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「近代文明の本質」(維新の会批判/国民民主党への期待) [緊急事態条項]

mespesadoさん紹介の「菊池さんという方の長編の哲学的論考」https://twitter.com/kikuchi_8/status/1464374139402088451から拾い書きしました。読みつつ、書いておかねばならないことに思い至ったのでそのことから書きます。

やすえちゃん2021.11.26.jpg26日、舟山康江議員も出席して南陽市後援会の会合がありました。国民民主党と維新の会の接近が大きな問題になりました。維新の会と一緒に動くようならこの会から離れざるを得ない、との強硬意見も出ました。以下、やすえちゃんの弁明です。《自民党もダメ、野党もダメと言っているところで、特に大阪を中心として、まさに改革という心地のいいことを言いつづけてきた日本維新の会があのように大きく躍進したのではないのかなと思っています。ただちなみに、山形県におきましては維新がさほど伸びてはいない。やはり多分これは、冗談ではなくですね、明治維新の記憶が東北のわれわれには残っているんじゃあないかと思うんですよね。維新にしてやられた、みたいなね。そういったところもあって、維新はそんな・(?)・もっと言えば、2012年とか2013年には、このあたりには維新全国的にけっこう支持率が高かったんです。それを考えると、今回、維新躍進躍進と言ってる割には大して躍進していないというのも事実ですので、報道にごまかされない方がいいかなと思っております。・・・・・国民民主党の立ち位置についていま非常に疑念を持たれている、こんな状況にあると思っております。その発端は、選挙戦の翌日、11月1日に毎日新聞に「国民民主党、維新との連携を模索」といった、こういうふうな報道が出たことがひとつの発端ではないのかなと思っています。実はこの時に、玉木代表は一言も維新との連携ということは言っておりません。そういう中でこの報道に対して、抗議をしまして、訂正記事も出ております。玉木さんが言ったのは、ひとつは、立憲、共産、国民と衆議院の国会対策でいつも連携していたんですね。要は、与党に対して野党で、国会運営にあたって連携をしていくというところで、衆議院では、立憲、共産、国民が連携しておりました。そこの枠組みから抜けますと言ったことがひとつ、そしてその上で、どの党とも等距離で、まさに、今回まがりなりにも議席を増やさせていただいたのはやっぱり自分たちの「対決よりも解決」改革中道路線が一定程度評価いただいた、という中でまさに、立憲、共産の枠組みから外れて、その中立の立ち位置に立ち、どこの党とも政策本位で連携していきたいと、その中に維新も入るのかというところで、維新にも連携を呼びかけていきたいというところが、まさに維新との協力連携というふうに報道なにった。そういうことでありまして、繰り返しになりますけれども、抗議の結果、それが訂正をされ、それを書いた記者は担当を外されて飛ばされたということもありますので、あらためて今日申し上げたいのは、もうそれ以上でもそれ以下でもありません。政策本位で、まさにどの党とも等距離でしっかりと連携をしていく、政策実現に向けて動いていくというこれだけでありますので、維新と共同会派を組むとか、維新と行動を共にするとかということは一切ございませんし、私自身も特に、山形においてはさっき言ったように維新の票は全く伸びていないわけですから、そういう中で、変な話、維新と組めばものすごくお得かも(?)という話があれば、ほんとにもういろんな野心を持ってそういうこともありうるかもしれませんけれども、特にそういった状況もない中で、維新と組むということはありえません。》ただ、ガソリン価格高騰の中での「トリガー条項凍結解除」に向けた法案提出について、日本維新の会と調整に入ったことが付け加えられた。(ガソリン高騰にリッター25.1円課税引き下げ「トリガー条項凍結解除」法案提出で国民と維新が調整

実は「菊池さんという方」の議論を読みつつ思ったのが「新自由主義(ネオリベ)の権化」ともいうべき「維新の会」だった。「近代文明の本質」としての「効率第一主義」、それにどっぷりはまる維新の会。今まさに問題にすべきがそれなのだ。その意味で「維新の会」アレルギーは正常な感覚だ。そんなわけで、やすえちゃんの言葉をきっちり記しておきたかった。

もう一つの維新の会への危惧が「改憲」志向。いまその先に見えるのが「緊急事態条項」で、「占領憲法」問題は一義性を失っている。国民民主党の踏ん張りどころだ。維新の会に巻き込まれてはならない。菊池氏は言う、《緊急事態条項は憲法を停止し政府に独裁的権限を与える。改憲を絶対に許してはならない。》ここの26日の記事でもmespesadoさんが、中村篤史医師の意見を紹介しつつ問題にしたところだ。→https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-11-26

国民民主党政策パンフ 1.jpeg国民民主党にさらにもうひとつ言っておかねばならないのが、財源問題。政策パンフ、景気良く「積極財政」を打ち上げつつ、その財源が見えない。やすえちゃんに言ったら「ちゃんと書いてますよ」ということで、「財源の多様化」というのがそうだった。国民民主党政策パンフ 2.jpegそこには「日銀保有国債の一部永久国債化」とあるが、これでは申し訳程度でしかないし、なんのことやらわからない。思い切ってMMTを打ち出さねば何も訴えない。できもしないことを並べているだけにしか見えない。三橋貴明さんと対談して高く評価されている玉木代表はわかっているはず。いろいろ事情もあるのかもしれません。しかし今後、れいわ新選組が核となって、自民党の一部と地方組織を巻き込んだMMT旋風が吹き荒れる。そうなれば維新の会はぶっ飛びます。その風に乗れるかどうか、というより、その風を巻き起こす力になれるかどうか、国民民主党の正念場と思っています。

26日のやすえちゃんとの会合のことを書かねばと思いついて長くなったが、今記事の本題は菊池氏の議論。かなりのボリュームですが、中味も十分濃い。タイムリーで大事なことがいっぱい書いてある。太字だけでもたどってほしい。

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