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mespesadoさん講義(118)「ほんとうのインテリジェンス」とは [mespesado理論]

mespesadoさん、亀さん、堺のおっさんのやりとり、「ほんとうのインテリジェンスとはどういうものなのか」を浮かび上がらせてくれます。理屈(機序説明=科学的事実)だけではだめだが、理屈(理論)がなくてもだめ、その先にある「さらに踏み込んだ真理」、それがあってはじめて人を説得できる。亀さんは、そのすごい大先達として西田幾多郎井筒俊彦をあげる。そして、ソフトウェア開発の最先端で遅れをとる日本に苛立つmespesadoさん、日本人の教育観というか、人の言うことをよく聞く「良い子になる」ことにばっかり教育熱心で、もっと「突き抜けた」発想を大事にする、というか、もっと好きなようにものごとを追求することに対して視界が開けているというか、そういう世の中にしたら、こういう最先端に興味を持つ人だっていくらでも表れて、日本でももっと盛り上がる》若い人に欲しい「突き抜ける」感覚が大事、私も切にそう思います(→「めざせ100万円!南陽若者コンペティション」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2018-02-26。さらに堺のおっさん、”盗んだ技術でも勝てば官軍”的中共にも盗めない技術がある。乳酸菌原液をまともに作れる中国人がいなかった。》そして、デジタル系の技術価値は年々低下していくが、アナログ系の技術価値は年々増加していく。》そこに、理屈(デジタル感覚)を超えた「ほんとうのインテリジェンス」の世界が広がります。

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706:mespesado :2020/08/25 (Tue) 17:57:44
「皇統の危機について国民の皆さんにご理解いただき、なるべく早く議論を」
河野防衛相
https://this.kiji.is/670825599257740385?c=49404987701575680

↑一見論理的で冷静に客観的な話をしているように見える。しかし、次の部分↓

> その上で、「例えば内親王殿下、女王殿下が女性宮家として皇室に残ら
> れ、そのお子様が皇位を継承するというやり方もあるでしょうし、

を見ると、この人は、考え方が基本的なところで「浅い」と思わざるを得ません。これ、Y染色体がどうの、という話以前に外国による皇室乗っ取りのような活動とかがあることを軽視しているし、何よりも「今の人間の知恵」を過大評価している節がある。実は河野さんが貨幣の正しい理解を持っておらず、緊縮脳であることと理由が共通しているような気がします。
 もちろん大臣としての見識は、今までのどの大臣のときも抜きんでた力量を示しているのは良いのですが、もし総理大臣ということになると、こういった考え方の「浅さ」、特に「インテリ固有の底の浅さ」というものが、この人の最大の弱点になっていると思うんですよね。

710:mespesado :2020/08/25 (Tue) 21:04:21
>>706
 この問題について亀さんが新エントリーを書いていることに気が付いていませんでした↓

河野太郎の天皇観
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1803.html

 亀さんも河野さんに対して「底の浅さ」という評価をしていたのを読んで、同じ表現を使った感想だったのに感慨深いものを感じました。さて、この記事の中で河野大臣の動画を参照しているエドワード氏という人の動画が貼られていました↓
https://youtu.be/fqIflkinC5w

 この中で面白かったのが、河野さんの話の中で、Y染色体の話になって、Y染色体が突然変異が起きやすいという話が出て来て、その観点から旧宮家を復活させても600年前のY染色体がそのまま維持されている保証があるのか?という話なんですが、この話で河野さんの「底の浅さ」の本質がわかったのと、この河野さんの動画を参照した動画のエドワード氏の「保守派」の非論理的という意味での、別の意味での「底の浅さ」も同時にわかってしまいました。
 Y染色体の話は事実としてはそのとおりでしょうが、以前書いたことがあるように、「血」の「尊さ」に「畏敬」を感じるという人間の本能の方が、実はY染色体云々の科学的事実よりも、日本国民の間に国家の結束のための「國體」意識を醸成したり維持したりするために重要な役割を果たしているという、さらに踏み込んだ真理に気付いていないという点で河野さんは「底が浅い」んですね。つまりY染色体云々のような科学の領域にまで踏み込むインテリジェンシーを持っているなら、そのインテリジェンシーを使って更に「真理の探究」に向けて踏み込まなければいけなかったのに、「科学的事実」の段階で思考停止してしまったことが問題なんです。つまりインテリジェンスが「中途半端」なんですよ。それが問題だと思うんですが、残念なことに、この河野さんの動画を論評するエドワード氏もまた、その「インテリジェンスが中途半端」であることに気付いていない、というか、そもそもそっち方向の認識はハッキリ言って皆無だと思うんです。つまり、この手の保守系の人は、「血」の「尊さ」に「畏敬」を感じるという人間の本能が強くてそういうことに敏感というか、むしろ、誤解を恐れず敢えて断言すれば、そういう本能に「支配」されている、という感が強いので、こういうインテリ的な人の主張に対して何か違和感を感じても、それに論理的に反論することができないんですね。そういう意味で、自分たちと感性の違う人に対する説得力を持った話ができないという意味で「底が浅い」な、と、このエドワード氏みたいな人に対しては感じてしまうんですよね。
 結論として言いたいことは、①インテリを売りにする人は中途半端なところで思考停止せずにインテリ性をもっと徹底して深く探求せよ!②保守を売りにする人は、本能に支配された感性を大切にするのはよいが、人を説得するにはもっと知性を働かせよ!私が思ったことは以上です。

711:亀さん:2020/08/26 (Wed) 02:42:40
>>710
mespesadoさん、拙稿をお読み戴き有り難うございました。

> エドワード氏
小生が同氏の動画に登録しているのは、自分が見落としていたニュースや、既知のニュースでも、自分が思いつかなかった視点を提供してくれるからですが、一方でmespesasoさんが感じたように、エドワード氏にも河野氏同様、インテリジェンスの底の浅さを感じているのも確かです。

つまり、小生が拙稿「貴族の時代 03」でも書いたように、日本や天皇という存在の深奥を追究したところ、最終的には(現時点では)「日本列島」に行き着いたような形での、トコトンまで物事の本質を追究していくという姿勢、これが彼らに欠けており、まさに中途半端であるとしか形容のしようがありません。

一方、小生の日本観や天皇観についての追究の旅、これを以て終わりということは意味しておらず、まだまだ小生の追究の旅は続きます。多分、追究の旅は死の間際まで続くことでせう。

ところで、小生は安倍晋三について言及する時は、努めて「安倍首相」ではなく「安倍総理」と書くようにしています。その理由は、「総理」という言葉の持つ重みに由来します。そのあたりを、今では喧嘩別れをした藤原肇氏も、「総理」について言及していたのを今でも覚えているし、「安倍総理」と書く際、時々同氏の以下の言葉を思い出しています。
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藤原 レベルダウンした大新聞が世論を作っているから、政治が退廃するのも当たり前です。日本の新聞はセマンティックス(意味論)がわかっていない。「総理」という言葉は、「総ての理のわかる人」という意味です。最近の日本の首相は「サル山の頭領」に過ぎず、総理の名に値しないから、私は絶対に総理という言葉は使いません。新聞は単なる「チーフ」という意味の首相に対して、総理という言葉を軽々しく使っている。
http://fujiwaraha01.web.fc2.com/fujiwara/article/restoration.htm
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
その藤原氏本人が、マキャベリズムの観点での安倍総理の本質を見抜けておらず、今やアベガー色に染まっているのは、mespesadoさんの言葉を借りれば同氏の「インテリジェンスの浅さ」に他ならないのだし、同氏のインテリジェンスの限界が手に取るように分かってしまうのは皮肉としか言い様がありません。このあたりが頭の良い人たち(所謂インテリジェンスがあると言われている人たち)の本質的な欠点なのですが、その意味で、そのあたりを克服した西田幾多郎や井筒俊彦は凄いとしか言い様がなく、そうした大先達がいることに同じ日本人として誇りに感じます。

http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1729.html

ともあれ、安倍首相と書くと「サル山の頭領」を彷彿させるので、自分としてはなるべく避けている言葉です。そして、今の政界を見渡して総理と呼ぶに相応しいのは、(現時点では)やはり安倍晋三しかいないと、つくづく思う次第www

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

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715:mespesado :2020/08/26 (Wed) 18:13:05
【みんなのおカネの紙芝居シリーズ 第一弾】
「国の借金を返すとおカネが消えるー池上彰さんの「国の借金1100兆円」にこたえて」v2 朴勝俊
https://www.youtube.com/watch?v=Bx4RCL6mf9o&feature=youtu.be

716:mespesado :2020/08/26 (Wed) 18:46:08
なぜ日本と西欧だけが繁栄したのか?【文明の生態史観・地政学】
https://www.youtube.com/watch?v=ajyyGn9MexU

717:mespesado :2020/08/26 (Wed) 19:07:03
【玉音放送】わかりやすく解説 日本人なら知っておくべき昭和天皇による
『終戦の詔勅』の意味|小名木善行(ねずさん)
https://www.youtube.com/watch?v=wjVqoLEkRWs

 以上3本、単なる動画へのリンクですが、今の日本人がそこから目覚めなければならない2大洗脳(緊縮脳と自虐史観)に対する興味深い動画だったのでメモ代わりに張り付けさせていただきました。

718:亀さん:2020/08/26 (Wed) 20:27:29
http://bbs6.fc2.com//bbs/img/_409100/409098/full/409098_1598441249.jpg   

>>713
堺のおっさん、

> 国際金融における三国志とは中国らしい戦略である。

「国際金融における三国志」とは言い得て妙!

ここ数日、「中国」をキーワードに、様々な角度の動画を眺めています。たとえば、石平氏の動画など…。
https://www.youtube.com/watch?v=MKs-01wyH5E

しかし、一番興味深かったのは、深田萌絵女史の動画にあった↑関係図↑で、今日の産業の米である半導体に、ある程度は青幇が食い込んでいるとは思っていましたが、小生が想像していた以上に食い込んでいる現実を知り、驚きました。
【深田萌絵】トランプの親中ソフトバンク潰し【WiLL増刊号#254】
https://www.youtube.com/watch?v=Cbap1GMo2Ek

青幇と云えば、杜月笙については大分前に調べたことがあるだけに、半導体に限らず中国全体から、どのように青幇が動いていくのか、注目していきたいと思います。

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

719:mespesado :2020/08/26 (Wed) 21:26:09
>>718
 深田萌絵の動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=Cbap1GMo2Ek

の中で、>>695 の手塚治虫再生プロジェクトに出てきたNVIDIAの名前が出てきたのには驚きましたが、全体を見て感じたことは…。
 深田さんはこういう企業同士の闘いみたいな話が好きなんだな~とつくづく思いました。でもねぇ、なんか、そういう企業の固有名を出してあーだこーだと話に花が咲くって、つくづくしょうのない話だなぁ~という感じがて仕方がないんですよね。それより、こういうソフトウェア開発の最先端で日本が全く蚊帳の外になっていることに一番の不満を感じます。これ、まずは財務省の緊縮政策のせいで、カネを出さないんだからこの分野で日本が太刀打ちできないというのが一番の問題だし、それから日本人の教育観というか、人の言うことをよく聞く「良い子になる」ことにばっかり教育熱心で、もっと「突き抜けた」発想を大事にする、というか、もっと好きなようにものごとを追求することに対して視界が開けているというか、そういう世の中にしたら、こういう最先端に興味を持つ人だっていくらでも表れて、日本でももっと盛り上がると思うんだけど、どうしてそっちの方に話題というか、空気が向いて行かないのか、ものすごく苛立ちを感じますよ、もう。(何か、酔っぱらって書いてるので日本語がメチャクチャですね。でも今の日本ときたら、やれ緊縮だ、やれ政治家批判だ、ルサンチマンだ、ばっかりでいい加減にしろよ、という気持ちで一杯なんで、ご容赦を)

720:堺のおっさん:2020/08/26 (Wed) 22:14:12
>>718 亀さん
中共は誘い込んで根幹技術を盗み取る。
しかし、中共でも盗めない技術もあったことを思い出しました。
乳酸菌原液をまともに作れる中国人がいなかった。
その理由について言語的な理由まで深堀しましたが
まねのできない技術ってのもあるんだと。
そんなことを静かに思いめぐらせていました。
デジタル系は乳酸菌のようなアナログ系の対極。
デジタル系の技術価値は年々低下していくが
アナログ系の技術価値は年々増加していく

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