3年ぶり、熊野の夏祭り [熊野大社]
2年間、御神事だけだった熊野大社例大祭。3年ぶりに御神輿渡御、お獅子式出御のお祭りになりました。一昨年の様子書いていました。→「熊野大社例大祭報告」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-07-26-1
祭り参加者は、参加当日抗原検査を受けなければなりませんでした。私も24日と25日、2回受けました。2回とも陰性でした。1キット1200円は市から全額補助とのこと。受検者は24日51名、25日41名、陽性者はひとりもいなかったとのことでした。当初ワクチン3回接種証明書を持参の上抗原検査とのことでしたが、それはウヤムヤになったようです。私の未接種はみんな知っていますが、「私も未接種」という人とひとりも出会いませんでした。あれだけ言い続けてきたにも関わらず、です。おのれの無力さもそうですが、世の中の同調圧力のすさまじさを思わずにはいられません。最新の南陽市ワクチン接種状況です→ 12才以上64才以下87.0%、65才以上高齢者97.1%が3回目接種済みです。そろそろワクチンのいかがわしさ、コロナ騒ぎのおかしさに気づきつつある雰囲気がないではありませんが、それ以上にマスコミが作り出す空気感の強さを思わずにはいられません。戦後の「民主主義教育」なんていいながら、いかにい加減なものだったかを痛感させられます。とりあえず日本人すべからく、玉音放送のあの瞬間に立ち還ってやりなおすことしか思いつきません。→https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-05-17-5
以下、順を追って、26日までの祭りの記録。
7月23日午後8時 祭りはじめ チゴタゴ(稚児舞)
ベテランの楽人片平さんの「乱声、乱声(ランジョー、ランジョー)」の掛け声とともにチゴタゴが始まります。「ランジョー」は「濫觴(らんしょう)」の意とも言われます。
24日 抗原検査 夜祭神事 チゴタゴ 神輿渡御 御獅子、石段下の安置所へ
25 日 例大祭。1時間半近い御神事ですが、日本におけるセレモニーの原点に触れる思いでした。根っこに「神との交歓」があるのだと思います。
6年前「日本の祭り」取材のため、エジプト考古学の吉村作治先生(東日本大学々長)がおいでになり、例大祭に参列されたことがありました。直会の席で述べられた感想が残っています。→https://www.youtube.com/watch?v=C1mzbulBanY (https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2016-07-26)
神輿オアガリ
御獅子オアガリ
オサンコト
終わり
26日 総社祭 境内の29社を回りました。お祓いの後、斎主(宮司代理の禰宜)が簡単な祝詞奏上。総代8人で順番に玉串を捧げます。約1時間半かかりました。4日間の御神事全て終了して直会。
左は大銀杏の下の道祖神様。右は大江広元の孫泰秀を祀る融通神社です。
この日ばかりは玉垣の中に入っての参拝です。右は白山菊理姫の白山神社です。
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↓ 7月15日、獅子冠事務所の精進固めです。ここでのご馳走を最後に翌16日から御精進に入ります。肉、魚、卵、牛乳、ネギ・ニンニク等、25日まで食べません。
神社は大鳥居のおサカキ立てから26日にサカキを外すまでお精進ですが、四つ足の肉を食べないだけで、獅子冠事務所に比べゆるやかです。獅子冠事務所の方は、修験道のお精進を守り続けているのです。江戸期まで「熊野権現」だった熊野大社は、明治の廃仏毀釈とともに仏の方を切り捨てたのです。あらためてそのことの是非が問われるようになっている、そんな気がします。
◎お祭りのいい写真がいっぱいあります。熊野大社広報課員による撮影です。→https://www.facebook.com/kumanotaisha
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