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mespesadoさん講義(33)マイナス感情からの解放 [イハトビラキ]

昨日の記事の「現金給付、鷹山公だったらどうするか」を「放知技」板に投稿したところ、mespesadoさんから反応いただきました。

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883:mespesado :2020/04/08 (Wed) 07:50:58
>>880
 まるで上杉鷹山が目の前に現れたような臨場感ですね!

> この話を何人かにしたが、一様に「そんな、ありえない!」という即座
> の反応。
> しかししばらく考えて「いいかもね」に変わります。

↑この「ありえない」とは、多分「まず全員に一律配布」の部分に対する感想なんでしょうね。でも、日本以外で同じ話をしたら、同じく「ありえない」という反応が返ってくるでしょうが、それは多分「不要な方はお返しください」に対する感想になるであろうと思われますw
 日本以外というのは資源を巡る闘争の歴史が長いから、「遠慮」などしていたら自分の取り分が無くなり生きていけない。でも日本はその点は助け合いの思想が行き渡っているからそんな「あさましさ」は無いかわりに「苦労しないで何かを貰う」ことに対する「後ろめたさ」が強すぎて、他人が貰う事に対しても足を引っ張るという「ねたましさ」があるのが問題。そして、更に言えば、日本以外の「あさましさ」にしても、日本の「ねたましさ」にしても、当の「本人」たちは自分達が「あさましい」とか「ねたましい」とあまり自覚していなくて、それを「当然」だと思っているところが悩ましい
 今回の世界的なコロナ対策で現金給付に対する政府の対応が日本で一番ケチ臭いのは、まさにこういう「あさましさ」と「ねたましさ」の違いが出ているからなんでしょうが、今回は同じ「コロナ禍」という共通のテーマに対して世界が同時に一斉に対策を講じて、その違いが否が応でも世界に瞬時に伝わり、我々は居ながらにして、その世界各国の政策の違いを比較することができる。その結果、日本以外の「あさましさ」と日本の「ねたましさ」にそれぞれ自らが気づくチャンスになっているというところが重要なポイントではないでしょうか。

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mespesadoさん言われる《日本以外の「あさましさ」と日本の「ねたましさ」》はともにマイナス感情。先にmesさん、資本主義的感覚で「格差を誇る」のも共産主義的感覚での「格差への不寛容」もどちらも自分のアイデンティティーを自分の「外側」に求めることから来るコンプレックスが原因なわけで、これこそが人類の究極の浅ましさ》848)と指摘しておられた。自分の「外側」にあるアイデンティティーの尺度とは、要するに「おカネ」。では「内側」にあるアイデンティティーとは何か。それはそれ自体で自足する人と人との「共感」。コロナウイルスがもたらす世の中の大転換(大維新)、経済至上主義から人間関係第一主義への大転換とは、言い換えれば、「おカネ」第一から「共感」重視への転換です。鷹山公の時代、街道の途中に暮らしや旅の必需品を棒杭に下げての無人販売を「棒杭(ぼっくい)の商い」といい、鷹山公の善政は人心をも立て直し、いつも金額はぴったり合ったといいます。旅の人もこの地に入ればおのずとそれに倣ったとのこと。人間、それが自然なのです。大維新の先に見えるのは「マイナス感情から解放された世界」です。以下の堺のおっさんの発言、実に実にうれしくなりました。

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893堺のおっさん:2020/04/08 (Wed) 20:08:14

戒厳令の夜
ではないが…
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は計4反の田畑の草刈りをようやく終えて、
酔っぱらってます。

今日から、自宅待機の生活。
農業はほとんど人と会わない。が…
リュックをしょってハイキングしている親子に4組出会う。
政府は金を早く出せと、くれない族が騒いでるが
家に籠ってゲーム三昧の生活よりも
楽しげな子供のはしゃぎ方に、
思わず、「アスパラ要るかい?」
チョキンと切って、「そのままかじってみな」
「えー、このまま食べられるの?」
「大丈夫、叔父さんも食べるよ」
こわごわかじって、「あまーい」

のどかな緊急事態初日であった。


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