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新・mespesadoさん講義(157)参政党の問題点④「本来民主主義」の実現へ [参政党]


《その「骨格・芯が万人に受け入れられるような考え方を提示できる人物」が、更に「真の骨格以外の部分は他人に妥協でき、しかも他人に対する共感能力も持っている」ような人物であれば、その「万人」や「他人」には一般庶民や一般の政治家だけでなく「実質権力者」も含まれるわけですから、その政策が政治的に実現できる可能性が格段に高くなるわけです。これこそが、(当初「民主主義」を本当は自分達による独裁主義を実現するための名目として導入した成金たちの思惑を超えて)真に有効な政治形態になる可能性を秘めている、と思います。》

私は、松田学氏はじめ、武田邦彦氏、小名木善行氏、井上正康氏等が支える参政党に、その可能性を見ています。

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967:亀さん:2022/06/15 (Wed) 07:16:57
>>966
はぐらめいさん、十年前のまほろば会で数回にわたり、長谷川三千子先生の『神やぶれたまはず』を巡って語り合っており、その時に小生も『神やぶれたまはず』を入手しています。

世界戦略情報誌『みち』の天童竺丸編集長も、長谷川先生の一連の著作を熱心に目を通し、さらに先生と天童編集長は幾度か対話を重ねています。天童編集長が先生と知己になった経緯は、まほろば会の安西正鷹さんの講話資料から、或る程度は窺い知ることがてきると思います。少々長くなりますが、以下に引用しておきます。
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 <参考> 『真実のユダヤ史』(2014年、成甲書房)訳者解説より引用
以前から私も『聖書』に充ち満ちている憎悪と呪詛の言葉に奇異の念を禁じえなかった。ユダヤ人の持つ大地への憎悪に着目して書かれたのが、長谷川三千子氏の『バベルの謎』(平成八年二月、中央公論社)である。ユースタス・マリンズの洞察と長谷川三千子氏の発見に導かれて、ユダヤ人がなにゆえに「憎悪」に呪縛されたのかを考える連載を「世界戦略情報みち」で始めたが、程なくしてフランス在住のスファラディ系ラビの家系から出たメソド・サバとロジェ・サバ兄弟によって書かれた『出エジプト記の秘密 ~ モーセと消えたファラオの謎』(平成一四年、原書房)に出逢った。そして、マリンズがユダヤ人の起源をカナンに横行した強盗略奪集団ハビルに求めているのに対して、このハビルたちが神父アイ(後にファラオとなる)によって追放されたアテン一神教徒だったというサバ兄弟の所説に納得するに至った。連載の拙い論考をまとめたのが『憎悪の呪縛 ~ 一神教とユダヤ人の期限』(平成二一年、文明地政学協会)である。
激動する2015年以降の世界金融・経済情勢 その32
~注目情報と人間の集合的無意識から占う現代文明の崩壊と新文明建設の方向性
2017年11月まほろば会「お金」講義資料
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はぐらめいさんの玉稿『神やぶれたまはず』再々読(7)にあった以下の言葉・・・

> 昭和20年8月15日正午のあの一瞬

小生は>>943で行政調査新聞の記事を引用していますが、以下に再掲しておきます。
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円安はさらに進み、 株価も暴落し、巨大地震や自然災害など、幾多の災害も体験するはずだ。それでも日本は、早ければ今秋、たぶん年末、どんなに遅くなっても来春には力強く羽ばたく。その力強さは想像を絶するものになる。失われた30年をわずか1、2年で取り戻し、その先は笑いが止まらないほどに輝く国になる。
その途轍もなく明るい未来を、ぜひ見届けて頂きたい。
https://www.gyouseinews.com/wpj/wp-content/uploads/2022/05/2022052701.pdf
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はぐらめいさん、「昭和20年8月15日正午のあの一瞬」の直前の大東亜戦争、それに等しいあるいはそれ以上の大惨事がこれから起こりつつありますが、それが核戦争という最悪の事態になるのか、あるいは日本で餓死者が何万、何十万と出るていどで済むのかは分かりませんが、最悪の事態を想定しつつ、準備を進めている知人・友人が周囲に増えてきました。

そして、〝第二〟の「昭和20年8月15日正午のあの一瞬」から、行政調査新聞の云う「輝く國」に日本はなると、今の小生は確信しております。

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

968:mespesado :2022/06/15 (Wed) 07:57:51
>>966
> 松田氏はまさに「真っ当な常識人」なのだと思います。

> 「真っ当な常識人」とは、
> 「だれにでも合わせることのできる人」です。
> 「だれにでも合わせることのできる人」とは、
> 「その人の立場で理解できる人」です。

> 松田氏には大蔵省官僚としての体験と衆議院議員としての体験がありま
> す。
> 「松田プラン」については財務官僚も「それならできる」と言ってくれ
> る、と言われました。

 なるほど!要するに、松田プランというのは、現実に真っ当な経済政策を実施するにあたって、それを実際に実行する直接の当事者である国会議員や財務官僚が納得できた内容になっている、ということなんですね。それなら疑問点が解消しました。つまり、いくら理想とか論理的に正しい方法論を述べたところで、それを実際に実行する立場の人が、理由はどうあれ納得していなければ、その案は現実には実行されることはあり得ません。だから、正しいか、理想かということよりも、実行当事者に納得できる方法に「自分の方が合わせよう」というわけなんですね。これは盲点でした。つまり、私の今までの書き込みで、松田プランが腑に落ちない点というのは、要するに実行者である財務官僚の立場とか理解のレベルが「理想と比べておかしかったり論理的におかしかったりすること」の反映でしかないわけですね。一般に、自分の方が論理的に正しい考え方をしていて相手の方が理解していないとき、ともすると、凡人である自分などは、意地でも相手を説得しようとするか、相手をやっつけようとするか、あるいはスルーして相手にしない(この場合は理想は実現しないことになるのでその件については実現を諦めるしかない)か、そのいずれかしか思い付かなかったのですが、そうではなく、自分がギリギリ妥協できる限界まで相手に合わせてでも結果的に実現できればよしとする。それこそが一番現実的な態度だ、ということなんですね。しかし、これはなかなかできることではありません。そもそも相手の主張だけでなく、心の内まで理解しようとし、かつそれが可能でなければならない。それに精神的にものすごい忍耐力もいる。まさに、本当の意味で「相手を人間として尊重する」とはこういうことなんだなぁ、と心底敬服します。
 ところでよくよく考えてみると、このような態度は、実は財務官僚を相手にした積極財政だけの話ではなく、例えばDSを相手に何かをしようとする場合にも応用が利く、「本当の人間力」が試されるけれども、実は一番本質を突いた方法論なのかもしれませんね。
 というわけで、上のはぐらめいさんの報告を読んで、私も考え方を改めました。

969:mespesado :2022/06/15 (Wed) 08:17:05
>>968 では
> 自分がギリギリ妥協できる限界まで相手に合わせてでも結果的に実現で
> きればよしとする

と書きましたが、ここで書き忘れた重要なことがある。それは、はぐらめいさんも書いているように、
> 松田氏の話を聴き本を読んで、明確なプラン、ビジョンあっての政党な
> んだと考えを改めました。

 つまり、自分自身の考え方の芯・骨格をしっかり認識していること。人は安易に「理想」という言葉を使うけれども、十人いれば十種類、「理想」というものは人によって違う。だからお互いが理想を曲げなかったら、人間社会という共同体では何もできなくなる。それどころか力の強いものの理想だけが勝って、結局は支配・被支配の構造になり、その他の人間は奴隷になって終わり。じゃあ、どうしたらいいのか。一言で「理想」と言うけれど、その理想というのは、実は何重にも衣を被っている。そしてその理想とやらには、実はこれだけは絶対に外すことができない、という「芯」の部分がある。まずは、自分が理想を掲げるとき、この「芯」が何であるのかを自問自答して自分でそれを見つけて理解する。これがはぐらめいさんのおっしゃる「明確なビジョン」を持つということなのでしょう。これをしっかり持つことによって、初めて、その理想の芯を包んでいる衣に過ぎない部分は相手に合わせて妥協することができるようになる。だから、単に相手を理解する、相手に合わせる、という能力や覚悟を持っているというだけではダメで、それでは相手に流されるだけのフラフラした人間でしかない。ですからこの理想の「芯」を持つ、ということが一番の要となる部分なのだと思います。

970:mespesado :2022/06/15 (Wed) 09:38:06
 >>968 >>969 を書いてみて、思いは「民主主義とは」というところに広がりました。以前、「民主主義」対「君主主義」の話をしたことがあって、民主主義の対立概念は独裁主義ではなくて君主主義なんだ、ということを解説していたと思うんですが、現代の教育現場では「君主主義」は古い方式で、王侯貴族という特権階級を無くして、国民一人一人が主権者となる理想の政治形態が「民主主義」なんだよ、と教わるわけですが、実態はそうではなく、まず歴史的に言えば、産業革命による大量生産で短期間に金持ちになった庶民の一部がカネだけでなく国の支配権まで欲しがり、その際邪魔になった王侯貴族を倒して政治権力を乗っ取るために、民衆を「奴らはたらふく食っている」とか「働かざる者食うべからず」とか言って焚きつけて民衆の人数を使って王侯貴族を倒し、それに体のよい「民主革命」とラベルを付けて、実質的な政治権力を、焚きつけた当の「成金」が握る、という「茶番」だったわけで、実はそれが今日でも続いているわけですが、このカラクリを知った一部の識者が(特に日本の)「君主主義」の方が「民主主義」よりマシだ、なぜなら(特に日本の)君主は自分のことよりまず民のことを第一に考えている。しかも「倫理」を大切にするので、「成金」が自らの利己的な目的のために庶民を犠牲にするような政策を実行することを妨げることができるから、というものだったと思います。しかし、「利己的な行為」が庶民の眼にも明らかに「不当」であれば、それに乗っかる形で君主もそれを咎めることができるが、「貨幣論」のように、「常識の方が間違っている」ようなケースの場合、庶民だけでなく、それに同調した君主自らが誤った倫理で暴走する可能性がある。結局は「民主主義」を残したまま、「正しい考えを持つ人」の考えが反映するような政治形態を取るしかない、ということになるのかなぁ、と漠然と思っていたわけです。
 そこで、今回の話との関係が出てくるのですが、「君主主義」では、まず政治の骨格を「君主」が示す。そして、民衆、というか、政治の実行役である政治家は、それぞれの支持者の利害を受けて、種々の「政治的理想」を実現しようとするが、その際共通の骨格になるのは、いろいろ論戦は行われるものの、「君主」の考え方の芯が、その共通の骨格ということになりがちです。なぜなら「偉い『君主』様の思し召し」なのですから、皆が従うべきという大義名分があるからです。ところがこれに対し、「民主主義」ではそのような共通の骨格となるようなモデルがどこにも存在しない。これは不便ではあるけれども逆にチャンスでもある。もしも骨格・芯が万人に受け入れられるような考え方を提示できる人物が居れば、それを求心力にすることができる可能性が出てくる。君主主義の下では考え方によっては、その考え方が実質権力者の企みに反するとき、実質権力者があの手この手で君主を垂らしこんだ上で「君主の思し召しに楯突くのか」という大義名分を使って反対されて実現しない場合でも、民主主義ならそのような大義名分を持つ絶対者が居ないために逆に実現しやすくなる可能性がある。そしてここが肝心なのですが、その「骨格・芯が万人に受け入れられるような考え方を提示できる人物」が、更に「真の骨格以外の部分は他人に妥協でき、しかも他人に対する共感能力も持っている」ような人物であれば、その「万人」や「他人」には一般庶民や一般の政治家だけでなく「実質権力者」も含まれるわけですから、その政策が政治的に実現できる可能性が格段に高くなるわけです。これこそが、(当初「民主主義」を本当は自分達による独裁主義を実現するための名目として導入した成金たちの思惑を超えて)真に有効な政治形態になる可能性を秘めている、と思います。


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971:亀さん:2022/06/15 (Wed) 17:17:22
>>965で小生はブログ「Malt Whisper」が、参政党について自分の考えを述べると書きましたが、以下、早速に松田プランについての意見をアップしています。
https://maltwhisper.com/mmp/

小生同様に参政党に期待している、ブログ「Malt Whisper」の松田プランに対する意見、mespesadoさんの目にはどのように映ったのか、率直な意見を頂ければ有り難く思います。

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

972:mespesado :2022/06/15 (Wed) 17:41:31
>>971
 Malt Whisper氏の記事、読みました。氏の説明する貨幣論の内容も、松田氏が主張している内容の真贋に関する論評も、完璧に正しいと思います。
 ただ、問題はそこではありません。問題となるポイントは唯一つ。それは「松田氏は、知ってて敢えて財務官僚や貨幣観を間違った一般人に迎合するような発言をしているだけなのか、それとも本当に貨幣論について誤解しているのか?」という一点だけです。
 これは、あたかも安倍さんが総理だった頃、ホンネを隠してDSなどの恫喝者に迎合するふりをしながら、かれらを土壇場で打っちゃり、国益を守ったのと同じ構図なのかどうか、ということに他なりません。
 これについてははぐらめいさんとは違って直接松田氏本人に会って話をしたわけではない私には、正直言ってわかりません。ただ、動画を見る限りでは、参政党の松田学氏と幸福実現党の及川幸久氏は、とても常識人で、いろいろな裏事情もよくご存知の人で信頼できそうな人だな、と「肌でも感じる」ことは間違いない。これに対して、同じ参政党でも、神谷宗幣さんや吉野敏明さんは、肌感覚としてもどこか胡散臭く、あまり信用できる人のような気がしません。問題は、この肌感覚がどの程度正しいのか、ということであり、唯物論者の私(w)には、これ以上のことはわからないし、本当のところは判断できませんw

974:mespesado :2022/06/15 (Wed) 18:10:56
>>972
 ちなみにアンチ参政党の人達が松田学氏に対して批判するときに、次のような2019年に起きた「ジュピター・スキャンダル」がよく持ち出されます↓
仮想通貨事業「ジュピター」で投資金訴訟
…被告に“財務省出身の元衆院議員”と“大手企業元副社長”
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191105/dom1911050008-n1.html

 まあ、松田氏が早くからブロックチェーンを用いたデジタル通貨を提唱していた関係で仮想通貨の広告塔として活動していたわけでしょうが、これがどの程度のスキャンダルと見做されるのかもよくわからない。上の記事を読む限りでは直接手を下したわけではなく、政治の世界でよくある「カネ絡みのスキャンダルで政敵を潰す」話と同じ構図でアンチ参政党のサヨク系論者が騒いでいるだけのようにも見えます。

978:亀さん:2022/06/16 (Thu) 05:19:54
>>972
mespesadoさん、ありがとう。松田プランに対するMalt Whisper氏の主張、そのまま受け取って良いということが分かり、感謝します。

小生が参政党を応援するのも、武田邦彦氏と小名木善行氏のお二方がいるからだし、両者の日本を想う気持ちは本物だからです。もう一人いました。武田氏との対談動画を観て本物だなと直感的に思ったのが、赤尾敏の姪である赤尾由美女史です。

松田学氏については、さまざまな考え方を持つゲストとの過去の対談動画から、受け身の人、芯の無い人という印象が強かったのですが、数日前に同氏の演説動画を幾本に接し、特に日本の持つ問題をズバリ指摘しているあたり、同氏に対する印象が変わりつつあり、今後を注目していきたいと思います。

神谷宗幣氏と吉野敏明氏に関しては、演説動画を幾つか見ていますが、小生から見て、胡散臭いというよりは、若いなぁといったところです。つまり、安倍晋三元総理のようなマキャベリストではないだけに、一抹の不安を感じます。

亀さん@人生は冥土までの暇潰し


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