アフターコロナに向けて (中村篤史) [コロナ危機]
コロナが終わる。3年間の長きにわたり続いてきた茶番劇が、ようやく終わる。街ではマスクを外して歩く人も徐々に増えてきた。1年前、2年前にはあり得なかった風景だ。
まだ続けたがっているバカもいるが、もはや誰も耳を傾けないだろう。大勢は決した。誰が何と言っても、もうコロナは終わりです。
コロナの終焉にあたって、言っておきたいことがある。それは、市民の目覚めがコロナを終わらせたわけではない、ということです。
「コロナは風邪と大差ない。マスクやワクチン、自粛なんてする意味がない。通常モードに戻るべきだ」「ワクチンで無数の人が死んだ。コロナ禍ではなくワクチン禍だ」「無意味なマスクには我慢できない。もういい加減コロナを終わらせてくれ!」
市民のそういう声がコロナを終わらせたわけではなかった。というか、政府がそのつもりなら、永遠にコロナ禍を続けることもできたと思う。従順などという表現では生ぬるい。日本人の奴隷根性をとことんまで見せつけられた3年間だった。欧米ではコロナの嘘に気付いた人々が自発的にマスクを外しワクチンを打たなくなったことで「コロナ対策」が実質的に形骸化し、政府が後追いする形でコロナが終了した。しかしこの日本において、僕らは、決して、自分たちで声をあげることでコロナの終焉を勝ち取ったのではない。政府の「これまで任意だったマスクを3月13日から任意にします」というバカみたいな号令なしには、マスクひとつ外せなかった。このことは後世のためにも認識しておくべきだと思う。
ただ単にフェーズが移行しただけのことなんです。コロナ騒動を仕掛けた人たちがいて、その人たちが「もう次の計画があるから、いつまでもコロナコロナと言うな。いい加減マスクを外せ。コロナは店じまいだ」と言っている。僕らは何も考えず、その声に素直に従っているだけなんです。波に流されているクラゲみたいに。
コロナは終わる。でも、ワクチン禍は終わらない。あのワクチンは遅効性の毒だから、これから癌、神経難病、自己免疫疾患など多くの難病が出現するだろう。
アフターコロナの時代にあって、ワクチン後遺症と並んでもうひとつ問題になってくるのは、接種者と未接種者の関係性である。
シェディング(伝播)という現象がある。接種者のそばにいる未接種者に何らかの体調不良(湿疹、下痢、悪心、倦怠感、咳、不正出血など)が生じる現象のことを言うのだけれど、厚労省や医師会はこの現象の存在自体を認めていない。しかし僕個人はシェディング被害を訴える患者を無数に診ているし、みなさんの身の回りにもシェディングに悩む人は数多くいるだろう。あるいはみなさん自身がシェディングに苦しむ当事者かもしれない。
ワクチン被害についてようやく報じ始めたマスコミも、シェディングについては今も沈黙している。今後も、シェディングは隠れた大きな問題であり続けるだろう。
接種者と未接種者の間に差別があってはならない。コロナ禍にあって「差別」という言葉は未接種者に対する文脈で語られたけれども、シェディング被害に悩む未接種者にとっては、接種者こそ忌避の対象である。ただその人がそばにいるだけで体調が悪化してしまうのだから、誇張ではなく「歩く生物兵器」である。とても共存なんてできない。つまり、シェディングという存在が、接種者と未接種者のあいだに立ちはだかる巨大な壁となり、両者を分断することになる。「お互いコロナ大変でしたね。打った人も打たなかった人もこれからは手をとりあって頑張りましょう」と言いたいところだけれども、シェディングに悩む人のほうからは、接種者に手を差し伸べることはできない。それどころか、心情的には「こっちに来るな!」と言いたいぐらいだろう。
もうひとつ、ワクチンの接種/未接種がアフターコロナに与える影響として、若年者の婚活を挙げたい。あのワクチンが生殖系に与えるダメージについては、すでに多くの研究がある(男性接種者の精子減少、女性では流産率の増加、不妊、月経不順などの婦人科疾患の増加など)。たとえシェディングの影響を受けないとしても、結婚適齢期の若年未接種者が将来をともにするパートナーを探そうとなったとき、接種済みかそうでないかを重視する人が出てくるのは当然のことだろう。
50代女性。息子さんが3回接種済みの女性と交際中で、しかしワクチンの危険性を知り、付き合いを継続しようか別れようか悩んでいる。以前の記事で紹介しました。
https://note.com/nakamuraclinic/n/nbcc337df7d34
その後の話。
「息子はこないだ彼女と別れたようです。例の3回接種済みの彼女と。正直、私としてはホッとしました。息子には『あなたの選んだ人なら尊重する』と言っていましたが、同時に『あのワクチンについてしっかり調べてね』とも伝えていました。それで、あの子なりに自分で調べたんでしょうね。次世代に影響するワクチンだということが分かった。それで、別れた。
でも別の問題が出てきました。娘がいるのですが、最近彼氏ができたようです。県外で暮らしていて、すでに成人しているのだから好きなだけ恋愛すればいい。ただ、ひとつだけ聞きました。『打ってる人?』すると娘が話をそらす。そこははぐらかさないで欲しいから、しつこく聞いた。すると観念して『今どき打ってない人なんていないよ』
ショックでした。娘は、息子の一件を知っています。3回接種済みの彼女と交際している息子が、別れようかどうしようか深く悩んでいた様子を見ているし、あのワクチンがいかに危険なものか分かっています。その娘が接種者とお付き合いしているというのだから、私は言葉を失ってしまいました。
『打った人はダメなんて、それじゃ恋愛できなくなっちゃう。それに、私、コロナワクチンこそ打ってないけれど、子宮頸癌ワクチン打っちゃったし』
私の痛いところを突きます。以前、私はワクチンを信じていました。HPVワクチンも私が半ば無理やり娘に勧めて打たせました。どれほど後悔してもしきれないほどの後悔です。でも私としては、HPVワクチンを打った娘だけに、せめて相手はコロナワクチン未接種であって欲しい。コロナワクチン接種者がこれから健康であり続けるかどうか分からないし、接種者と性的な関係を持つと、何かの病気をもらうかもしれない。癌とか血栓とか帯状疱疹とか。
今、あなたはその人のことが好きで仕方ないんでしょう?あのワクチンがダメって分かってるあなたが、それでもその人がいいって選んだんだから、よほど好きなんだろうなって。それは分かる。でも、きちんと覚悟できてる?その人が数年後変な病気を発症するかもしれないし、あなたが病気をもらうかもしれない。そこも含めてその人のこと愛せる?夫婦は一時的な勢いではやっていけない。一生なんだよ。病気になる確率が高い人を大事にできる?病気になった場合、献身的に介護して添い遂げる。あなた、そこまでの覚悟があるの?
重い話なので、娘からはものすごくうっとうしがられました。娘の言い分も分かりますよ。『8割が打った。接種者を避けながら自由に恋愛を楽しむことなんてできない』そう、可哀そうな時代だなって同情しますよ。幸いシェディングは受けないようだから、必要以上に避ける必要もない。ただ、コロナワクチンの接種が始まったとき、私は決めたんです。『大事な人には絶対打たせない』と。自分はもちろん、家族にも打たせない。でも、子供が結婚して誰かを連れてくるとなれば、その人は新たな家族です。我が家に迎え入れないといけない。
私が妥協する必要があるのかもしれません。未接種という、いわば家族の純血を守ることは、8割が打った今、もはやできないのかもしれません。
しかし、本当にショックでした。少し前まで娘は『接種者、気持ち悪い』って言ってたんですよ。それなのに、接種者と付き合ってる。よほどのことがあったんだなと思います。ずいぶん悩んだはずだし、強い決断があったはず。強情な子だから、私が何か言えば言うほど反発すると思う。もともと親子仲は良好だけど、あまりにも反発されて、隠し事をするようになってもつらい。だから、私はもう何も言いません。私が変わるしかないと思っています」
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