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一般質問のやりとり [議会]

冒頭の米大統領選については、こういう発言も自分に与えられた役割のような気がして思い切って言うことにしました。「何を言い出すか」と言う雰囲気で最初ざわつきましたが、そのあとは真剣に聴いてくれたように思えます。10日の昼のNHKニュースで「バイデンの息子に税務調査」、反トランプだったはずのCNNは「Federal criminal investigation into Hunter Biden focuses on his business dealings in Chinaハンターバイデンに対する連邦の犯罪捜査は、中国での彼の商取引に焦点を当てています)」と、中国との関係にまで踏み込んでいます。トランプ大統領が2018年9月に選挙への外国の介入に対処する大統領命令を発行していたことが、バイデン追撃につながってくる可能性があります。郵便投票を憲法違反とするテキサス州による4州(ジョージア州、ミシガン州、ペンシルべニア州、ウィスコンシン州)提訴支援の州も増えているようです。(→https://bonafidr.com/2020/12/09/%e3%83%86%e3%82%ad%e3%82%b5%e3%82%b9%e5%b7%9e%e3%81%8c%e8%b5%b7%e3%81%93%e3%81%97%e3%81%9f%e9%80%a3%e9%82%a6%e6%9c%80%e9%ab%98%e8%a3%81%e8%a8%b4%e8%a8%9f%e3%81%ab%e4%bb%9616%e5%b7%9e%e3%81%8c%e5%8f%82/州同士の裁判は下級審を飛び越して一挙に最高裁判断になるとのこと。下級審がリベラルよりなのに対して、最高裁は保守が強いので、憲法違反が認められる可能性が大きい。風向きが変わっています。トランプのしたたかな手の内が次第に明かされています。(この冒頭発言に対しての市長の反応は何もありませんでした。)

第一の質問が「立地適正化計画と宮内地区について」。事務局に持っていった通告書では立地適正化計画と宮内公民館」として、先般、宮内議員団に対して、宮内公民館計画の基本計画素案が提示された。それによると、新たな宮内公民館は、今後策定される「立地適正化計画」に沿って構想されている。宮内公民館改築がそれだけに限ったものではなく、今後の宮内地区、さらに南陽市全体を構想する中で考えねばならないことになり、非常に意義あることと思う。そのことをふまえて質問する。》だったのですが、宮内公民館案はまだ公けにしていないものなので通告文面にだすのはまずいということで差し替えたのでした。ただ、「宮内地区についての適正ならざる問題点は」の問いに対して、市長から「公共施設の老朽化」の言葉が出たので、「宮内公民館についてはどうお考えか」と聞いたら「先に宮内議員団にお示ししたように・・・」となったので、あれこれ回り道せずに宮内公民館立地の問題に踏み込むことができました。《「新しい拠点をつくろう会」の共通した思いは、いろんな人が気楽に集える場にしたいということだった。現在の場所なら、熊野大社への参拝客を対象にできるが、1キロ弱離れた蔵楽になるとどうなるかが心配。何らかの方法で集客力を考えねばならない。そこでかねがね思っていたのが、今後北町遺跡、長岡南森遺跡は、研究が進むにつれて世の中の注目を集めてゆくに違いない、今シルバーセンターと同じ建物にある埋蔵文化財センターを蔵楽の2号館、3号館に移設することはできないか。現在中川中学校という案もあるようだが、9月の一般質問で「南陽文化センター」にこだわったように、単なる宮内だけの施設ではなく、南陽全体の施設として考えると、埋蔵文化財センターとの併設はたいへんふさわしい。その可能性はあるかどうかをお聞かせいただきたい。》市長答弁「思ってもいなかった提案・・・」とのことでしたが、十分可能性ありとの感触でした。議席に戻ったら隣席の高橋一郎議員から「コミュニティセンターで考えたら」と言われ、その方向で考えるとまた楽しくなります。社会教育施設ではなく民間への委託になります。地域力が問われることになりますが、宮内にその潜在力は十分あります。「営業行為」も可能になり、ずっと自由度は増します。(→公民館をコミュニティセンターに!https://kishi-n-kuki.officialsite.co/posts/7944439/米沢の公民館はもう全部「コミセン」です。

みんなだいすきNo.11.jpg第二の質問が放課後子供教室。答弁は長浜教育長です。その意義について、《放課後に子供たちにとって最も身近な学校を利用して、安全で安心な居場所を確保しながら、学習活動やスポーツ文化活動などの体験活動、地域の方々との交流等「遊びの場・学びの場」を提供しており、自発的な遊びや異学年とのコミュニケーションを通して子供たちが心豊かで健やかな成長を育む事業として実施しております。》課題について、《・・・課題としては、スタッフの確保やスキルアップなどが挙げられますが、引き続き地域の皆様にご協力いただき、円滑な運営ができるよう努めてまいります。》南陽市の目玉的取組みといっていいと思うが、そうした認識はあるかについて、《放課後子供教室は、南陽市の歴史や文化に目を向け、地域や人とのつながりを大切にする、地域に根ざした人材を育成することに大きく貢献する事業であります。そして、子育て支援の中でも特に自主性を育む「子育ち支援」の象徴的事業であるとの考えで取り組んでおります。》ということで、あらためて市長に質したら、「放課後子ども教室は市長選立候補時の公約だった」とのこと、5人の子供をもつ市長、さすが目の付け所がよかった。

この質問で特に言いたかったことは二つ。学校現場と放課後子供教室と学童保育の連携協力体制がうまくいってほしいということ。宮内小でイベント型の放課後子供教室が始まった4年前、講師を務めてきたことがあった。(→https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2016-09-30そのとき感じたのが、学校現場と放課後子供教室の間に画然と線が引かれていることへの異和感だった。それだけに、今回放課後子供教室の反省会に入れてもらって、その時スタッフのひとり、学校現場体験者のHくんから「放課後子供教室があることで現場の先生はほんとうに助かっていると思う。」の言葉を聞いたのは貴重だった。先生方は放課後安心して自分の仕事に専念できるというのだ。私見卓見20201210.jpg昨日(12/10)の日経「私見卓見」は、「教員の授業準備時間の確保を」だった。《少人数学級の実現に向けた議論が活発になっている。・・・(しかし)少人数学級になっても担任が担う業務量はあまり変わらない》とし、たしかに子供の学習状況の把握はやりやすくなっても、《問題は、授業そのものの内容である。何事も準備ができていなければ満足な結果を残すことは不可能だ。》《(学習指導要領が求める)「主体的・対話的で深い学び」は単に教員が答えを教えれば成り立つものではない。子供たちが主体的に学び、子供たち同士が話し合う中で問題を解決したり新たな問題を生み出したりするなどの授業を構想するのは簡単ではない。価値ある実践の積み重ねは準備があってこそである。》ほんとうにその通り。私の体験からもよくわかる。(→https://oshosina3.blog.ss-blog.jp/Hくんの言葉は、放課後教室が、学校現場の授業力向上につながることを示唆している。学校現場は学校教育課、放課後子供教室は社会教育課、学童保育はすこやか子育課と部局が分かれているので、議場ではその連携の重要さを強調したつもり。

もうひとつは予算の問題。国が1/3、県が1/3、市が1/3ということにはなっているものの、実際は3,000万円ぐらいの総事業費に対して600万円ぐらいしか国、県からは出ていないとも聞いた。南陽市が実績を積み上げることで放課後子供教室の日本の教育における現代的意義を理解してもらい、先進地として県、国を動かす気概をもって取り組んでほしいと訴えた。

公民館問題、放課後子供教室問題、いずれにしても「地域力」が問われることをあらためて思わされたこのたびの一般質問でした。

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