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mespesadoさん講義(40)歳費カット問題 [議会]

国会議員歳費2割カット問題。昨日議会事務局で「われわれも考えねばならないのだろうか」というニュアンスで話題になった。すぐ「時代錯誤」と決めつけたのでそれで終わった。夜は夜で、選挙でがんばってくれた同級生からの電話でその話になったので「その提案が出たら反対討論に立つ」と言った。

タイミングのいいmespesadoさん発言、私には「エール」のように思えた。私自身任期を4年に限定したのはいい判断だったと思っている。その都度その都度片付けてゆかねばならない。たしかに《「自分はやめさせられてもよいから大決断をしてしまおう」というインセンティブ》、要するに「開き直り」の構えが持てるのです。歳費(報酬)カット問題もそう。

マクロ的にはまさに「緊縮脳」。時代を逆行させるものでしかない。別スレで橋下発言が話題になっていた(>>468)が、ポピュリズムの極み。私にとってまさに「戦うべき敵」と認識した。

ミクロ的には、「議員という職がいかに『私人』に堕しているか」という問題。「もらった金は自分のもの」感覚だからこういう発想になる。歳費(報酬)は「公人」に対して与えられる「公費」ではないのか。その公費をどう使ったら世の中のためになるのか、そのことに頭を使え。それが議員の使命。歳費カットは「本来使命」の放棄でしかない。

昨日山形方面に行く用ができたので三島神社まで足を伸ばした。明治の気概を取り戻さねば、と思った。境内の桜が満開だった。

三島神社正面.jpg三島神社桜.jpg

三島神社由緒.jpg

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969 名前:mespesado 2020/04/15 (Wed) 08:51:27
 三橋さんの新しいエントリー↓
国民の敵と化した安倍総理・麻生財相(後編)
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12589718577.html

↑麻生財相を取り上げた前編の方で、「次は安倍総理を取り上げる」とあったから今回は麻生発言を解析しようかなと思ってたんですが、内容は全然違って、例の国会議員が議員報酬を削る話に対する批判でした。
 三橋さんの主張はおっしゃるとおりで、報酬の自主削減なんて国家支出減らしで緊縮財政のデフレ推進に加担するだけの全くバカげたパフォーマンスなんですが、これを報じる他のニュースサイトかなんかに付いたコメを見る限り、多くの人がこれを支持している!それどころか報酬削減を公言していない野党を非難するコメもあって、もう呆れ果てましたよ。本当に日本人って何かをした時にその行為を評価する基準として「成果」がどうだったかということはどうでもよくて、ただひたすら「我慢すること」「苦労すること」が一番大切だと心底思っているんでしょうね(呆)ばかやろう!それは昔の資源が限られていた時代の倫理であって、今のように供給力が強い時代には貨幣不足で消費できないことが一番問題なんだから報酬削減などと「我慢する」のが美徳、なんて道徳基準なんざ、もってのほかなんだよ、と何度説明したらry)とボヤきたくなりますよ、もう。
 で、三橋さんの記事に戻りますが、

> 4月14日の読売新聞「現金給付 覆った首相案」によると、総理は当
> 初は「一人10万円」の給付を考えていたものの、今井補佐官の、
> 「一律給付しても効果がないのは実証されている」
>  さらに、麻生財務相の、
> 「一律だと8月になる。限定なら5月に支給できる」
> といった異論を受け、諦めた「ことになっている」わけですが、バカバ
> カしい話です。総理大臣の権力は絶大です。総理が「やると言ったら、
> やる」と一言いえば、国民一人当たり10万円の現金給付はとっくに決
> まっていたでしょう。

>  それでも通らなかった(通さなかった)ということは、単に総理にや
> る気がなかっただけです。

 ここで三橋さんは「単に総理にやる気がなかっただけ」と言っていますが、これはそのとおりだと思います。で、なぜやる気がなかったかというと、それは私が前に書いたとおり、「経産官僚の今井補佐官の言を無視して我を通せば、経産省を敵に回し、後の政治がやりにくくなるから」に他なりません。
 ところで世界を見渡せば、最近は任期を撤廃したプーチンや習近平(北朝鮮の金正恩も含まれる)の影が薄い。彼らもあまり大それた方針を貫くと、敵を増やしてこの先の政治運営に支障が出るからでしょう。これに対して任期が2期までと限定している米国のトランプは開き直っているせいか、やけに威勢がいい。そして後釜に碌な人材がいないという安倍総理は(党則を変えて総理継続が可能なので任期撤廃側に近い)「優柔不断」度を2~3年前から強めて来ている…。
 つまり任期が無く、国家首脳をずっと続けるというのは中長期的政策をじっくり眺めた政策を遂行するには都合がよいが、今回のような不意打ちみたいな事象が発生したときは、逆に「将来の政治運営に支障をきたすのではないか」という怯えでどうしても日和見的になり、大胆な決断ができなくなってしまうのではないか。「自分はやめさせられてもよいから大決断をしてしまおう」というインセンティブが持てる政治環境に無いと、今回のコロナ禍を奇禍に経済問題を一挙に片づけてしまおう!というのは「日本では」特に難しいのではないか、と思った次第。

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