SSブログ

裏金問題、立件見送り [現状把握]

能登の震災ですっかり隠れてしまっていた「裏金問題」、立件見送りで決着のようです。
※参考
・「森元総理をどう見るか」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2024-01-12
・「加藤の乱→「絶対に負け戦をしてはダメ」」(岸田文雄)https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2024-01-04
・「安倍派潰しの真相」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2023-12-29
【追記 1.15】
「安倍派の裏金事件はやはり国策捜査だった!東京地検特捜部、5人衆ら派閥幹部は立件見送り〜安倍派壊滅で麻生氏ら主流3派を後押しする政治目的は達成!」https://samejimahiroshi.com/politics-abe-20240115/
*   *   *   *   *
鮫島浩ジャーナリスト『朝日新聞政治部』『政治はケンカだ!』『SAMEJIMA TIME』
東京地検特捜部の裏金捜査はそもそも麻生氏ら主流派の意向に沿って安倍派を狙い撃ちする国策捜査だった。 安倍派壊滅という政治目的を達成した以上、安倍派幹部の立件を見逃す代わりに屈服させる方が都合がよい検察は今年の自民党総裁選に向け麻生氏ら主流派の権力闘争を後押ししたのだ。 検察を「正義の味方」として持ち上げ、検察のリークをそのまま垂れ流してきたマスコミ各社も、麻生氏ら主流派の権力闘争に加担したことになる。検察べったりの報道姿勢は、時の権力者に加勢することになるのだ。マスコミの記者たちはそれに早く気づくべきである。 検察は「正義の味方」でも「国民の味方」でもない。「時の権力者の味方」であることを再認識する必要がある。

-------------------------

安倍派「裏金」、幹部聴取は週内に終結 立件見送り公算(日経)

自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は安倍派中枢幹部らの事情聴取を週内に終結させる。幹部らはパーティー収入を議員へ還流させる仕組みについて「報告を受ける立場にない」と説明。会計責任者との共謀を問うにはハードルがあり、幹部らの立件は見送られる公算が大きい。

特捜部は26日に召集する通常国会の開会前に捜査の区切りをつける方針で、週内にも派閥・議員側の刑事処分を判断するとみられる。一連の捜査は最終段階に入った。

安倍派ではパーティー収入の販売ノルマ超過分を議員側に還流させるなどし、派閥・議員側ともに政治資金収支報告書に記載していなかった。裏金は同法違反(不記載・虚偽記入)罪の公訴時効(5年)にかからない2018〜22年分で約6億円に上るとされる。

特捜部はこれまでに派閥の会計責任者を務める職員について同法違反罪で在宅のまま立件する方針を固めた。会計責任者は「記載しなければいけなかった」と違法性を認めており、裏金づくりを巡る派閥内の指揮系統の解明が焦点となっている。

事件を巡っては派閥幹部として松野博一前官房長官、萩生田光一前政調会長、西村康稔前経済産業相、高木毅前国会対策委員長、塩谷立元文部科学相、下村博文元文科相、世耕弘成前参院幹事長に対する刑事告発が出ていた。

関係者によると、特捜部は23年末に7人全員から任意で事情聴取し、幹部らはいずれも不記載への関与を否定した。幹部の一部は「還流の仕組みのあり方については(派閥会長だった)安倍晋三元首相の事案で、報告や相談を受けていない」などと説明した。

特捜部は週内に派閥幹部らを改めて聴取し、還流の仕組みや収支報告書への不記載の認識について最終確認するとみられる。再聴取を踏まえ立件の可否を検討するが、法務・検察内では会計責任者との共謀を認めるのは難しいという見方が強い。

派閥に所属する議員側は還流が多額の3人について立件する方針を固めた。特捜部は7日、パーティー収入約4800万円を収支報告書に記載しなかったとして衆院議員の池田佳隆容疑者(57)=比例東海=を同法違反(虚偽記入)容疑で逮捕した。

このほか、還流が5000万円超の大野泰正参院議員=岐阜=、4000万円超の谷川弥一衆院議員=長崎3区=についても在宅のまま立件する。立件可否の判断は、虚偽記入罪などで略式起訴された薗浦健太郎元衆院議員の約4600万円が一つの目安となっている。

特捜部は1億円を超える派閥パーティー収入の不記載が判明した二階派(志帥会)の会計責任者についても同法違反罪で在宅で立件する方針を固めている。

↓ 記事とあわせて現情況(ねじれ)をどうみればいいのか。
*   *   *   *   *
自民党「経世会=田中角栄系」と「清和会=岸信介系」と東京地検特捜部の因果関係

 http://tenson4089.blog.fc2.com/blog-entry-127.html

 自民党「経世会」「清和会」と「東京地検特捜部」
 
以下の二つのリストを比較してください。
 
●「経世会」政治家
 
(田中派)田中角栄 逮捕・起訴 ロッキード事件(←東京地検特捜部)
 
(経世会)竹下登  失脚 リクルート事件(←東京地検特捜部)
 
(経世会)金丸信  逮捕・起訴 佐川急便献金・脱税(←東京地検特捜部&国税)
 
(経世会)中村喜四郎 逮捕・起訴 ゼネコン汚職 (←東京地検特捜部)
 
(経世会)小渕恵三 (急死)(←ミステリー)
 
(経世会)鈴木宗男  懲役2年実刑、追徴金1100万円 斡旋収賄他 (←東京地検特捜部)
 
(経世会)橋本龍太郎 議員辞職 日歯連贈賄事件(←東京地検特捜部)
 
(経世会)村岡兼造  懲役10か月執行猶予3年 日歯連贈賄事件(←東京地検特捜部)
 
(経世会)二階俊博  政策秘書が虚偽記載で略式起訴罰金100万円 西松不正献金事件(←東京地検特捜部)
 
(経世会)石井一   村木厚子元厚労省局長が逮捕・起訴・無罪判決 郵便不正事件 (←大阪地検特捜部)
 
(経世会)小沢一郎  強制起訴 陸山会土地購入 (←東京地検特捜部)
 
 
●「清和会」政治家
 
(清和会)岸信介    安泰
 
(清和会) 佐藤栄作   安泰
 
(清和会)福田赳夫   安泰
 
(中曽根派)中曽根康弘 安泰
 
(清和会)安倍晋太郎  安泰
 
(宏池会)宮沢喜一   安泰
 
(清和会)森 喜朗    安泰
 
(清和会)三塚 博   安泰
 
(清和会)塩川正十郎  安泰
 
(清和会)小泉純一郎  安泰
 
(民間) 竹中平蔵     安泰
 
(清和会)尾身幸次   安泰
 
(清和会) 安倍晋三    安泰
 
(清和会) 福田康夫   安泰
 
(麻生派) 麻生太郎    安泰
 
(清和会) 中川秀直    安泰
 
(清和会) 町村 信孝   安泰
 
(清和会) 渡辺美智雄 安泰
 
(清和会) 渡辺喜美 安泰 (みんなの党)
 
(清和会) 石原慎太郎 安泰
 
(清和会) 石原伸晃 安泰
 
 
この二つのリストを比較すると直ぐわかりますが、東京地検特捜部が「国策捜査」をでっち上げて逮捕・起訴・弾圧した政治家はすべて田中角栄元首相 の流れを汲む自民党「経世会」の政治家たちだと言う事です。
 
東京地検特捜部が100名の検察官と一年以上の年月と30億円以上の税金を使って行った「国策捜査」でも起訴出来なかった小沢一郎元民主党代表 は、「第二の検察」である「東京第五検察審査会」の二度の「起訴相当」議決で「強制起訴」され現在起訴手続き中です。
 
小沢一郎元民主党代表もまた「経世会」の流れをくむ政治家なのです。 対照的に岸信介元首相の流れを汲む「清和会」の政治家たちは誰一人として「国策捜査」で摘発されずに全員が「安泰」です。
 
なぜこれほどまでに露骨に色分けされているのでしょうか?それは「清和会」をつくった岸信介元首相と「経世会」をつくったの田中角栄元首相がとった「米国との関係」「既成支配勢力との関係」の違いに根本 原因があると思われます。
 
「清和会」の岸信介元首相と米国との関係は対等や従属どころの話ではなく、彼は米国CIAに金で雇われた米国の利益代理人=エージェントだったの です。
 
このことは日本の大手マスコミは一切報道しませんが、岸信介元首相が米国CIAに雇われたエージェントであったことは情報公開された米国務省資料 や米公文書館資料で
 
すでに証明されていることです。ピューリッツア賞受賞のティム・ワイナー・ニューヨークタイムズ記者が書いた『CIA秘録上』(文藝春秋社)の第12章「自民党への秘密献金」に 詳しく書かれていますので ぜひお読みください。
 
他方「経世会」をつくった田中角栄元首相は1972年夏電撃的に中国を訪問して「日中国交正常化」を実現しました。また米石油メジャーの独占支配に抗し日本独自のエネルギーや資源の確保に向けて積極的に「日の丸外交」を展開したのです。
 
同じ時期「米中国交正常化」を秘密裏に計画していたニクソン米大統領の特別補佐官キッシンジャーは田中角栄氏に先を越されたことに烈火のごとく怒 り、 「ジャップは最悪の裏切り者」と口汚くののしったと解禁された米公文書に書かれています。
 
「ジャップは最悪の裏切り者」 72年にキッシンジャー氏 共同通信 2006/5/26 (http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/475.html 阿修羅掲示板より)
 
戦後の日本は見かけは独立国ですが実体は米国の植民地そのものであり続けてきたと思います。日本人が営々として築いてきた富は米国と日本人エージェントに収奪され続けてきたのです。 日本人の生活は米国と日本人エージェントに破壊され人権が侵害され続けてきたのです。
 
米国支配層は米国の利益を第一に考える対米従属の「清和会」政治家から首相と閣僚を選び自民党政権と自公政権をつくってきました。田中角栄氏のように米国の意向にそわない日本の国益を第一に考える独立系の「経世会」政治家が国民の広範な支持で首相となり非米的な独自政策を実 行し始めたとたん、
 
米国支配層はCIAや日本の公安警察が集めた個人秘密情報を基にして東京地検特捜部に「国策捜査」を指示して逮捕・起訴するのです。東京地検特捜部は占領軍(GHQ)が1947年に隠退蔵物資専門の「隠匿退蔵物資事件捜査部」を東京地検内につくったのが発端であり,今でも米国 CIAの指揮・命令下にあるのです
 
読売新聞を創立した正力松太郎氏はコード名「podam」「pojacpot-1」を持つCIAエージェントであったように、日本の大手マスコミ もまた米国CIAの影響下にありますので東京地検特捜部の「国策捜査」に全面協力し「世論誘導」して「何も知らない国民」をだましてきたのです。
 
東京地検特捜部による小沢一郎元民主党代表に対する異常とも言える二度の「国策捜査」や「東京第五審査会」を使った「強制起訴」の背景には、米国 と日本人エージェントの「小沢つぶし」と「民主党政権転覆」によって「新たな日本の支配・搾取体制」を確立する明確な目的があるのです。
 
「対等な日米関係」「東アジア共同体構想」「国民生活が第一」「官僚支配打破」「市場原理主義反対」を政権公約にした小沢一郎元民主党代表は、米 国支配層と日本人エージェントにとって自分たちが戦後作り上げてきた日本支配と搾取の構造を根本から破壊する危険人物とみなして弾圧してきたのです。
 
 
では又各自で、しっかりと分析判断してください。ちなみに「キッシンジャー回想録」に国師の事が「吉田五郎」の名で出ているはずです。(名前に間違いがあったら御免なさい)




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。