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新・mespesadoさん講義(200)情報満載 [mespesado理論]

しとりごと(独言) 第2部 part2にmespesadoさんが貴重な情報を盛りだくさん寄せてくださっています。

247の中からピックアップしました↓ 。まさに全体主義の中に生きていることを日々実感させられています。・・・いつか笑って振り返る時が来ることを思いつつ。

《・ナチスに加担した人々は、根っからの悪人であったわけではなく、自分自身で思考することなく、ただナチスに従っただけでした。アーレント(ドイツ出身ユダヤ人の哲学者)は、この自らは思考停止して何かに従う行為その
ものを「凡庸な悪」と称し、これこそが全体主義の正体であると主張しました。同調圧力に屈することは、それだけで全体主義へつながる悪になりえる危険なことなのです。
・ナチス支配下でも、このような「凡庸な悪」に抵抗した人々は少数ですが存在しました。ナチス体制に協力せず、公的な生活に関与することを拒んだ人々です。ナチス支配下では、公然とした反対運動は死を意味しますから、表だって行動はできません。しかし彼らは、ナチスに協力しないという抵抗を示すことで、全体主義に抵抗したのです。
・これらの人々は、「大多数の人々からは無責任と批判されたのですが、あえて自分の頭で判断しようとした唯一の人々だったのです」。「凡庸な悪」と「善」を分ける境界は、自分自身で考えるかどうか、つまり判断の基準を
自分の内部に持っているかどうかであったわけです。》

・全体主義に抵抗するためには、行動の基準を全体に合わせるのではなく、自分自身に合わせないといけません。》

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