鶴岡行(長南年恵さん) [宥明上人]
早々に朝食を済ませ、タクシーに来てもらって3キロほど離れた南岳寺へ。タクシーの運転手さん、長南年恵さんのこと全然ご存知ない、話したらびっくりしていました。
日差しの気持ちのいい青空の下、堂守さんが打ち水をしておられます。「どうぞ上がってご参拝ください」とのことでお堂の中に寄せていただいて参拝してきました。東向きのお堂なので背中に朝の太陽が当たり、長南さんに暖かく包み込まれるような感じでゆっくりのひとときを過ごすことができました。
お堂の中にはペットボトルがぎっしり並んでいます。お願い事を書く机が用意され、小さな短冊に願い事と日付住所氏名を書き込んで右側の壁に下げるようになっています。1枚50円で小さな賽銭箱が用意されています。すべてが善意で満たされているようで気持ちのいい空間でした。
長南会という全国的な組織があります。→https://www.ne.jp/asahi/chonan/kenkyu/《2001年全国長南会ホームページ公開・・・2006年鶴岡市般若寺で長南年恵100年祭》とあり、今年7月には「全国長南会通信」74回目が発行されています。先日このサイトを知り、長南年恵さん特集もあっていろいろ知ることができました。
待ってもらったタクシーでお墓のある般若寺に向かいました。ここからホテルまでは歩いて10分足らずなのでタクシーはここまで。3000円ちょっとでした。
立派な寺でした。藤沢作品の舞台にもなっているようです。寺のおばさまに案内していただきました。長南家、すぐ手前にあって墓石が立ち並び、立派な家柄がうかがえます。ひとまわり高い年恵さんの墓石で「贈大講義長南年恵刀自墓」と大書されています。花がきれいに手向けられてありました。今も大事にされているのです。気持ちよく参拝できました。本堂に上がってお礼してきました。
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