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新・mespesadoさん講義(20)【承前】「助け合いごっこ」は不要 [mespesado理論]

私もマドモアゼル・愛さんのセンチメンタリズムに引きずられて昔の文章を引っ張り出したりしましたが、mespesadoさんの愛さんへの厳しさの背景には一貫したmespesado理論があります。マドモワゼルさんの主張は、昔の供給力が不足していた時代なら正しいけれど、今は供給力がすごいことになっている。なのに「貨幣」が足りないから、せっかくの供給力を皆が享受できないだけなんですよね。だから、今一番人々を救えるのは、「政府が貨幣をどんどん作って人々にタダで配ればよい」んです。》mesさんが正しい。前記事、愛さんペースで「セーフティネット」を考えていましたが、mesさん感覚で考え直すと新たな展望が開けてきそうです。
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137 名前:mespesado 2021/02/25 (Thu) 07:26:14
>>133
 マドモワゼルさんの一部を捉えて揚げ足取りみたいに見えるかもしれない、と最初は危惧したんですが、今朝、はぐらめいさんのところで同じ文章が紹介されているのを見て、これは揚げ足取りどころではない、むしろマドモワゼルさんの主張それ自体が貨幣観の誤りに引きずられているな、と思いました。例えば

> 国家間の間での利益供与や支援金などもありますが、まずは飢えをなく
> す視点が大事で子供を助けることがとにかく大事です。

> 企業は今、莫大な内部留保をもっています。本当はこういう時こそ、国
> 民のために放出すべきと思うのです。

> まず、助ける力があるところが無い者を助ける、、この普遍的態度が今
> こそ必要なのです。

> 助ける力のあるところがまず助ける、、、それが暖かなセーフティネッ
> トを作るコツだと思います。わ

 いやね、今一番助ける力を持っているのは、企業ではなく「政府」なんですよね。マドモワゼルさんの主張は、昔の供給力が不足していた時代なら正しいけれど、今は供給力がすごいことになっている。なのに「貨幣」が足りないから、せっかくの供給力を皆が享受できないだけなんですよね。だから、今一番人々を救えるのは、「政府が貨幣をどんどん作って人々にタダで配ればよい」んです。そもそも企業のような貨幣のユーザーは、借金をして信用創造する以外にはマクロな立場では緊縮すること「しか」できません。でも借金が必要なくなっている今日、唯一の信用創造も機能しなくなっている。唯一反緊縮できるのは政府なんです。この単純な事実に気付くこと「のみ」が人々を救います。もう「助け合いごっこ」でどうなるものでもないんです。

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