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田中宇氏が解く「ネタニヤフのすっきりした顔」 [現状把握]

「「ネタニヤフのすっきりした顔」をどう読むか」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-10-09-1のつづきです。

《イスラエルは窮地に陥っているが、この状況はネタニヤフ自身が誘発した意図的な策略でないかと私は考えている。ネタニヤフは、ハマスが攻めてくるのを知りながら放置した疑いがある。/ネタニヤフは、ハマスに侵攻させ、人質を取られることで、わざとイスラエルを弱い立場に追い込み、アラブ諸国や中露の仲裁で、ハマスやヒズボラ、イランと和解せざるを得ない状況を作っているのでないか。》

イスラエルは今回の交渉の構図を使って、アラブだけでなくイランとも和解していける。入植者たちは反対しにくい。/米国は何もやってくれない。今回の仲裁役になれそうなアラブ連盟の代表が真っ先に訪問したのはモスクワだった。イスラエルがアラブ、イランと和解していけるとしたら、それはロシアや中国が作った非米側の枠組みの中でだ。/この和解がうまくいくと、米国の中東覇権はさらに失われ、中東はイスラエルを含む形で非米側の一員になっていく。》

イスラエルは、国家滅亡のハルマゲドンを避けてうまく非米化していけるのでないかと私は期待している。ユダヤ人は世界運営にとって重要なので、プーチンや習近平もイスラエル存続を望んでいるはずだ。》

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