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「官民融合」(予算委員会)(4)皆川健次基金 [議会]

3月12、13日の予算委員会での、まだ書いていない私の発言を振り返っておきます。
①皆川健次菊まつり振興基金について

平成18年の菊まつり、宮内の50代、60代ほんとうにがんばって、民主導でやり遂げました。→「「南陽の菊まつり」百年(4)」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2012-12-24-1/「秋たけなわ、10年前の菊まつりが思い出される」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2016-11-02 その翌年の春先、私がよく知る皆川さんの同級生たちとの宴席に呼び出され、初対面の皆川さん(埼玉県草加市)から、「5,000万円ずつ2年間、1億円を寄付すべく市との間で話を進めている。それを基金として運用し、宮内のかつての賑わいを取り戻して欲しい」と告げられたのでした。皆川さんはその時すでにガンに侵されていて、その年の秋亡くなられました。結局翌年の寄付は叶いませんでしたが、市では皆川基金条例を定め、投資信託の形で寄託された5,000万円の運用が始まったのでした。その翌年のリーマンショックで大きく暴落したはずでした。しかしその後アベノミクスによって株価は大きく回復しています。当然5,000万円の時価は高くなっていると思いました。ところが「今年2月9日時点で29,450,387円」という答えにびっくり、思わず「運用の失敗ではないか」と言ったところ、休憩中に副市長から各年ごとの運用実績の資料をいただきました。あらためて「投資信託」の仕組みについて知ったところです。投資信託と預金のちがいがわかる図です。

分配金利息
元金に運用益(マイナスもあり)を合わせた中から分配金が支払われることで、元金は減少していきます。29,450,387円というのはその結果の現在高です。
分配金の仕組み分配金の仕組みと種類 特別分配金の説明図
運用実績表.jpg運用実績表によると、初年度の平成19年(2017)度末の時価評価額37,233,807円から始まっています。その年度は3,166,452円の分配金を得ていますので、その時点で投資額5,000万円はすでに9,609,741万円目減りしています。その後毎年100万円前後の分配金を受けながら、現時点で時価29,450,387円、分配金累計20,033,216円、合わせると49,483,603円なので目減りは516,397円です。リーマンショック直前という最悪のスタートの時期だったわけです。これまで得た分配金も合わせれば、なんとか投資額まで戻しつつあるのが現時点ということです。今朝の勉強で、なんとか皆川基金の仕組みが理解できました。分配金を投資金額に加える「再投資」もありとのことですが、皆川基金は運用益の活用が目的なのでこれでよかったのだと理解できました。

さて、毎年確実に出る分配金をどう活用するかです。3年度予算では675,000円。このたび一つの案として、今回正式発足した南陽青年団に使わせてみたらと提案しました。「菊まつり」をなんとかしたいというアイデアを持ったメンバーもいるはずです。目に見える形で、何か残る形で、皆川さんの遺志を活かしてほしいというのが、私の切なる願いです。

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