やすえちゃん当選!/安倍元首相殺害の深層(田中宇) [現状把握]
大内 理加 自新 242,433
石川 渉 共新 19,767
黒木 明 諸新 11,481
小泉 明 N新 7,217
(当日有権者数:899,999人 投票率:61.87%)
大内 理加 自新 6,988
石川 渉 共新 487
黒木 明 諸新 302
小泉 明 N新 190
舟山康江 344,356
月野 薫 223,583
城取良太 15,223 投票率は62.22%で前回より1.46ポイント上昇。(南陽市 62.77% 前回59.99%)
南陽市の結果
舟山康江 10,018
月野 薫 6,605
城取良太 408
安倍元首相殺害の深層
2022年7月10日 田中 宇7月8日の安倍晋三・元首相が殺害された事件の最大の要点は、安倍が自民党を仕切っている黒幕・フィクサーだったことだ。安倍は一昨年に首相を退いた後、後継の菅義偉と、その後の今の岸田文雄が首相になるに際して自民党内をまとめ、菅と岸田の政権が安全保障・国際関係などの重要事項を決める際、安倍の意向が大きな影響を与える体制を作った。安倍は首相時代から、対米従属を続ける一方で中国との親密さも維持し、日本を「米中両属」の姿勢に転換させた。安倍は、米国の「インド太平洋」などの中国敵視策に乗る一方で、日中の2国間関係では中国を敵視せず協調につとめ、世界の覇権構造が従来の米単独体制から今後の多極型に転換しても日本がやっていけるようにしてきた。 (米国の中国敵視に追随せず対中和解した安倍の日本)
安倍はプーチンらロシアとの関係も維持しており、ロシア政府はウクライナ開戦後、岸田首相や林外相らを入国禁止の制裁対象にしたが、岸田の後ろにいて日本で最も権力を持っていた安倍は制裁対象にしなかった。ウクライナ戦争によって作られた米国側と非米側の対立の激化は、今後時間が経つほど資源類を握るロシアなど非米側が優勢になり、日本など米国側は資源調達がとどこおって経済的に行き詰まる。岸田政権は今のところ米国の言いなりでロシア敵視の姿勢を続けてきたが、今後はロシアなど非米側から石油ガスなどを止められる傾向が強まり、資源を得るためにロシアと和解せねばならなくなる。そのとき安倍がプーチンとの関係を利用して訪露などして対露和解を進め、日本を資源不足の危機から救う展開が期待できた。そのため、露政府は安倍を入国禁止の対象に入れていなかったと考えられる。
左翼リベラルなどは安倍を敵視してきたが、安倍は今後の日本に必要な権力者だった。だがその安倍は今回、ロシアなどが日本への資源輸出を止める報復措置を強め始め、安倍の出番が近づいたまさにそのタイミングで殺されてしまった。これから日本が資源を絶たれて困窮しても、日本を苦境から救うことができたかもしれない安倍はもういない。7月8日の安倍の殺害は、偶然のタイミングにしては絶妙すぎる。報じられているような、犯人の個人的な怨恨によるものとは考えにくい。今回のような大きく衝撃的な政治事件は、偶然の産物として起きるものではない。安倍の殺害は、日本がこれから困窮しても中露と関係を改善できず、中露敵視を続けざるを得ないようにするために挙行された可能性が高い。 (中立が許されなくなる世界)
安倍の死去により、日本の権力は岸田のところに転がり込んだ。これまで岸田は安倍の傀儡だったが、安倍が死んだので岸田は好きにやれるようになった。岸田が今後も安倍が作った米中両属の路線を継続する可能性はゼロでない。しかし、安倍殺害犯を動かした背後の勢力は、岸田に勝手にやらせるために安倍を殺したわけでない。安倍を殺した勢力はおそらく、安倍を殺すと同時に岸田を傀儡化し、安倍が続けてきた米中両属の路線を潰し、傀儡化した岸田に中国やロシアに対する敵視を猛然とやらせるつもりだろう。 (日米欧の負けが込むロシア敵視)
1964年に米諜報界(軍産複合体)は、自分たちに楯突いてきたケネディ大統領を殺したが、諜報界はケネディを殺すと同時に、副大統領から昇格して次の大統領になったジョンソンを傀儡化し、冷戦の再燃やベトナム戦争の激化など、ケネディが阻止しようとしたことを思い切りやれるようにした。それがケネディ殺害の目的だった(その後ベトナム戦争は泥沼化し、米国の覇権を自滅させる隠れ多極主義の流れに入り込まれたが)。今回の安倍殺害は、ケネディ殺害に似ている。安倍殺害犯を動かしていたのは米国の諜報界(軍産、ネオコン)である可能性が高い。彼らは、安倍が敷いた日本の米中両属路線を潰すために安倍を殺し、同時に岸田を傀儡化して、安倍の路線と正反対の露中敵視の強化路線を岸田に採らせていくのでないか。 (英ジョンソン首相辞任の意味)
安倍が殺される10日ほど前の6月末のG7サミットあたりから、岸田政権は米国(バイデン政権を牛耳るネオコン系の勢力)からの要請・加圧を受け、ロシアが輸出する石油の価格に上限を設定するG7の対露制裁案を積極的に推進するなど、米国側のロシア敵視の急先鋒を演じ出した。日本などG7から石油の輸出価格を抑止されたら、ロシアは石油をG7諸国でなく中国やインドに売ればいいだけの話で、ロシアは全く困らない。自滅的に困窮するのは、ロシアから石油ガスを輸出してもらえなくなる日本などG7の方だ。 (Vladimir Putin: Anti-Russian Sanctions Have Backfired on Those Imposing Them)
岸田政権のロシア敵視強化は、ロシアからの報復を招き、日本国民の生活と岸田自身を困窮させる自滅策だ(その分、露中など非米側の優勢が増し世界が多極化する)。岸田は米ネオコン(隠れ多極派)の言いなりで日本を自滅に誘導する策をやり出している。米ネオコン系はドイツにも露敵視を強要して自滅させているが、それと同じことを日本に対してやり出した。安倍は、日本側の自滅が顕在化するまで傍観し、自滅が顕在化したら岸田のために安倍がロシアと掛け合って日露を和解に持っていき、日本のエネルギー輸入を保全しようと考えていたのでないか。だがそれは安倍の殺害によって不可能になった。 (Germany’s developing economic crisis is a fascinating study in self harm)
安倍殺害は、2日後の7月10日の参院選挙で同情票を得る自民党を有利にした。岸田政権は参院選に勝利して権力を強化するが、その権力強化は安倍が敷いた米中両属・対露和解の路線を潰すために使われる。安倍の死で、自民党は安倍の路線から離れる方向で優勢になる。安倍は自らの命を奪われれただけでなく、死によって自分の路線を破壊される。ひどい話だ。米諜報界は残酷に狡猾だ。
岸田は安倍路線を捨て、米国から誘導されるままに露中敵視を強めるが、それは日本が経済的に露中から報復されて窮乏することにしかつながらない。米諜報界とバイデン政権を牛耳るネオコン系は隠れ多極主義なので、露中を強化して多極化を進めるために、日独に自滅的な露中敵視をやらせて潰し、露中を優勢にしている。安倍は日本を米中両属にして国力の温存を図ったが、今回ネオコン系に殺され、代わりに日本の権力を握らされた岸田は、ネオコンの傀儡になって日本を急速に自滅させていく。
安倍を殺した実行犯が逃げずに現場にとどまったことも、私怨による単独的な犯行でなく、後ろに巨大な勢力がいて犯人を動かしたことを思わせる。私怨による単独犯なら、犯行後に逃亡を試みるのが自然だ。犯人が逃げずに逮捕され、犯行の動機を警察に供述したことにより、安倍殺害は統一教会への怒りによって引き起こされたという頓珍漢な話が喧伝されることになった。統一教会の話は、実行犯の気持ちとして本当なのかもしれないが、事件の全体像としての本質から逸脱している。背後にいる米諜報界は実行犯に対し、犯行後に現場に残って逮捕されるよう誘導したのだろう。
安倍は死んだ。岸田の露中敵視もいずれ破綻する。その後の日本は弱体化し、経済的に露中敵視を継続できなくなり、米国も金融破綻や国内混乱で弱体化するので、いずれ日本は再び米中両属への道を模索するようになる。それを自民党の誰が主導するのか、まだ見えない。岸田自身が露中敵視の強化が自滅策だと気づいて方向転換を図るかもしれない。左翼リベラルなど野党やマスコミが事態の本質に気づく可能性はほぼゼロなので、そちらからの転換はない。マスコミ権威筋が頓珍漢なままなので、日本人のほとんども何も知らないまま事態が転換していく。
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60 名前:suyap 2022/07/28 (Thu) 23:16:29
https://grnba.bbs.fc2.com/reply/17350257/60/
>>55 >>59 と関連する話題ですが、安倍暗殺と米CIAの関係を少し考察。
安倍さん暗殺の2日後に書かれた田中宇さんの記事から引用します:
https://tanakanews.com/220710abe.htm
安倍殺害犯を動かした背後の勢力は、岸田に勝手にやらせるために安倍を殺したわけでない。安倍を殺した勢力はおそらく、安倍を殺すと同時に岸田を傀儡化し、安倍が続けてきた米中両属の路線を潰し、傀儡化した岸田に中国やロシアに対する敵視を猛然とやらせるつもりだろう。
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安倍殺害犯を動かしていたのは米国の諜報界(軍産、ネオコン)である可能性が高い。彼らは、安倍が敷いた日本の米中両属路線を潰すために安倍を殺し、同時に岸田を傀儡化して、安倍の路線と正反対の露中敵視の強化路線を岸田に採らせていくのでないか。
------------------------------------------引用ココまで
2001年の9.11以降、田中宇さんの「隠れ多極派(ネオコン)」説を多く読んできたが、私は最近、隠れ多極・ネオコン一派=グローバリズムNWO=新たな世界共産主義一派として理解している。そこら辺が宇さんとは少し違うけれど、上の記事はとても参考になります。
暗殺事件の翌日あたりから、在米、在オーストラリアの中国人(それぞれ立場は法輪功/反習近平/反江沢民などなど)が一斉に、「安倍暗殺は国際連絡部によって開始された『特別任務プログラム』を通じて、日本の中国共産党の秘密メンバーによって行われた」と報じ始め、私も「そうか、なるほど」と思って、放知技でも以下のような投稿をしました:
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/17349208/254/
>>12 >>15 >>24
しかしながら安倍暗殺の黒幕を「中国共産党だけ」とするには、やや動機の迫力が欠けるし、ヤマガミを使って統一教会関連を叩くプロパガンダが、どうにも中共(だけ)の仕事らしくない。もうひとつ大きな動機を抱えた大物黒幕がいるはずだ...と、晩年の安倍さんの言動と立ち位置を振り返ると...そーですよ、ヌーランド(笑)・・・がオモテに立って蠢いているアノ勢力の尻尾を、安倍さんバッチリ踏んじゃってる。
世界のアンカー安倍晋三はもういない!!/ペロシ米議長の訪台問題に沈黙する日本/安倍が目指した多極
https://maltwhisper.com/anchorabe/
ましてや思いどおりに進まないウクライナ情勢に加えてバイデン爺さんの不人気。ここは一気に極東アジアで紛争をやらかして私腹も肥し、あわよくば(米中間)選挙も...w
だから「統一教会」がオモテ看板に使われたのでしょう。統一教会から派生した米国のサンクチュアリ教会は銃規制反対でトランプ支持を表明して行動していますから、トランプ叩きに多少の効果はあるかもだし(米国の信者数や認知度からして選挙にそれほどの効果ではないでしょうが、日米国民を納得させるのには十分と黒幕が考えてもオカシクない)。
もっとヒネリを入れると、文鮮明の7男によって2015年に創設された米サンクチュアリ教会、実はプラウドボーイズやオースキーパーズ以上にFBIの傀儡に深く入り込まれ、もしかしたら教祖の7男自身がCIAじゃないかとも噂されています。
by めい (2022-07-29 05:09)