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「世界の中心が米国から非米国側に移ったとき、人類は幸福になる」(田中宇) [イハトビラキ]

今朝アップした「田中宇氏、世界デビュー!」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-12-05の記事中に紹介あったモスクワHSE大学シンポジウムでの田中氏発言をDeepleで翻訳しました。田中氏の基本となる考え方がよくわかります。「世界の中心が米国から非米国側に移ったとき、人類は幸福になる」という締めの言葉にイハトビラキを思いました。

日本からのもうひとりの招待者及川幸久氏のモスクワ報告も楽しみです。→「及川幸久【X NEWS】Youtube永久バンにつき今後はXで発信!」https://twitter.com/oikawa_yukihisa/media

【追記 12.7】【緊急配信2】及川幸久×石田和靖緊急対談 ”ロシア帰国報告” 日本も孤立化?! 日露関係修復は不可能なのか?!https://www.youtube.com/watch?v=G3TuOSqj2L4


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田中宇氏、世界デビュー! [田中宇]

驚きました。

世界の分析や露政府の戦略の提案を行ってきた大学の一つに「HSE大学」(国立研究大学経済高等学院)がある。HSEはウクライナ開戦後、何度も分析書・提案書をまとめて政府に提出・公開してきた。/HSEは、さる11月30日と12月1日に、世界の多極化や非米側のあり方に関する5回目の国際会議を開いた。議題は「新たな現実下での世界多数派: 地域研究の視点から」。/私流に言い換えると「多極型世界における非米側の各地域の状況」。・・・私はこの会議に呼ばれて出席し、米国の隠れ多極主義の傾向について英語で7分間話した。・・・ロシア人を中心に、非米諸国の研究者や外交官が参加した。米国側諸国からの発表者は、日本からの私と及川幸久さんの2人だけだった。・・・米国側から日本人が2人参加したのは、HSE大学のガリーナ・タキガワ教授の尽力によるものだ。タキガワ教授とご主人の瀧川敬司・東京貿易ロシア法人代表が日本からの会議参加者を探したが、日本の学術界やマスコミなど権威筋の人々は世界やロシアに対する見方が頓珍漢でダメで、私のような肩書なしの市井人に声がかかった。》

2005年ごろから多極化を論じてきた私は、ずっと妄想屋扱いされてきた(今も?)。/だが日本など米国側が無視しているうちに、すでに世界は多極化し、ロシアでは権威筋が国を挙げて多極型世界について考察・立案している。米国側がいつまで無視するのかわからないが、多極型世界はどんどん確定していく。私でなく米国側全体が妄想屋になっている。私は至福を感じている。》

配布されたHSE大学の冊子の論文について紹介されます。以下のダイジェストは今回紹介部分の結論ともいえる箇所。私の前回アップ記事との通底を思いました。→「石城山行④ 天行居とユダヤ」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-12-03

《2.6.1 ・世界には多様な文化や文明がある。世界は本来一枚岩でなく多様なものだ。多様性を反映した方針をとる非米側(世界多数派)は、人類の自然なあり方に沿っている。対照的に米国側は、一枚岩の体制や、他者を拒否するブロック政策をとり続けている。/2.6.4 ・イデオロギーという概念そのものが、欧米文明の産物だ。欧米は20世紀から、イデオロギーやその他の分野で世界を席巻支配してきたが、これは世界のあり方を歪曲してきた。・・・2.10 ・世界多数派(非米側)は反欧米の考え方でない。あらゆる覇権やグローバル化の概念・モデルから人々を解放する考え方である。米国だけでなく、中国の覇権もダメだと。・・・★米国が言っていた「文明の衝突」と正反対の「文明の協調」をめざす非米側。

まだ続きます。楽しみです。

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