「ワクチン打っても打たなくても、中等・重症率は変わらない。」(浜松市統計) [コロナ危機]
・市報掲載「ワクチン接種済者の新規陽性者数表」の問題点 https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-05-08-1
令和4年1月1日~令和4年5月26日の陽性者のうち、ワクチン接種の状況や陽性判明時点の症状が確認できた30,526件について分析
未接種陽性者の中で、中等症0.5% 重症0%
2回接種陽性者の中で、中等症0.6% 重症0%
3回接種陽性者の中で、中等症1.0% 重症0%
感染者の状況(5月1日~5月26日)
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ワクチン2回の陽性率、半数世代で未接種上回る 厚労省再集計で判明
新型コロナウイルスに関する厚生労働省の新集計で、ワクチンを未接種の人より2回接種済みの人の方が陽性者になる確率が高くなったとのデータが示された。同省が外部からの指摘を受けて「未接種者」の集計方法を見直したのをきっかけに、40~49歳など約半分の世代で逆転現象が明らかになった。政策決定に関わる基礎データの一つだけに、専門家からは「なぜ接種者の方が感染しやすいのか国は詳細を調べて公表すべきだ」との声が出ている。
この逆転現象は、5月11日に厚労省の専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」に提出された資料で明らかになった。この会議はほぼ毎週開かれ、同省がワクチン接種歴別に新規陽性者数をとりまとめた資料を提出するのが習わしになってきた。
5月11日の資料によると、4月11~17日に40~49歳、60~64歳、65~69歳、70~79歳の各世代で、ワクチンを2回接種した人10万人当たりの新規陽性者数が、未接種の人10万人当たりの新規陽性者数を上回った。30~39歳はほぼ同等だった。
4月18~24日には30~39歳でも、2回接種者の新規陽性者数が未接種者のそれを上回った。その後、直近の5月25日までに報告された週次データでもほぼ同様の傾向が明らかになっている。
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「未接種」実際より多く 接種歴別コロナ陽性者数の集計方法を変更
厚生労働省はワクチン接種歴別の新規感染者数について、システム上で未記入のものを「未接種」に含めて公表していたのを「接種歴不明」として別に扱うように改めた。各年代の人口10万人あたりの新規感染者数について、ワクチン接種の回数で分けて週ごとに集計し、専門家助言組織「アドバイザリーボード(AB)」の会合で示してきたが、5月11日の会合から変更した。
集計の基になっている政府の情報共有システム「HER―SYS(ハーシス)」の登録では当初、感染者の発生届の入力画面でワクチン接種歴を何も選択しなかった場合には「未接種」の扱いになっていた。ワクチン接種が全年代に進む中、昨年12月に入力画面の初期設定を空欄に変更。だが厚労省は、変更後も接種の有無について選択されず未記入だった場合には「未接種」として集計していた。このためABの資料では、未接種の感染者が実際よりも多くなっていた。
未記入の場合は「接種歴不明」と扱っていた国立感染症研究所のデータとの違いがあるなど、外部からの指摘を受け、集計方法を変更したという。厚労省の担当者は「ワクチン接種を受けていても感染するブレークスルー感染の実態について把握するためのデータで、意図的に未接種に計上していたわけではない」としている。【金秀蓮】
【追記 6.4】
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