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ウクライナ電撃訪問の影(藤井聡) [ロシア]

昨日(4月6日)の山形新聞「直言」欄。藤井聡京都大大学院教授の「ウクライナ電撃訪問の影ーロシアとの長期的外交に影響」。

岸田総理とゼレンスキー大統領の共同声明「ウクライナ全土からの即時かつ無条件の撤退」について、《この共同声明は日本の対ロ外交の大きな転換をもたらす。なぜならウクライナ全土にはクリミアも含まれているからだ。これまで日本はクリミア問題に関して米国などと異なり、ロシアに対して比較的寛容な立場をとってきた。G7で唯一NATO加盟国ではないと同時に、北方領土問題まで抱えていたからである。・・・これは日本がロシアにとって米国やNATOと同様に「ロシアと全面的な”準”戦争状態」に突入することになったのだ。・・・その結果、今回の電撃訪問は北方領土の返還交渉を全て破壊することとなった。安倍晋三内閣が積み上げてきた経済や資源についての協力関係もまたご破算となる可能性が一気に拡大した。・・・日本はロシアという”準”友好国を失ったのである。・・・空気だけで動く総理外交は国家を地獄に導く。それをわれわれは太平洋戦争で学んだはずだ。しかし日本人はいまだ反省をできないでいるようである。

以下、スプートニクより、「親日のロシア」。

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