副島氏の見立て [現状把握]
副島重掲板、「【3094】岸田首相の 安倍派つぶしは、ただの政界抗争(権力闘争)ではない。統一教会の解体だ。」 投稿日:2023/12/14 18:05
(太字は私)《今度の、政変劇は、これまでの政界抗争とは、質と濃(こ)さ濃度が全く違う。これは、ただの自民党内の派閥抗争ではない。岸田の宏池会(こうちかい。吉田茂の系統)が、清話会(せいわかい。日本右翼の議員たちの集まり)を追い詰めて、勝利した、という、ような小さな話ではない。 世の中では、「あっぱれ、岸田が、やりよった」というような、“床屋政談(とこやせいだん)”レベルの話ではない。/この政変あるいは、政局(せいきょく)には、日本の国家総体としての 大きな決断が有ったのだ。 ただ単に、法務省・検察庁が、「安倍の内部からの垂れ込み(証拠の提出)があったので」、動き出して、安倍派の幹部たちを追及して、政治資金規正法の違反で、刑事罰を与えようと、ということだけでは済まない。/法務省・検察庁、さらには最高裁も だけでなく、各省の官僚トップたちと、財界(経済界)、さらには天皇家(皇室)の意思までが、 大きく纏(まとま)って、統一教会(安倍派)を、日本の国家体制から、排除、切除する、という決断のもとで動いている。/① 反共右翼(その中心は統一教会の会員60万人)ではない、②の温厚なる保守 の 者たちが、大同団結して、①の 統一教会を、カルト宗教団体であり、これ以上、日本の社会を宗教汚染させるわけにはゆかないと、高度のところで判断した。》
《岸田と林(芳正)は、この20年間、安倍晋三から、虐(いじ)められ、怒鳴られて、それでも、我慢に我慢で、口答え(反論)しないで、ずっと耐えに耐えて来た。安部と同じ山口と、となりの広島が選挙区(地盤)だ。自分の地元もひどく汚された。政治家の一番大事な資質(ししつ)は、我慢することだ。これを、このふたりはずっとやってきた。だから、私はこの2人は、偉いと思う。/そうして、岸田が、ついに、人生で一度の大(おお)勝負に出た。それが、今回の、日本の国体(こくたい。国家体制)の上層部の総意を取り付けたうえで、安倍晋三の死(去年の7月8日)から、1年半経(た)って、ようやく、今回の安倍派解体、統一教会を日本の国家体制から切除手術する、という動きに出た。/だから、今、私たち、日本の反(はん)自民党、反(はん)権力(リベラル派)の人間たちがするべきことは、岸田政権を打倒しよう、ではなくて、この一幕だけは、岸田文雄を応援して、「頑張れ、岸田。安倍派=統一教会 を 徹底的に叩き潰せ」と応援することだ。私、副島隆彦は、このように考えます。》
《私が、はっきり分かったことは、再度書くが、あの岸田の、腕を組んで、ひとりで、天を仰いだり、あるいは、にんまりする顔は、これはただの政界抗争ではない。統一教会を、日本の体制の外側に追放する、という日本の支配層の、共通した意思から生まれた健全な判断である。私は、この動きに賛同する。》
いま副島著『中国は嫌々ながら世界覇権を握る』が届いた。
(太字は私)《・・・私は、1000万人もいる彼ら日本の①反共右翼たち(その中心部分は、いわゆる統一教会である)を、自分が想定する主要な読者と考えない/私がこの本を読んでもらいたいのは、生来の温厚な保守派の人々である。彼らは、中国とロシアを少し嫌っているけれども、日本が生き延びていくためには、中国・ロシア、さらには韓国・北朝鮮とも仲良くしていかなければいけないと考えている。そういう人々に向けて、私はこの本を書いている。//私の真意を言うと、前述した①の反共右翼と、②の穏やかな保守の人々の間に楔を打ち込む戦略である。たまたまこの本を読み始めてくれたあなた自身は、一体、①と②のどちらなのか。このことを、自分に問いかけてください。》(20-21p)《日本の①の反共右翼なんかに、私は鼻もひっかけない。 あっかんべー、反共右翼右翼(統一教会)たちは、「共産軍が日本にも攻めてくる。自分たち、金持ちと経営者は皆殺しにされる」理論で、安倍晋三のような人間の、頭のてっぺんから腹の底までできている。統一教会(勝共連合 。共産主義に勝つの意味)の反共思想は、この考えを根本にしている宗教的信念だ。「自分たちは、共産主義者(アカ)に殺される。だから、あいつらと戦って、あいつらを反対に、撲滅してやる」という思想である。》(99p)
かつて私の副島重掲板への書き込みに対して次の言葉を向けられたことがあった。《参政党に期待する、みたいな、馬鹿なことをここに書いている、学問道場に来ている、者たちは、自分自身の頭を、3発ぐらい、思い切り、叩いて置け。まだ、分からないのなら、どこか他所に行きなさい。 お前たち程度の頭(知能)では、政治の大きな動きは分からないで、すぐに騙される。馬鹿ども。その単純な正義感をした頭を、私、副島隆彦は、あきれ返っている。私が、いくら言っても聞かないのだ。》それに対して《・・・3発ぐらい自分の頭を叩いてみても分からないのだけれども、他所には行きません。いくら言っても聞きません。面と向かって言われたのなら、いろいろわだかまりも貯まろうけれども、こうしたネットでの言論のやりとりは、冷静になれることで見えないものが見えてくる。真っ向からこんなに言っていただけるのはひたすらありがたい。・・・》(「副島氏がなんと言おうと、私の考えは変わりません」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-07-10)と応えたのですが、すぐ消されました。これまで何度か副島氏からはうるさがられましたが、副島氏への思いは変わりません。今回の見立ても考えさせられています。
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