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キッシンジャーの時代錯誤 [現状把握]

キッシンジャー中国訪問.jpgキッシンジャーの中国訪問が伝えられた。→「ついにキッシンジャーが訪中」http://grnba.jp/index.html#ao07201 しかし時代は、キッシンジャーの「実用政治(リアルポリティック)」を超えたところで動いている。

《習近平は、ヘンリー・キッシンジャーが最近生誕100周年を迎え、中国を100回以上訪問していることを思い起こし、今回の訪問は「特別な意義がある」と述べた。「中国人民は長年の友人を忘れることはなく、中米関係は常にヘンリー・キッシンジャーの名前と結びついている」と習近平は伝えた。/もちろん、ヘンリー・キッシンジャーは確かに「長年の友人」であり、彼がいなければ今日の中国は存在しなかっただろう。しかし習近平は、現在のヘンリー・キッシンジャーの立場が、半世紀前の彼自身の意見とあまり変わらないことに気づかざるを得ない。当時、ヘンリー・キッシンジャーは北京とモスクワの対立にチャンスを見出し、見事にそのチャンスをつかんだ。『エコノミスト』誌のインタビューの引用だが、彼は再びこう語っている。「私は中国をよく言うロシアの指導者に会ったことがない。ロシアをよく言う中国の指導者に会ったこともない」とヘンリー・キッシンジャーは今年5月に語っている。ロシアと中国の関係にとって悪いニュースであることは間違いない。しかし、そうであったとしても、結局のところ、ロシアと中国は現実政治の本質を学び、自分たちの関係において独自に適用できるようになったのである。だから、ヘンリー・キッシンジャーとその潜在的支持者には、かつてのように中露間にくさびを打ち込む十分な機会はもはやない。少なくとも、ジョー・バイデンのような政権の下では。》https://ameblo.jp/yamatokokoro500/entry-12813141436.html

木村武雄の日中国交正常化.jpgあらためて私の関心は、田中角栄・木村武雄による対中国国交回復とニクソン・キッシンジャーによる対中国国交回復の理念の違いに向く。→『木村武雄の日中国交正常化』(坪内隆彦)を読むhttps://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-02-01-1

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