SSブログ

BRICS首脳会議に注目! [田中宇]

田中宇の国際ニュース解説「日米韓豪の中国敵視は茶番から自滅に」https://tanakanews.com/230822japan.htm。要約:【2023年8月22日】8月18日に日米韓の首脳が米キャンプデービッドで開いたサミットは、3か国が結束して中国の台頭・脅威に対抗する決意を示す意味があったと喧伝されている。だが、会合で取り決めた声明文を見ていくと、中国の「脅威」「悪さ」についての十分な指摘すらできていないことがわかる。 》

以下ダイジェスト↓  

《中国(中共)を非難する事案といえば従来、新疆ウイグル自治区や香港での人権侵害や民主破壊が米側で喧伝されていた。それらの分野の状況は今も変わっていない(香港民主化はもともと英国による茶番劇)。だが、今回の米日韓サミットにおいて、それらの批判は姿を消している。米日韓が中国を非難したのは、すでに底が抜けて無効な南シナ海問題だけだった。茶番ばかり。戦うなら、もっとちゃんとやれよ。
そもそも中国の台頭がもたらす世界の多極化、非米化は、人類を豊かにするし、平和にする。米国は戦争ばかりしているが、中国はトウ小平以降、戦争していない。途上諸国を借金漬けにして搾取した頻度は中国より米欧の方がはるかに高い。米国側がやっている歪曲に基づく中国敵視は、中国を非米側の雄にして強化してしまう隠れ多極主義的な策略になっている。》

米国側の諸国は、米国から加圧されて中露を非難しており、米国の「同盟国」でなく「傀儡国」である。米国側には、国家主権がなく、今後は資源もない。崩壊寸前の金融バブルだけ。昔は先進国が途上諸国より上位だったが、今やすっかり逆転した。米国側は、非米側に馬鹿にされる存在に成り下がっている。
米国側は、もう非米側に勝てないのに、まだ「地政学的競争」とか言って、勝ち目があるかのように書いている。だが、どうやって勝つかは書かれていない。どんな競争になっているかすら明確にされていない。非米側が金資源本位制を形成しつつあることも無視されている。負け組確定。》

ロシアとの経済関係を断絶させられ、石油ガスが不足して経済破綻が続いているドイツなど欧州は、米国との同盟関係を続けていると経済を自滅させられる先例を示した。今後は、日韓豪などアジア側の同盟諸国が、中国を相手に同じような目にあわされていく。
中国もロシアも、米同盟諸国にとって脅威といえるほどの存在でないのだが、脅威の分析からして米同盟諸国の専門家たちは米国から洗脳歪曲させられ、まっとうな判断ができなくなっている。脅威でないものを脅威だと言って敵視する大間違いの連続をやらされ、細かく管理されて自滅させられていく。米国の隠れ多極主義が巧妙に機能している。》《この流れがどんどん進む前に、米国金融が破綻してくれたら対米従属できなくなって良いのにと、4.2%から4.3%に上がった10年もの米国債金利を見ながら祈っている。 》

BRICS PAY 誕生なるhttp://grnba.jp/index.html#ao08231金融証券システム経済から実物中心経済への移行の節目としてのBRICS首脳会議に注目!→2023.8.22BRICS首脳会議 直前情報: 新通貨はどうなる?【及川幸久−BREAKING−】https://www.youtube.com/watch?v=Z8YgF324Sc0

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

習近平は今や「世界皇帝」 [田中宇]

そんなバカな・・・しかしそのうち、なるほどそうか。そんな田中氏の議論。世界をまるごと掴み取り、そんな感じ。

《2020年にコロナが世界に広がった後、WHOは欧米を中心に各国政府の国権を剥奪し、WHOが各国に置いたの代理人(コロナツァー)が感染対策の名のもとに都市閉鎖などの超愚策を行なって欧米諸国の経済を自滅させた。
学校閉鎖やマスク義務を強要された欧米や日本の子供たちは、意味もなく発育や知能の発達を阻害され、一つの世代が丸ごと劣った状態に陥れられた。コロナは、今後の先進諸国の発展を長期的に抑止する策になっている。》《習近平も強烈な都市閉鎖やゼロコロナ策を延々と続け、中国経済を自滅させた。中国の子供たちも、意味もなく発育を阻害された。だがその一方で、中国における習近平の権力は大幅に増強された。中国の覇権拡大による利得は、1世代破滅による損失より大きい。/トウ小平からコロナまでの中共は、中国経済を高度成長させることが政治正統性だった。だから2020年初めのコロナの開始時、習近平が経済を全面停止するのもかまわず中国の大半を都市閉鎖したのを見て、私は「これは大変な病気なのだ」と思った。だが私は騙されていた。/実のところ習近平は、コロナの開始とともに、中国経済の高度成長を中共の最優先事項にするのをやめていた。習近平はその後、自分の独裁を強化してトウ小平以来の経済重視路線を踏襲したがる他の党幹部たちの権力を削ぎつつ、経済成長の実態や目標に関する経済指標の発表をどんどん縮小した。》

習近平はコロナ前から一帯一路など中国覇権拡大の動きをしており、多極化の主人公としてふさわしかった。ふさわしいというよりも、彼はそのために出てきた人だ。》《習近平は、米国の隠れ多極派が期待したとおり、国内での独裁完成後、世界を多極化する策を全速力で見事に推進し始めた。この展開のタイミングの良さから見ても、新型コロナは米国の多極派が習近平の権力を強化するために起こした感じがする。/コロナ対策を使った独裁強化により、習近平は今や世界に対して強大な覇権を持つ「世界皇帝」になっている。不慮の事件がない限り、習近平はあと15年ぐらい世界皇帝であり続ける。その間に米国側は覇権喪失して大きく衰退し、世界は習近平主導の非米側が「資源本位制」の経済体制を確立していく。》《日中関係もコロナ後、気づいてみると明治以来の日本の優位がすべて吹き飛び、古代の中華帝国と「倭人」ぐらいの優劣関係に戻っている。》

ドイツの右派のAfD議員はゲイツを人道犯罪者として訴追すべきだと言っている。AfDはWHOによる国権の剥奪も拒否すべきだと言っている。全く正しい。しかし、いずれも実現しないだろう。すでに世界皇帝の強力な覇権が構築されている。/ドイツは、新型コロナでも温暖化対策でもウクライナ戦争でも、経済の自滅策をぎゅうぎゅうやらされて破綻している。いずれAfDが政権を取り、世界皇帝の新世界秩序に楯突いたら、待ってましたとばかりにドイツは狙い撃ちされてパンデミ条約で国権を剥奪され、経済の自滅を加速させられる。》

世界皇帝は、楯突いてくるあらゆる国の国権を剥奪できる。すごい世界体制が出来上がっている。米国より習近平の方がはるかに非寛容。私は、これまでの米国覇権下で誹謗中傷されるだけで平然と記事を書き続けられた。だが今後はわからない。その前に、まず日本が完全な「中共傀儡国」になる必要があるが。自民党ががんばれば何とか自立していられるか?。マスコミや左翼に邪魔されそう。安倍晋三が生きてたらうまくやったのに・・・。だから殺したわけね。安倍が殺されたのは安倍自身のせいだと騒いでたマスコミは誰の手下なの?》

頭がガーンとやられた。組み立て直し。・・・「自然(じねん)」を基本に。

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:blog

進む多極化→ぶざまなままの日本「あと百年ぐらいかな」 [田中宇]

プリゴジンは以前から「ロシアはすでに決定的に勝っており、ウクライナはこれを覆せない。露政府は戦勝と戦争(特殊作戦)の終結を宣言してドンバスの再建に注力すべきだ」と言っていた。露政府(プーチン)が戦勝と戦争終結を宣言するなら、プリゴジンはワグネルが英雄扱いされつつ政府軍に吸収されることを了承しただろう。/しかし、プーチンは戦勝や戦争終結を宣言しなかった。金融バブル本位制の米国側と、金資源本位制の非米側が世界的に鋭く対立するウクライナ戦争の構図が長期化するほど、ロシアなど非米側が強くなり、結束して米国側から覇権を奪って多極型の新世界秩序を作るようになる。米国覇権はバブル崩壊する。/プーチンはこの策を推進するため、ウクライナ戦争の構図を長期化する必要があり、勝利や戦争終結を宣言するわけにいかなかった。本当はすでに勝っているのだが、勝ってないことにする必要があった。》《プーチンは戦勝や終戦を宣言しなかっただけでなく、プリゴジンの不満を利用して反乱の騒動を誘発し、米国側が「ロシアは反乱が起きるほど弱体化している」と間違った喧伝をするように仕向けた。/プーチンとプリゴジンは30年前からの親密な関係だから、プーチンは「勝ってないことにする」自分の世界戦略をプリゴジンに説明して納得してもらうこともできたはずだ。だがプーチンはそれをせず、プリゴジンが不満をつのらせ、ワグネルの軍勢を引き連れてモスクワに進軍してプーチンと直談判してわかってもらおうとする「義挙」を起こすように誘導した。/義挙は反乱とみなされ、米国側はロシアが反乱で自滅するだろうと糠喜びの大騒ぎをした。1日後、プリゴジンは自らの行動がロシアを弱体化させかねないことを悟って叛旗を降ろし、反乱の騒動は終わった。/プリゴジンは「まじ」だった。プーチンは茶番をやった。私の説は、プリゴジンとプーチンの両方による茶番劇だったという「完全茶番説」でなく、まじなプリゴジンをはめて反乱に誘導する茶番劇をプーチンがやったという「半分茶番説」である。プーチンは諜報界の人だ。プリゴジンはそうでない。
プリゴジンの反乱開始で目的が達成された後、プーチンは自分の「勝ってないことにする」戦略がプリゴジンの知るところとなるようにして叛旗を降ろさせたのかもしれない。》

米国とロシアは相互に「偽悪戦略」をやっている。米国は、諜報界が隠れ多極化策として、クラスター爆弾のウクライナ送付や、冒頭で紹介した殺人者エリオット・エイブラムスの外交宣伝顧問役就任など、偽善的で極悪な策を連発している。米国がウクライナ軍にクラスター弾を使わせて、ロシアが使ったと濡れ衣をかけて喧伝するのも極悪な偽善策だった。/ロシアはこれに対し、濡れ衣をかけられても通り一変の否定しかせず、米国から悪の濡れ衣をかけられ放題にしている。これは、すでに述べたように、米国側がロシアを敵視し続けるほど、ロシアなど非米側が強くなって米国側が弱くなるので、プーチンが意図的にやっている偽悪戦略である。前出の「勝ってないことにする」のも偽悪戦略だ。 /米国とロシアの二重の偽悪戦略によって、世界は多極化している。》

米国のクラスター弾送付に対して英国やスペインが反対を表明したが、通りいっぺんの口だけになるだろう。ドイツに至っては、外相が反対を表明したが、首相(広報官)は米国への賛意を表明するというちぐはぐさになった。独日は旧敗戦国だからぶざまな言動を割り当てられている。これまでの覇権国の米英だけでなく、今後の覇権国である中露も「戦勝国」だから、日独は多極化後もぶざまなままだ。あと百年ぐらいかな。》

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

世界の運営を米国でなく中露に任せる [田中宇]

世界の運営を米国でなく中露に任せる
要約:《【2023年6月7日】コーカサスやバルカンで、これまで覇権国だった米国は事態を不安定にするばかりだった。米覇権が低下してロシアとトルコが担当するようになると、事態は安定に向かう。ロシアと中国は密接に連絡しあっている。米国よりも、中露の方がはるかにうまく世界を安定させている。世界の運営は米国でなく中露など非米側に任せるべきだ。べきだというよりも、すでにそれが現実になっている。米国はいじわるを試みて失敗するだけだ。世界はすでに多極型になっている。》

すでに米国覇権がほぼ撤退した中東では、中国がサウジとイランの和解を仲裁し、ペルシャ湾岸地域を安定させた。中国は、米国が誘発したイエメン戦争も終わらせた。/イランとサウジは、UAEやイラクなど地域のアラブ諸国も入れた海軍どうしの協力体制を新設し、ペルシャ湾岸地域を共同で防衛しようとしている。米国が入れる余地が急速になくなっている。/米国は70年以上中東にいたが、事態はずっと不安定だった。米国が中東を不安定にしていた。 /ところが中国が入ってきたら事態が急に安定した。世界の運営は米国でなく中国に任せるべきだろう。/
イスラエルにとっても、米国より中露が中東の覇権国になった方が状況が改善する。》《コーカサスやバルカンでも、米国は事態を不安定にするばかりだった。だが、米覇権が低下してロシアとトルコが担当するようになると、事態は安定に向かう。 /ロシアと中国は密接に連絡しあっている。米国よりも、中露の方がはるかにうまく世界を安定させている。「それは違う」と思った人はマスコミ歪曲報道の軽信者である。 /世界の運営は米国でなく中露に任せるべきだ。べきだというよりも、すでにそれが現実になっている。世界の運営は、米国でなく中露(やその他の非米諸国)が手がけるようになった。 /米国はいじわるを試みて失敗するだけだ。世界はすでに多極型になっている。》《欧州や日本は米国傀儡から足抜けを許されない。しかし、東京にNATO事務所を作ってNATOと日本に中国敵視を強めさせようとする米国の案は、フランスのマクロン大統領が反対したので潰れた。NATOの決定は全会一致が必要なので、仏大統領の表明は拒否権の発動を意味する。 /日本政府は内心ほっとしているだろう。そういう機微がわからない、わかっていても伝えないマスコミは日本を自滅させる。早く潰れた方が良い。》

昨日Kindle 版でNHK 100分 de 名著 ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』」を読んだ。『ショック・ドクトリン』が見事に肚に納まった。《ロシアを悪者に仕立て上げることの最大の問題は、歯止めのない自由市場経済を目指す改革運動という、過去三〇年で最強の政治的潮流の正体について、ロシアでの一連の出来事から何が学べるのかを真剣に議論するチャンスを封じてしまうことだ。》

*   *   *   *   *

 

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

決着ついたが終わらないウクライナ戦争 [田中宇]

米政府内でも「バフムトが陥落したらウクライナの勝利が遠のき、米欧による支援継続が難しくなる」と考える傾向が強かった。バフムトは、戦争の勝敗を決める天王山だった。 ウクライナ政府は、バフムトで盛り返す反攻作戦をやるやると言いながら結局やらずに陥落に至った。これでウクライナ戦争は軍事的な決着がついた観がある。》《露政府は開戦直後から、わりと楽に勝っているのに苦戦しているふりをしたり、有能なのに無能なふりをする「偽悪戦略」をやってきた。》

米国側は、この戦争によって兵器の保有量が減って「非武装化」されていく。いずれ米国側は覇権低下でウクライナを支援できなくなり、ウクライナも非武装化される。この戦争は長期的に、ウクライナだけでなく米国側全体を非武装化する。》

軍事的な戦争が下火になっても、政治的な大騒動としてのウクライナ戦争は続く。米政府が和平に賛成しない限り、ゼレンスキーは和平をやれず、政治的な戦争状態の長期化に乗るしかない。 欧日も米傀儡なので和平しない。米国側がいう和平は、ロシアの敗北を前提とした偽善・妄想であり続ける。ゼレンスキーは「ドンバスとクリミアがウクライナに戻るなら和平する」と言い続け、露政府は邦人保護の観点からそれを拒否し続ける。/ ウクライナ戦争が続く限り、非米側の結束が進行し、世界の資源類の多くが非米側に帰属するようになる。米国側はドルのバブルがあるだけになり、いずれ金融崩壊して米覇権が消失する。多極型世界が形成され、固定化していく。 EUは分解する。日本は中露と仲良くせざるを得なくなる。マスコミ権威筋は最後までこの流れを認めない。マスコミを軽信しない人から順番に現実を理解していく。》

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:ニュース

米中戦争は起きない [田中宇]

米中戦争は起きない
要旨:《【2023年5月14日】国連安保理P5どうしが戦争しないので米中の直接戦争はない。米国は待っていれば覇権崩壊していくので、中国の方から米国を攻撃する理由もない。台湾は、中国に戦争を仕掛けたら自滅なので、米国にけしかられられても戦争しない。中国は、米国覇権が崩壊して台湾が政治交渉に乗ってきて譲歩するまで待ちたいので、台湾を攻撃して破壊したくない。直接的にも間接的にも、米中戦争は起きない。

以下全文。納得です。

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

アポロ月面着陸の事実性(田中宇) [田中宇]

2年前、アポロ11号の月面着陸はウソであったことを確信して記事を書いた。→「アポロ月面着陸」が全くのデタラメだったこと」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-05-31 ところが、田中宇氏の今回記事、アポロ着陸は、調べていくと公式説明に事実性が感じられるとともに、国家機密によって事実性の補強が阻止されていることも見えてくる。》という。《衛星通信やGPSなど、人類に多大な利便性を与え、商業的に成功した地球周回(人工衛星)の技術に比べ、月の開発や月面の利用は利得や儲けがない。 利得があるなら、アポロやルナの成功をもとに月の開発が進み、月への飛行が頻繁に行われていたはずだ。米国の資本家がいろいろ考えても月の開発は意味がなかったから、月面着陸は国威発揚で止まっている。 ロゴジンはアポロ着陸の事実性を疑う根拠としして「月面着陸が1960年代の技術でやれたのなら、その後着陸が行われていないのはおかしい」と言っているが、月面着陸は儲からないからもうやらないのだ。》たしかにそう言われるとそうだ。田中氏によると、あえて月面着陸の事実性を補強しようとしないのは、「隠れ多極主義」の策略の可能性もあるという。すごい深読み、果たしてどうなのだろうか。

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:ニュース

対米自立への模索(田中宇) [田中宇]

《日本は、そういった(欧州のような)市井からの民主的な政治転換が望めない。政権交代もない。左翼系の野党は、コロナや温暖化や中露敵視などに関して超愚策を軽信する大間抜けで、彼らが政権に就くと日本はもっと潰れるが、幸いなことに国民に支持されていない。 日本ではその代わり自民党内で、何とかうまく対米従属から抜けようとする動きが続く。米諜報界に殺された安倍晋三が作った道だ(安倍殺害は、諜報界が大統領の許可なく勝手にやった点でノルド・ストリーム爆破と同じ構図だ)。 とりあえず、G7の決定事項や米国からの要請を、表向き了承しつつ、実際は遵守しないことが重要だ。》

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

欧州を多極型世界の極の一つにする [田中宇]

《マクロンが訪中し、欧州を対米自立させて多極型世界における極の一つにするんだと言い出した。欧州エリートの多くがマクロンの動きを歓迎している。訪中後のマクロンは、欧州各国のエリートたちと目立たないように話し合い、欧州をどうやって対米自立させて世界の極の一つにしていくか考えているのだろう。欧州は先日11回目の対露制裁を発動しており、まだロシア敵視を続けている。だが、今のマクロンの動きが成功すると、欧州は米国主導のロシア敵視に乗らなくなり、中国の和平仲裁に賛成するようになる。》

国連IMFは最近、国際的なデジタル通貨(世界通貨ユニット。ユニコイン、Ü)の発行計画を発表した。世界の諸政府と中銀群と民間金融機関の集合体であるDCMAが発行し、既存の諸通貨との交換性を持つという。この手の話は浮かんでは消えてきた観もあるが、実際にドル基軸が崩壊したらこういうものが必要になるともいえる。新世界秩序は、非米側が主導する多極型世界として具現化していく。フランスもEUも、日独も、最後は米英も、そこに入っていかざるを得なくなる。》

中露とイランとパキスタンの外相がウズベクに集まって、アフガニスタンの復興について話し合っている。米国側が無茶苦茶にした世界を、非米側が立て直し始めている。中国やロシアは全く悪くない。むしろ素晴らしい。悪いのは米英とその傀儡の方である。そうした現実を全く報じず、歪曲したウソばかり報じている米国側のマスコミや権威筋も極悪である。》

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

「何十年分もの転換が数週間で起きる」それが今 [田中宇]

《(OPEC+が、日産115万バレルの石油減産を5月から実施)この減産によって、米欧は不況になっているのにインフレがぶり返し、金融救済のために利上げをやめたい米連銀(FRB)は、インフレ対策への再注力が必要になって利上げをやめられず、利上げ傾向が米欧の金融危機を再燃させ、ドルや米覇権の崩壊が早まる。サウジが米国側から非米側に転じてすっかり非米側の組織になったOPEC+は、米国側と非米側の対立激化の中、米国側の覇権やドルを潰すために今回の減産を決めた。》

台湾からは国民党の馬英九・元総裁が上海を訪問した。民進党の蔡英文・現総裁が訪米するのに時期を合わせて対抗した。来年の選挙を見据えている。台湾で米中戦争かと思ったら、そうじゃない、国共合作だという。戦争より合作の方が良いよね。国民党はまだ終わってなかった。いま国際政治経済はとても面白い。

*   *   *   *   *

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース