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mespesadoさん講義(119)(承前)アナログの奥深さ [mespesado理論]

前回の「ほんとうのインテリジェンスとは」を承けて「アナログの奥深さ」に着目、「なるほど!」と唸らせる堺のおっさんの考察を生み出しました。陰陽二元論の本質は、デジタル的思考》中国の文明は本質的には西欧のそれと同じ・・・覇権を求める思考の根源》現在の米中覇権争いは・・・西洋的な覇権争い》どちらに転ぼうが文明的な転換は起こらない》。最後の鍵を握るのはやはり日本?→「亀卜」的世界に注目!→〈参考)「乳酸菌と日本人」http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1265.html

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721:亀さん:2020/08/27 (Thu) 05:47:05
>>719
mespesadoさん、一連の三本の動画の紹介、有り難うございました。さて・・・

> 人の言うことをよく聞く「良い子になる」ことにばっかり教育熱心

御意。飯能の街を小一時間歩くと、全員が全員マスクをしている・・・。炎天下(炎天下だからこそ)、マスクをしていないのは小生ただ一人、否独りwww 一瞬、小生が天の邪鬼なのか頭が可笑しいのか、どちらなのか分からなくなる(笑)。それにしても、戦後の金太郎飴製造教育、恐るべし。小中高を通じて、そうした金太郎飴教育に批判的だった教師は、今でもお付き合いの続いているK先生のみ。K先生は小生が十代の頃に実践した、三年間の海外放浪を熱烈に支持してくれた只一人の先生で、後にK先生の誘いで先生が勤務先の高校で、全校生徒の前で放浪体験を一時間ほど語り、日本脱藩のすすめを説いたこともありました。

ともあれ、小生の場合、学校の先生にならなかったこと、本当に良かったと思います。第一、小生が学校の先生になっていたら、「良い子」的教育には目も向けず、専ら「突き抜けた」発想を養う教育をしていただろうし、昼間から教室で生徒と酒を酌み交わす亀さん先生を見て、令和の今東光や飯山一郎が、今頃は大量に誕生していたかと思うと、ゾッとします・・・(爆)

アッ、mespesadoさん、酒の呑みすぎにはくれぐれもご注意あれ、老婆心ながら・・・。尤も、小生が言っても説得力ゼロか(爆)。

>>720
堺のおっさん

> アナログ系の技術価値は年々増加していく。

御意。

小生もアナログ系の乳酸菌について、以下の記事を書いていたのを思い出しました。
乳酸菌と日本人
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1265.html

それはともかく、>>713の「国際金融における三国志」、そして>>714の「金正恩はそのことがわかっている」という、堺のおっさんならではの視座、思わず膝を叩いたほどです。

>>713の「国際金融における三国志」については、>>718に書いたので割愛するとして、>>714の「金正恩はそのことがわかっている」も流石と思った次第。こうした視座は、現在の経済や政治の世界における、表層的な米中衝突のみに目を奪われている人たちには、思いもよらない視座であると思うし、まさに、半島の統一王を目指す金正恩の戦略と、「ドルの国際金融体制を終わらせる」という習近平の戦略のぶつかり合いを気づかせてくれる発言かと。

ともあれ、堺のおっさんが持つこうした視点も、mespesadoさんの言葉ではないが、「良い子」ではなく、「突き抜けた」発想の持ち主だからなのでせう。

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

722:mespesado :2020/08/27 (Thu) 07:19:28
>>720
デジタル系の技術価値は年々低下していくが

アナログ系の技術価値は年々増加していく。

 これは今まで気が付かなかった真理ですね。
 で、それはなぜなのか?
 それは、その技術を確立したり利用したりする人の持つ情報量と、その技術による結果が持つ情報量を比べたとき、デジタル系の技術では、後者の情報量がすべて前者の情報量の中に含まれてしまっているのに対し、アナログ系の技術では逆に前者の情報量より後者の情報量の方が上回っている、ということだと思います。
 つまり、デジタルな情報というのは、そのビットの持つ情報がすべてなので、そのビットを解読した結果以上の情報は存在しないのに対し、アナログな技術は、その結果の持つ情報量がどこまで深く存在しているのか、技術を開発したり利用したりする当人達にもわからない、そういう奥の深さがある。
 で、ここからは文明論なんですが、西洋の技術文明というのは、アナログ現象をデジタルな情報に分解することを善しとする文明なのに対し、日本のそれは、あくまでアナログをそのままアナログとして尊重するところにあるような気がします。日本の中途半端なインテリは、西洋のそういった価値観に洗脳されて、せっかくの日本人が持つアナログの持つ情報量の深さを捨てて、現時点の科学や技術で判明したデジタルな情報のところで思考停止して、本当はそれより深いアナログ情報があるのにそれを捨ててしまってあたかもそんなものは存在しないかのように考えてしまっているのではないかな、と思います。そして逆に保守的な「正論」ばかり述べる人は、アナログな情報を捨てないのはよいのですが、そのアナログな情報をデジタルに分析することをしない、つまりそのアナログ情報が持つ本質を知性で掴む努力をしないので、それでは知識のストックがいつまでたっても増えず、その結果、せっかくのアナログ情報が職人芸の秘伝になってしまって一般の人に伝えることが難しくなってしまっているのではないか、と思うのです。つまりアナログ情報に対する尊重と、それをデジタル化により“見える化”する努力、この2つの視点を併せ持つことがこれから重要になるのではないかな、と考えています。

723:堺のおっさん:2020/08/27 (Thu) 09:27:25
アナログの奥深さに初めて衝撃を受けたのは
40年ほど前に東京の八王子でプレーヤーから真空管アンプ、
スピーカーまで自作する工房でジャズを聴いたときでした。
当時、CDが出始めたころでレコードでもデジタルリマスタ-が
盛んに良い音として喧伝されていました。
その工房で聞いたジャズは、古いアナログ録音のレコードでした。
当然、モノラル録音にもかかわらず…
目を瞑ると見事にバードランドの空気が立体的に再現されていました。
(すみません、バードランドにはいったことはありませんが…)
この体験からジャズにはまってしまった過去があるのですが
工房の主人曰く、これでもまだ音源(レコード)の全てを
拾い出していない。再現システムの改良はまだまだ課題が多いと。
ちなみに、真空管アンプのワット数は確か10ワット程度で、
ネガティブフィードバック回路も不採用のシンプルな設計。
なんでこんな大音量が醸せるのかびっくりしましたが
自作スピーカ(平面バッフル、シーメンス製のスピーカー直付け)
の能率が100デシベル以上あるとのことで納得。
当時数百万もするCDプレイヤーでも再現できない音。
空気感まで再現してしまうアナログ技術。
永遠にデジタル技術では再現不可能だろうなと。

余談ですが、こうした経験をすると
その後ひどい音で同じ曲を聞いても、
脳が覚えているのでしょうか…
勝手に再現されない音まで脳が再生してくれるようになり、
その後、脳の機能のすごさにも気づかされたのでした。
今後、デジタルの世界もどんどん発展していくでしょうが
高速での情報処理競争をやっている間はアナログを超えることはできない。
人間の脳を根源から研究することで情報処理の次元を高めていく方向
そんなものが未来の社会に役立っていくだろうと。

724:堺のおっさん:2020/08/27 (Thu) 09:51:45
>>721 亀さん
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1265.html

再度過去記事を読ませていただき、亀卜と易経の違いに気づくことができました。
陰陽二元論の本質は、デジタル的思考ではないかと。
そうなると…
中国の文明は本質的には西欧のそれと同じものと言うことになります。
覇権を求める思考の根源です。
けっして東洋的ではない。
そうすると、世界の覇権を800年周期で
東洋と西洋で交代してきたという歴史観にも修正が必要になります。
つまり、現在の米中覇権争い
東洋と西洋の文明的衝突なんかではなく、
アジアの西欧的国家とアメリカと言う西洋文明の最終形態の間で起こっている
極めて西洋的な覇権争いであるということです。
したがって、どちらに転ぼうが文明的な転換は起こらない
文明的な転換が起こるとしたら、
この覇権争いが決着せず、不毛であると認知されるようになった時ではないか。
まだまだ先の話でしょうが。

亀卜が尊ばれた時代の社会とは、どんな社会だったのでしょう。
大いに想像力がうずきます。

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