SSブログ

新・mespesadoさん講義(38)稼ぐ必要のない世界 [源氏物語]

谷崎版源氏物語.jpg2年前、詩吟の平岳謙先生のすすめで、『声に出して読みたい日本語』全6巻から始めた家内との朝の音読https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-06-07、『日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)』で古典に目覚め、昨年暮れから『源氏物語』を読んでいる。『谷崎訳源氏物語全一冊』が手元にあって、もったいないから読んでみようかと読み始めて4ヶ月、全体の1/5ぐらい読み進めて、今「須磨」の巻。大塚ひかり訳・解説付き『源氏物語』を読んでから谷崎本を読むことにしたら俄然面白くなった。そんなわけで、mespesadoさんの「君主主義」から連想したのが、桐壺帝の第二皇子である光源氏を主人公として繰り広げられる『源氏物語』の世界。ベーシックインカムが行き渡って「稼ぎとしての暮らし」の心配がなくなった時の世界にも通ずるような気がする。『源氏物語』の場合は「性愛」と「祈り」ということか。・・・そんなことをあれこれ思っていたら思い浮かんだのが、必ずしも理解していたわけではない三島由紀夫の『文化防衛論』。今回、ウィキペディアにあった要約を読んだらよくわかった。あらためて記事にします。→https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-05-02

*   *   *   *   *

254:mespesado :2021/04/28 (Wed) 12:29:12
エリートなのに物知らずで可愛い
……“女子アナ”人気に見る、日本人の歪んだ願望
https://bunshun.jp/articles/-/39126?utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=relatedLink
↑かつて花形職業の代表格だった「女子アナ」の小島慶子さんが、かつての「天狗」だった自分を冷静に振り返って、現代謝意界の「エリート意識」の本質を抉るような記事。
 そして最後に行き着いた結論↓
>  女が人柱になるのは一義的には配偶者のためだろうけれども、その配
> 偶者の男性たちもまた、時間と労力と人間性を搾取される、組織のコマ
> でしかない。女も男も幸せになれない世の中で、結局誰が得をするのだ
> ろうか?

 背景に「供給不足」があったからこそ成立し得た「高度成長期」のウキウキ感と、性別による「役割分担」の「合理性」の影で、「本当のしんどさ」が隠れて見えなかったのが、「供給過多」の時代が到達したことによって、原発事故やコロナ禍が背中の一押しを受けて、世の中が目覚め始めるきっかけになったのはとても興味深いことだ。同時にいわゆる「男女平等思想」が歪んだ形で露呈したLGBTをはじめとするポリコレのうさん臭さも同時に白日の下に晒されてしまっている。なかなか善い傾向ではないか。

256 名前:mespesado 2021/04/29 (Thu) 20:49:39
眞子さま・小室さんに提案したい、「税金を使わない皇族」という新しい選択肢
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81978?imp=0 
↑タイトルで既に税金を財源だと勘違いしている記事だが、これは著者が勘違いしているだけでなく、記事を読むと、皇室の方々までが同じ勘違いをしていることがわかる。
 民主主義がダメだから、君主主義の方がよい、という意見を持つ人は、こういう皇室の方々も誤った貨幣論を信じている状況をどう考えるのだろうか。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。