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mespesadoさん講義(32)「なかなかいい流れだ。」 [イハトビラキ]

鷹山公.jpg中西経団連会長いわく「国の苦しい財政状況をごちゃごちゃ言っている状況ではない」。一方、自民党本部での3時間以上に及ぶ政調全体会議、大会議室ほぼ満員となり、世帯向け現金給付を中心に議論百出。こうなればマスコミも空気を察して「緊縮脳」から脱出の方向へと舵を切る。mesさんいわく「なかなかいい流れだ。」

さて「現金給付」、上杉鷹山公だったらどうするか。

まず全員に一律配布。そしてその後で、「不要な方はお返しください。お返しいただく分は、差し上げた分以下でも、また足し前していただいてもかまいません。足し前していただいた分は困っている方にあらためて分配するようにいたします。」

この話を何人かにしたが、一様に「そんな、ありえない!」という即座の反応。しかししばらく考えて「いいかもね」に変わります。この変化に、今まさに起ころうとしている「時代の大転換(大維新)」が重なります。

*   *   *   *   *

870:mespesado :2020/04/07 (Tue) 07:35:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200406-00000519-san-bus_all
PCR検査にEC活用、消費税は当面ゼロに 楽天・三木谷氏が提言

> 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、楽天の三木谷浩史会長兼社長が
> 代表理事を務める新経済連盟は6日までに、政府の緊急事態宣言を見据
> えたウイルスの予防策と経済対策について提言をまとめた。
【中略】
経済対策としては、消費税を一時停止し、感染が収束した後も中期的に
> 継続すべきとした。

>  このほか、失業者や労働者への給付金、影響の大きい外食産業や小売
> り、娯楽産業への支援などを実施するよう訴えた。

↑珍しく、「経営者の立場」から消費者への給付(消費税ゼロも!)の提言が出て来た。
 ここへ来て、ようやく「消費者に貨幣を配らないと消費してもらえず、生産者にカネが来ない」ことが生産者側にも浸透してきた、ということか。
 経団連や経済同友会はまだ相変わらずだろうが、今の状態が長引けば(緊急事態宣言が出れば必須だろう)、やがてはこうした「個々の企業の経営者」の意見の集約として彼らも三木氏のような主張に同調せざるを得なくなって来るだろう。そして、困窮者→個々の事業者→経団連→マスコミ→一般消費者、とその思想が広がってきたところで、ようやく「選挙は無いけれど意外に世論を気にする中央官庁(ただし財務省を除く)」が評判を気にし出し、その流れに勢いづいた国会議員が同調したところで、よ・う・や・く、財務省が不承不承カネを出す、という流れになるんだろう。
 「有能な個人」ではなく「組織」が世の中を支配している、というのはそういうことなのだ。

871:mespesado :2020/04/07 (Tue) 08:03:47
 またまた財務省のポチみたいな人ハケーンw↓
https://twitter.com/tosi52339695/status/1247293568244310018tosi@tosi52339695

> 塚崎公義氏が言う。今世界中が実施する無制限の資金供給は"トイレッ
> トペーパー現象"だと。足りないからと大増産してもまだ足りない。マ
> ーケットが落ち着き振り返ると、倉庫はトイレットペーパーの山。やが
> てトイレットペーパーやマスク業界は倒産。

 はて?塚崎公義氏とな?これまた不適切なたとえ話で世間を騙そうとする輩か。ということで、氏の名前で検索すると、DIAMOND ONLINE の次のようなページが↓
https://diamond.jp/ud/authors/59a62d517765610710040000

 ここに出てくる氏の記事の中で、次のが興味を引いたので覗いてみた↓

コロナ不況への景気対策に「消費税減税」は望ましくない理由
https://diamond.jp/articles/-/232340

> 一時的な不況を耐えしのげば景気は自然と回復するので、その期間に倒
> 産や失業が発生しないように、即効性のある短期集中型の対策を打てば
> 良い。

>  すなわち、人々の雇用と所得さえ確保されていれば、終息宣言が出る
> とともに、人々は我慢していた消費を再開するだろう。何といっても、
> 過去数カ月、消費をしなかった分だけ、懐は暖かいわけだから。

 やれやれ。うずらのブログさんは緊縮派の馬〇学者をよく批判しているのだが、こういう一見正論に見えるウソをまき散らす輩をこそ批判して欲しい。
 この人、コロナ禍が始まる前から日本が「貨幣不足による不況」の真っただ中であったことを全く無視している。つまり、目先のコロナによる「追加不況」だけ保障すればよいとの意見だ。氏は別に財務省の関係者ではないようだが、こういった「近視眼」的な一見正論に見える残念な論評こそが、せっかくのデフレ退治のチャンスを逃す原因になるのだ。
 ちなみに最初のtosiさんのツイートにある喩え話のどこが不適切かというと、トイレットペーパーの場合は、今回の騒ぎが起きる前は、別に「不足」などしていなかったから、騒ぎが収まれば、過剰にストックされた分だけ一旦購入は低迷する。ところが世界が行っている資金供給の方は、コロナ前から貨幣が不足していたのだから、今回の資金供給のおかげで消費がデフレを脱却して「正常な姿」に戻るだけなのだ。だから、今回の資金供給で配られた貨幣が過剰ストックになることは無く、従ってコロナ騒ぎが収まっても消費が落ち込むことは無いのだ。むしろ逆に消費税増税という緊縮財政で消費が落ち込んだことをどう考えているのか、この不思議な頭を持った似非経済評論家には突っ込みたいところだ。

874:mespesado :2020/04/07 (Tue) 09:34:46
>>870
 ちなみに経団連はこんな感じ↓
「経済活動かなり危険な状態に」経団連会長、対策の早期具体化要求
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200407-00000500-fsi-bus_all

> 特に「最初の救済は思いきった手を打たなくてはならない」と語ると同
> 時に、「国の苦しい財政状況をごちゃごちゃ言っている状況ではない」
> と、倒産防止や雇用確保などを最優先すべきだとの考えを示した。

↑案の定、想定したとおりのスピード感ですな。安藤さんも↓
https://twitter.com/andouhiroshi/status/1247314708178161664

とそこそこ評価しているし…。ただ「消費税ゼロ」は輸出企業の戻し税利権との調整があるからもう少し先になりそうw

 ちなみに自民党という「与党国会議員」の流れは以下のとおり↓
現金給付の厳しい条件など「不満のオンパレード」自公に続出
早くも「更なる経済対策を」 
https://mainichi.jp/articles/20200406/k00/00m/020/207000c

> 「地元に『自分ももらえる』と思っている人がたくさんいる」「経済対
> 策の体を成していない。撤回し、下野した方がいい」。6日、自民党本部
> 9階の大会議室で3時間以上に及んだ政調全体会議は感染防止のため秘書
> の代理出席を避けたにもかかわらず、ほぼ満員となり、世帯向け現金給
> 付を中心に「不満のオンパレード」(出席者)だった。

 この流れの変化、うずらのブログさんが、最近のネットの経済ニュースに付いたコメントが反緊縮に反転しだしたことと軌を一にする。
 マスコミがよくDSの手羽先と言われるし、実際そのとおりなんだが、さすがに世論がここまで行くと、あまりに世論とかけ離れた利権を主張すると売れなくなるということで、この「マスコミという組織」も世論の空気が変われば転身は早い。
 なかなかいい流れだ。

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