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mespesadoさん講義(10)「将来への不安」にどう対処するか [mespesado理論]

mespesadoさんがスピリチュアルへ関心を向ける理由。人類の「将来に不安を感じる」という本能があることを素直に認め、かつこの根本的な本能をどう手なづけるかという、結局は精神世界の問題をどうにかしない限り、「反緊縮」のような経済政策だけでは現代の我々を救うことは無理ないんじゃないか》

この問題の行き着くところは、「死んだらどうなるか」です。神道天行居信条(十)私どもは人々が死後なほ現世の如く人格的に生活することを原則として確知し、現世の如くに弥栄(いやさか)の道、天行(かむながら)の道に精進し修養努力するものであることを信じて疑ふ余地がありませぬ(原則外の変態現象もあります)」。このことに関連して書いた記事がありました。→『AI時代の新・ベーシックインカム論』「労働」観の転倒https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2018-07-04

ただ、そこまでは行ってしまわずに、現世レベルでのぎりぎりの行き着きどころが、井筒俊彦氏による「形而上学的世界」なのかもしれません。飯山女史に教えられた「イスラム世界」観ともリンクします。

スピリチュアルについてのmespesadoさんの探求には、今後の展開が待たれる別方向からのアプローチもあります。→【シリーズ】「愛」とは何か(その1)http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17003576/6/

よくわからないけど、なんか大きなうねりのようなものを感じます。そのうねりに身を任せてみたいと思います。きっと、すごい時代になっています。

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131:mespesado :2019/12/26 (Thu) 07:15:36
安藤裕さんが Youtubeに登場!「安藤裕チャンネルひろしの視点」
【政治】日本の○○は世界でダントツ最下位!?-新自由主義の大きな弊害-
https://www.youtube.com/watch?v=GnZzdm7SG74&feature=youtu.be

 内容は安藤さんらしくていいです。
 ちなみに付いていたコメント↓もなかなかよい

> Mary Smith 3 日前
> 馬渕睦夫氏の「新国体論」に次の一節があります。
> 「会社は家族的共同体であるとする日本的経営からするならば、社員が
> もっとも大切なのです。この意識は、天皇が国民を大御宝と見ておられ
> ることと符合します。日本国家という共同体の成員である国民は、その
> 長である天皇にとって、貴重な宝物であるのです。同様に、会社員とい
> う共同体の長にとっては、社員は大切な宝なのです。したがって、会社
> 共同体の長にとっては、社員の福利が最優先であることになります。ま
> さしく、天皇の翼賛と国民の繁栄とが同義であるのと同じく、会社への
> 貢献と社員の繁栄とは同義であるのです。」
> 日本企業は、社員を大事にする日本的経営方式に戻るべきです。そして、
> それについて政府は税制優遇するなどの政策を打ち出すべきではないで
> しょうか。

 ただ、問題は「なぜ古き良き時代の日本がこんな風に強欲になってしまったのか」という原因分析が問題。
 その理由は、結局「古き良き時代」には必需品がまだ国民全体に普及していなかったうえ、技術が未熟だったので収益が右肩上がりだったから将来に不安がなかったから経営者も従業員も公務員も理想を追求することができた。
 ところが技術の進歩と必需品の完全普及で右肩上がりが無くなった結果、国民一人ひとりが将来が不安になって、理想追求より今の自分の生活を守るのに精一杯になった結果、背に腹は変えられず、結果の合成の誤謬で新自由主義が蔓延するようになった。

↑これこそが根本原因なのであって、よく反緊縮の人は「貨幣さえ増やせば昔の日本が復活する」とか思っているようだけど、そうではないと思う。だって、そもそも貨幣を増やせばよいという人は「貨幣を増やせばインフレになる」と思ってるから、デフレを防ぐには貨幣を増やせばよい、と考えてるんだろうが、インフレは「供給不足」があるから生じるんであって、「貨幣を増やし過ぎた」から生じるわけではない。貨幣を増やさなくたって、多くの人が消費できない事態に変りは無いわけで、貨幣量の問題ではない。
 だから、逆に今のデフレだって、貨幣の供給不足が原因なのではなく、市場の貨幣が減ってきたのは「皆が将来に不安を感じて溜め込む」もんだから、溜め込まれた分だけ貨幣が市場から減ってしまったからというだけに過ぎない。だから、日本でベーシックインカムを支給しても、一部の困窮者は救われるだろうが、大多数の人は支給されたBIを将来の不安に備えてただ貯金するだけで、市場の貨幣は一向に増えず、従ってデフレも解消しないだろう。
 要は、人類の「将来に不安を感じる」という本能があることを素直に認め、かつこの根本的な本能をどう手なづけるかという、結局は精神世界の問題をどうにかしない限り、「反緊縮」のような経済政策だけでは現代の我々を救うことは無理ないんじゃないか、と思う。

132:mespesado :2019/12/26 (Thu) 07:25:13
うずらのブログの最新エントリー↓
増税緊縮派は、自分たちの嘘がばれ、都合の悪い情報が拡がるのを怖がっているhttps://ameblo.jp/kobuta1205/entry-12549120883.html

↑いつも内容には1億%賛成なのだが、ここで言及されている「既得権益」ってのが、要するに経済学者や官僚や財界に属す輩の「将来への不安」から来るもので、彼らだって経済や経営やらの専門家なんだから、純粋に彼らの理想を追求したいはずなんだが、結局は正しいことを追求すると自分の属する集団で浮いてしまい、排除され、自分の将来が不安になるから事なかれでこんな緊縮のデタラメばかりを「真剣に」唱えているだけなわけで、いくら外野が「正しい学説」を普及させようとしたって、それだけでは何も解決しないのだろう。

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