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一般質問⑴ コロナ禍総括 [議会]

1、コロナ禍総括
 議員に戻って3年が過ぎました。まさにコロナとともに歩んだ3年間でした。3年前の6月議会、22年ぶりの一般質問の冒頭でこう言いました。
《世界中新型コロナで大騒ぎですが、冷静になってみると、コロナ自体については、日本人はさほど恐れる必要もないように思えます。現在の新型コロナ感染者は17,000人、亡くなった人が922人ですが、2018年に日本でインフルエンザにかかった人が1200万人、インフルエンザで亡くなった人が3300人でした。また、アメリカの死者数が10万1000人ですから、日本の922人は、1%以下です。人口10万人あたりにしてもアメリカの2.4%にすぎません。アジアでは、モンゴル、ブータン、ラオス、ベトナム、カンボジアの5ヶ国が死亡者ゼロということで、欧米人種とアジア人種の遺伝体質の違いも話題になっています。また、統計が出た今年1月から3月の全国の死者数を最近5年間の平均と比べると、今年は0.7%下回っています。自殺者にいたっては9%も減少しており、ひとりで大変な思いをすると死にたくなるが、みんな大変なので、おのずと励まし合い、助け合いの気持ちになれるのです。》
 新型コロナという感染症自体についてはその通りでした。しかしその後、当時は思ってもいなかった問題が派生して深刻化することになります。その実情を象徴的にあぶりだしたのがNHK謝罪問題です。5月15日夜の「ニュースウオッチ9」が、コロナワクチン接種後に亡くなった人たちの家族の発言を、新型コロナ感染症で亡くなった遺族であるかのような印象の放送を行い、ワクチン被害者の抗議を受けて翌日の放送で謝罪に追い込まれたのでした。その背景は、新型コロナ感染症による死亡者を取材しようとしたがなかなかみつからなかったので、ワクチン接種後の死亡者を感染症死亡者に見せかけたのではないか、とも言われています。そもそも、老衰で死んでも交通事故で亡くなっても、コロナ陽性であればコロナ死亡者に数えられ、当事者も医療機関も経済的支援が与えられるという仕組みがおかしかったわけで、令和2年の12月議会で申し上げたように、明治19年の山形県のコレラ患者数2,217名、そのうち亡くなった人が1,510名、致死率は実に68%、コレラにかかったら最後、3人に2人は死ななければならなかった。感染すれば即、死を覚悟しなければならなかった。それに比べればこのたびのコロナ騒ぎは「パンデミック」というよりむしろ、マスコミの煽りに乗せられた「インフォデミック」であったのではないでしょうか。
 ともあれ、令和3年の9月議会で主張した2類相当指定感染症から5類感染症への見直しが、ようやく一ヶ月前から実現し、3年間にわたるコロナ騒ぎは余韻を残しつつもおさまってきました。ただ、コロナ騒ぎのドサクサに紛れて、まだ治験中の得体の知れないワクチン接種強行の影響は今後まだまだ予断をゆるしません。そのことも合わせて、一日も早く まともな世の中に立ち返るため、コロナ禍の総括 ということで、あらためてこの3年間をふりかえり質問したいと思います。
⑴ 最初に、新型コロナという感染症そのものの総括ということでおたずねします。


①南陽市における新型コロナ罹患者数と死者数は。

・市の数字の持ち合わせはない。

・5月9日までの国内累計感染者数3380万3572人、死亡者数7万4694人。山形県累計感染者数23万1254人、死亡者数370人。


②新型コロナ感染罹患の実態をどう総括するか。深刻視されたのはどのような点だったか。当初その実態不明のため、2類相当指定感染症に分類され、それが大きな混乱を招いたといえるのではないか。

 発生当初は未知のウイルスのため、どの程度の影響が出るか不明な状況であり、重症化リスク、感染リスクが高く、社会機能の維持も困難になることが懸念されたことから、行動制限を伴う2類相当指定感染症とされた。

 国においては、急速な感染拡大を防ぐために緊急事態宣言の発出を始め、検査体制の構築やワクチン接種の促進等の感染拡大防止策を実施。この間の研究により、新型コロナ感染症は、ウイルスの変異によって変化する特徴があり、オミクロン株による流行では、アルファ株やデルタ株と比較して、酸素療法や人工呼吸管理を必要とする重症患者の割合が低下していることが報告されている。また、軽症から中等症患者に投与可能な経口薬が承認され、医療機関に安定的に供給されるようになっている。

 こうしたことから、5月8日から感染症法上の位置付けが5類感染症に変更されたと認識。

⑵つぎに、新型コロナという病気に対する恐怖によってもたらされた混乱の総括ということでおたずねします。


①新型コロナ騒ぎが市経済に及ぼした影響について。コロナ対策予算の総額とその効果は。


 新型コロナウイルス感染症の長期化に加え、ウクライナへのロシアによる軍事侵攻の影響により世界的なサプライチェーンの混乱、燃料や原材料価格の高騰など、市経済に深刻な影響を及ぼしたと認識。

 本市では、新型コロナウイルス感染症対応および燃料価格・物価高騰等への対策として、令和2年度から4年度まで44億7480万円を予算化し、臨機応変に必要な対策を実行。そのうち経済対策として、第一弾から第20弾まで29の緊急経済対策事業を実施し、事業費の総額は約14億3千万円。

 主な支援内容としては、「中小企業緊急経済対策利子補給・保証料補給事業」「事業持続化給付金」「新型コロナウイルス感染防止対策のための給付金」など、事業者への積極的支援の実施で、事業継続への一助となったと認識。

 また、「市民生活・地元店支援 プレミアムクーポン事業」や「全市民応援クーポン事業」を実施したことにより、物価高騰の影響を受けた市民の皆様への支援として、生活の下支えとなったと認識。

②新型コロナ騒ぎが教育現場に及ぼした影響は。また、コロナ関連予算の総額は。

 (教育長)1年目は、卒業式や入学式等儀式的行事、県中学校総合体育大会など、規模の縮小や中止をせざるを得ない状況があった。2年目は、様々な通知を受け、その都度対応を更新しながら教育活動を展開。断続的に臨時休業を実施しなければならない状況もあり、感染症対策と子どもたちの学びの継続を両立させるために、知恵を出し合い工夫しながら教育活動を展開。3年目は、制限が少しづつ緩和された中で、教育活動についてもコロナ禍前の状態へと近づいてきたものと認識。

 この間、多様な子どもが集う学校ならではの集団的な活動や体験的な活動等の実施が難しく、仲間と共に汗を流したり、感動を共有したりする機会や日常的な交流も減少し、子ども同士、子どもと教員、保護者の皆様と学校など、互いの信頼関係づくりにも影響があったものと捉えている。

 一方、一人一台端末を活用した学習や、制限の中での創意工夫のある取組みは、協働的に学ぶ喜びを再確認すると共に、慣例にとらわれず、これまでの教育活動を振り返り、新たな学びの価値を創出することができたと認識。

 なお、新型コロナウイルス感染症対応および燃料価格・物価高騰等への対策予算のうち、教育関連の総額は3億8797万円となっており、主にGIGAスクール関連事業や小中学校用衛生消耗品購入事業の予算。
 
⑶三つ目、ワクチン接種についての総括


①ワクチン接種関連予算の総額は。

 令和2年度1億9831万8千円。3年度4311万4千円、前年度からの繰越1億9233万8千円。4年度1億6380万7千円、前年度からの繰越1608万2千円。令和2年度から4年度までの総額4億523万9千円。

 令和5年度は、当初予算で8190万2千円、前年度からの繰越309万3千円。なお、当初予算は、接種回数が未確定であったため年一回の接種分を計上していたが、国の方針が決まり、今年度は春・秋2回の接種を予定していることから、今定例会において9492万9千円の補正予算を提案。


②ワクチン接種効果をどう評価しているか。


 日本で接種の新型コロナワクチンは、新型コロナ感染症の発症を予防する高い効果があり、感染や重症化を予防する効果も確認。厚労省によると、令和3年4月の臨床試験の追跡調査で、ファイザー社製の従来ワクチンで、2回接種後2ヶ月から4ヶ月時点での発症予防効果は90.1%であったと報告。ただし、コロナウイルスの変異によって免疫回避性が高まり、感染や発症を予防する効果は従来株と比べて徐々に低下の可能性はあるが、重症化予防効果は比較的高く保たれていると報告。ワクチンの予防効果は100%ではないことを踏まえると、接種後も引き続き感染対策を継続することが重要と考える。

③ワクチン接種による副反応の南陽市における実態は。

 これまで集団接種会場内でご気分が悪くなられ、救護室を利用された方は55人。短時間で回復。


④HPVワクチン積極推奨の真意は。

 HPVワクチンは、令和4年4月より国の積極的勧奨が再開、現在12歳から16歳までの女性のみを対象とした定期接種や、接種の勧奨が控えられていた時期に定期接種の年齢に該当したため機会を逃した17歳から26歳までの方への接種を行なっているが、接種率は低い状況。

 ウイルスの感染がきっかけでおこる「がん」のひとつが子宮頸がんであり、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因と考えられている。このウイルスは、女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスで、一度でも性的接触の経験があればだれでも感染する可能性がある。定期的な検診とともに、ワクチンで感染を防ぐことが「がん」にならないための手段となる。HPVワクチンを効果的な時期に接種していただきたいと考える。

 また、男性がHPVワクチンを接種することにより、HPVが原因とされる男性特有の病気の発症を防ぐほか、大切なパートナーの子宮頸がんの予防に一定の効果が期待できることから、性別関係なく接種することで感染リスクの減少を図ることを目的に、市では山形県で初めて6月から男性への助成を実施することにした。

【再質問】
〈高岡〉 5月3日、「二十歳のつどい」に参列することができました。壇上はほとんどみんなマスクなのに、参加者はマスクをしていない方が多かったようでホッとさせられました。
 実はその前日、《南陽市では、下記により男性へのHPVワクチンの接種補助を実施します。なお、男性を対象としたHPVワクチンの接種補助は県内初の実施となります。》というファックスが入っていました。怪訝に思っていたら、なんと式典での市長式辞が「HIVワクチンのすすめ」一本でした。
 話の導入が、「30センチに込めた二十歳の決意」という見出しの その日の山形新聞で、抗がん剤で髪の毛を失った人に医療用かつら用の髪の毛を寄付する「ヘアードネーション」協力、この集いを機に髪を切ったという20歳になった浜田耀介くんの紹介から始まり、子宮頚がんの話になりました。ワクチンのすすめは、女性だけでなく、男性にも向けられました。「女性特有の子宮頸がんや外陰がんだけでなく、男性自身の肛門がんや陰茎がん、中咽頭がんの予防にも効果があります。」そして「自分が感染源となることを防止し、大切なパートナーの健康と命を守ることにつながります。」と、自分のためだけではないことも強調されました。
 実は昨年9月議会の決算委員会で、若い女性がのたうちまわるHPVワクチンの副反応動画を見て、《私なりに非常に不安に思っているところですので、副反応の恐ろしさというものも頭に置きながら、この問題についても考えていただきたいということを要望しておきます。》と申し上げた経緯があるだけに、「20歳の集い」というハレの場での市長式辞が、こともあろうにHPVワクチンのすすめに終始したことが非常にショックだったことをお察しいただきたい。
 そもそも、HPV とはヒトパピローマウイルスの略で、皮膚病や性感染症の原因となるウイルスです。HPVウイルスに感染して子宮頸がんになるのは1000人中一人か二人です。
しかもHPVウイルスの90%は2年以内に自然消滅してしまいます。子宮頸がんで死ぬよりワクチンで死ぬほうが18倍も多いということで、インドでは、「HPVワクチンは儲けのためだ、児童虐待だ」とまで言って、ワクチン接種をすすめるビル・ゲイツ財団による公衆衛生団体への資金提供を阻止しています。
 薬は病人相手ですが、ワクチンは健康な人相手ですからその対象は無限です。ゼニカネ目的の企業にとってこれほどいいターゲットはありません。製薬業界のマーケティング戦略をしっかり見抜いて生きてゆかねばならない、そのことを教えさとすことこそが重要と思うのですが、いかがでしょうか。

〈市長〉高岡議員が従来から主張されているワクチンの危険性については、私の認識ではmRNAワクチン、新型コロナウイルスの予防のために新たに取り入れられた技術のワクチンのみが、議員の言う危険なワクチンの対象だと思っていましたが、HPVワクチンについてもということで認識した。このワクチン接種の推奨について、私も”20歳のつどい”で市長の式辞として申し上げることについては、相当の時間悩み抜きました。その結果、20歳のみなさんが集団で集う場所というのはもう二度とないということを考えて、この機会に申し上げるしかチャンスがないために、”20歳の集い”で、積極勧奨が控えられていた20歳の皆さんに、ワクチンで予防できるガンであることを知ってほしい、そして国も、積極勧奨を控えていたみなさんを救うために、キャッチアップ接種ということで、女性は無料で接種できる体制を整えている。しかしながら男性も、これはピンポン感染するものなので、南陽市でも一刻も早く男性にも予防してもらえるように独自の助成をすることにしたことをお話しさせていただきました。これは、ワクチンでこのガンが予防できるのか、できないのかという認識だと思います。また、副反応の認識の相違だと思います。ただですね、副反応があることは事実です。副反応のないワクチンはこの世に存在しません。たとえば、手術で全身麻酔を行いますが、その時に患者は10万人にひとりは目覚めることがない、このことに同意しますかしませんかというサインをした上で全身麻酔を受けます。それと同様に、ワクチンやあらゆる薬剤についても、様々な影響はある。しかしそれ以上に救われる命が圧倒的に多いといったことから、公衆衛生の観点上、全世界で実施されているものと認識しております。
〈高岡〉なぜHPVワクチンが8年間も使われないままでいたのか。それなりの理由があるわけで、その辺についても市長なりに独自に調べていただきたい。そして私が先ほど申し上げたこともご理解いただきたい。ワクチンで亡くなっている人の方が多い。そういった情報もあります。(つづく)


 

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コメント 1

めい

HPVワクチン 早くも男子の死亡事例が報告された 
http://www.asyura2.com/23/iryo11/msg/653.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2023 年 8 月 08 日 06:36:06:

by めい (2023-08-09 04:16) 

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