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基本的人権にとっての重大危機 [本]

コロナワクチンに騙された.jpg鳥集(とりだまり)徹著『コロナワクチン 私たちは騙された』 (宝島社新書)について、昨日の記事とは視点を変えてアマゾンにレビューしてきました。

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コロナワクチンの危うさについて『女性セブン』で、早くから一般啓蒙にチャレンジしてきた著者としてよく知り、これまでもありがたい思いをしてきた。この著の要点をわかりやすく紹介した動画を見た。問題がよく整理されており、押さえておくべきデータも貴重に思え、Kindle版をもとめて目を通した。

《いかに「メリットがリスクを上回る」と言っても、それによって健康を損なう人が出てしまっては本末転倒なのです。 「ワクチン」と謳うかぎり、リスクは限りなく「ゼロ」でなくてはなりません。もし一人でも死亡事例が出れば、いったん接種を中止して安全性を確認すべきなのです。これまでのワクチンでは、それが常識でした。/ところが、このコロナワクチンは、健康だったはずの多くの人を傷つけてしまっているのに、接種が続けられています。 現在進行形で「薬害」を拡大し続けているのです。 政府・厚労省、医学会、大手メディアの責任は、非常に大きいと言わざるを得ません。/あなたやあなたの大切な人が薬害に遭わないためにも、コロナワクチンによって薬害が現在進行形で起こっている実態を知ること。 そして、接種を推奨し続けている政府・厚労省、医学界、専門家、大手メディア等の情報を鵜呑みにせず、安易に接種を続けないこと。これが一番肝心であると言えるでしょう。》要はここに尽きると思うのだが、2021年春にワクチン接種が始まって以来、ほとほとそのことの困難さを痛感させられてきた。まさかここまでワクチン接種が浸透するとは思ってもいなかったのだ。

最後の章で、WHOが進めるパンデミック条約と国際保健規則(IHR)の改定問題が取り上げられる。これが通ると、勧告だけの諮問機関であるWHOが、国家主権を超えて法的拘束力をもった統治機関に変わるという。ワクチン接種の強制化もありうる。現実がその方向に進んでいるとしたら怖ろしい。

この著の最後を転載させていただく。
《そもそも、ワクチンにかぎらずどんな薬剤も、自分の体の中に入れるかどうかは、その人自身や保護者の判断で決めるべきことです。それを他者が強要する権利はー少なくとも基本的人権が憲法で保障されている我が国においてはー誰にもありません。にもかかわらず、医療者をはじめ日本社会全体がその意識に欠けていることに、私は愕然としました。たとえ公衆衛生上必要性の高いことであり、十分に安全で有効であったとしても、ワクチンを「打たない権利」は徹底的に守られなくてはなりません。ワクチンを打つかどうかは、あくまで個々人で判断すべきであり、公衆衛生上多くの人が打つ必要があると思うなら、メリットだけでなく、あり得るリスクについても正直に示しながら、粘り強く説得するべきです。それでもなお、「打たない選択」をした人を、誰も責めるべきではありません。そのことを、あらためて世論として喚起して、政府、専門家、医学界、マスメディア等々に認めさせるべきだと私は思います。そうすれば、再びパンデミックが起こり、ワクチン接種を強要されるような世の中になっても、「あなたたちも、打たない権利を守ると言っていたはずだ」と反論できます。ささやかな抵抗にしかならないかもしれませんが、これを諦めてしまったら、私たちはいとも簡単に自由を手放していくことになるでしょう。》

緊急事態条項導入を目論む改憲の動きとともに、パンデミック条約の動きは、まさに基本的人権にとっての重大危機と言っていい。世論喚起が喫緊の課題である。

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