを言うな」と背中を誰かに脅されていたのだとしても、ギリギリで彼らの脅しを躱しながら、それとなく危険であることのメッセージを込めたような文章になるはずだし、そもそも最初の12月2日のツイートにあるような厚労省への要望などするはずがないと思うのです。
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②「心の底から納得する」姿勢が基本

 さて、本掲示板で、「自分より他人を先に」といったような「利己より利他」の問題が提起されていますが、この主張って、一見正論のように見えますが、どうもそこは本質じゃない、ということが今回のコロナ騒ぎで見えてきてしまったのではないかな、と思います。つまり、いくら「善意」で利己より利他に基いて行動しても、基礎的な事実の部分で誤った認識のままでいたら、その利他精神がかえって害毒を及ぼしてしまうこともある、ということを。前にも書きましたが、最近「民主主義」が「愚民」による「衆愚政治」になっていることへの批判から戦前の「君主主義」に戻るべき、という主張を一部で見かけますが、これも「利己より利他」という価値観だけで世の中がうまく回るのであれば、特に日本の天皇は仁徳天皇の説話を持ち出すまでも無く、歴代天皇は「利他」の帝王学を身に付けてますからうまくいく「大正解」だと思います。しかし実際は「君主」やその取り巻きが「正しい知識」を持てるとは限らないのですから、やはり「君主主義」というだけでは世の中がうまく行くとは限らないわけですね。
 では、何が本質なのか。「そりゃ正しい知識を持つことだよ」という人がいるかもしれないけれども、じゃあその正しい知識ってどうやって持てばいいのか?また、正しい知識さえ持てばそれでいいのか?
 前者については例えば今回のようなコロナ禍では知識とは医学の分野の知識のことを言いますが、医学に土地勘のある人は少ない。そもそも医学に限らず「科学」と聞いただけでしり込みする人が多く、相反する情報が「正しい科学」という名の下に氾濫している中で、自分で彼らの主張する「結論」だけを見たって、正誤の判断がつかないのにどうやって「正しい知識」を持てばいいのか?それに、正しい知識、というけれど、自然科学なんて、いつでも発展途上。だから、今日正しいと思われていたことが明日間違いでしたということになるなんて日常茶飯事。だから例え優れた専門家の言うことだってそのまま真に受けるのは危険です。
 また、後者については、いわゆるDS、PEの連中は、そりゃワ○チ○について「正しい知識」を持っているからこそ人々を騙せるんで、じゃあ彼らは正しい知識を持っているからということで、大勢の人を騙すことが正当化されるのか?
 実は、ものごとの本質は「納得する心」なのではないのか。それも「心の底から」納得すること。この「納得する心」を持ち続ければ、例え専門家の意見が正反対に分かれていても、かれらに「その主張の根拠は?」という質問を「自分が真に納得できる」まで繰り返すことによって、いつかは自分にとって納得できる結論が得られるようになります。その「問答」を根気をもってし続ける忍耐力と、相手の話にちゃんと耳を傾けて聴くことに、ややこしい専門分野の「土地勘」は要りません。本来なら誰にでもできることです。


③「納得する心」は「支配欲」を超える→スピリチュアルな「真理」に通ずる?

 さて、
 https://grnba.bbs.fc2.com/reply/16580696/936/ のシ・サワットさんの書き込みにある
> 母はずっと他人の世話にあけくれ、そのストレスか大病も患い、あれだ
> け世話をしても誰も病気になっても心配もしてくれなくて冷たいし、や
> っても感謝も何もないと大きくなった私に〇〇節を延々とどまるとこな
> く言っていた。

というのも、せっかくの利他的に行動しても何も返って来ないことに自分で納得していなかったがゆえの「ぼやき」なのではないか?
 つまり、この場合、利他的な行動をしたんだから、相手もそれ相応に(自分に対してでなくてもいいから)利他的な行動で世間に返して欲しかった、でもそれがかなわなかった、という不満ですよね、根底にあるのは。つまり、これは、一見他人の為に奉仕するという「善」を行っているように見えながら、実は相手に対して「私と同じく利他的な行為をするべきだ」という思いを持つ、言い換えると、相手を思想的に「支配」しているわけです。実は、この「支配」というものがクセモノで、いわゆる左翼思想に「ポリコレ」というのがありますが、これは、ものごとに独りよがりな「善悪」のレッテルを張り、それ自体が「善悪」という外部の評価でしかないものを、さも絶対のものであるかに見做し、その絶対的な善悪を基準にして「悪」なるものを「善」なる自分達が思想的に「支配」し、それが高じて実力で「物理的に」支配したものが「共産主義国家」なわけです。一方、昨今のパワーエリート達によるNWOの世界支配も、「資源の無駄遣い」という彼らによる独りよがりの「悪」を「善」なる自分たちがカネと権力で「無駄飯喰らい」ごとまるまるやっつける、つまり支配しようとしているわけで、共産主義国家とやってることは同じこと。
 で、「支配」って、「自分が納得する」ことと何の関係がありますか?ってことなんです。カネ儲けも結局はカネの力で思い通りにしたいという支配欲そのものですよね。そして極限までカネ持ちになると、支配欲がむき出しになって、今回の人口削減みたいなことをやろうとするところに行きつくわけです。この「支配欲」って多分弱肉強食の生物学的な進化の成れの果てで人間が持っている本能なんでしょう。でも、人間のような「知的生命体」が持っている「知性」、より具体的には「納得する心」って、そんなものを超越した何かを感じます。一方で、「利他の精神」とは、以前も書いたように、「通婚可能な自分の子孫の将来の配偶者を確保する」本能と整合性があるので、進化論的にも説明が付くのでしょう。だからこそ、ほとんどの人は、利他的な行動を取ると、この「本能」によって心地よくなるわけです。ですが、この「利他精神」に「納得する心」が伴わないと、間違った認識で利他の精神を発揮させて、逆に人類を滅亡させてしまい、「通婚可能な自分の子孫の将来の配偶者を確保する」ことができなくなってしまう可能性がある。「支配欲」も同様で、超短期的には支配した方が競争に勝つから生き延びるけれども、それだけを追求しただけでは逆に自分たち少数の人間だけが生き残るだけなので、通婚可能な個体が足りなくなって近親相姦でうまく子孫が生き残れず、結局は滅亡してしまう。
 つまり、人間の「支配欲」や「利他の精神」というのは、従来の進化論のような超短期的な自然淘汰の結果として説明・正当化はできるけれども、それだけだと長期的には滅亡してしまうことがあるのを、知性というか「納得する心」というものが「長期的な」子孫繁栄を促す働きをしている、ということなのではないか、と思うのです。
 私は↑で、いわゆるスピリチュアルな世界で「真理」と言われていることがらには敢えて触れないで説明してきましたが、それは、ものごとの「真相」に到達するまでのルートが違うだけのことであり、究極は同じところに到達するんじゃないかな、とも思っています。そういうわけで、最近増えてきたスピリチュアルに関する書き込み、大いに参考にさせていただきたいと思っています。

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