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コロナワクチンについての「歴史的文書」 [コロナ危機]

candlelight-candle-light2022.jpgQUORAというQ&Aサイトで、「コロナワクチン肯定、イベルメクチン否定」の立場で精力的にAnswerされる、ウイルス学専攻の池上良という方がおられます。今朝「コロナワクチンの接種による免疫と感染によるた免疫の違い」についての答えをじっくり読んだところです(末尾に転載)。ちょうどその後読んだのが、In Deepの「インドの著名な医学者と疫学者たちのグループがモディ首相にワクチン大規模接種の即時停止を求めた緊急書簡『COVID-19の真実:インドの声明』の内容」。これを読んだら池上氏の文章がことごとく色褪せてしまいました。61ページに及ぶモディ首相にあてた公開書簡は「歴史的文書」と評価されているようです。コロナワクチンについて「考慮すべき重要なポイント」、10項目にまとめられます。

①抗体依存性増強(ADE)の誘発の危険
②ワクチン接種によって生成するスパイク蛋白が毒性をもったまま体内で活性化する(凝固障害や出血障害)
③多くの死亡例の確認
④ワクチンが血流に入ることでの全身への影響(長期的には女性の生殖能力に影響の可能性)
⑤ワクチンの大量展開によって、ウイルスはより耐性の強い株に進化する
⑥インドでは70%以上が自然免疫を獲得(「集団免疫」)しており、ワクチンは必要ない
⑦多数の誤検知を引き起こすPCR 検査の悪影響は世界的に深刻。すぐやめるべき(米国 FDA (アメリカ食品医薬品局) は 撤回)
⑧ワクチンは感染拡大を止めることはできないどころか、「より多くの亜種の発生の促進、潜在的な ADE の発生につながる医学的な悪夢のリスク
⑨Covid-19は完全に治療可能な病気であり、その解決策に自信を持つ(医学的に安全性が証明されているイベルメクチン、ヒドロキシクロロキン。ビタミン(D、C、亜鉛)などの証明されている医学的解決法)
⑩「私たちが現在、私たちの世界の歴史の中で最大の組織化された大量殺戮を目撃している・・・世界中の弁護士たちのネットワークは、この刑事議題に奉仕しているすべての人を起訴するために集団訴訟を準備」している
最後に「真実の側を振り返って選ぶ時間はまだあります。正しい選択をしてください。」と訴えています。

*   *   *   *   * 


「 COVID-19の真実:インドの声明」

“The Truth Of COVID-19: The India Statement.”
Walter Gelles 2022/02/13

考慮すべき重要なポイント

この「インド声明」の要点を簡単にまとめる。 これは歴史的な文書であり、そのことは文書自体が物語っている。ここからとなる。

「コロナウイルスワクチンは、これまで成功裏に使用されたことはありません。ひとつの大きな問題は、抗体依存性増強(ADE)の誘発です。ワクチンは抗体を産生しますが、それにより病気の予防ではなく、むしろ病気の状態が、より深刻になる可能性があります。ADEは、将来に及ぶ問題となる可能性があります」

(※ ADEについての参考ブログ過去記事1過去記事2

「すべてのワクチンはスパイクタンパク質を使用あるいは生産しています。ウイルスはスパイクタンパク質を使用して宿主細胞に付着するため、最初は予防に良い考えだと考えられていましたが、しかし、これは失敗であり、あるいは大きな大惨事であることが後にわかりました。スパイクタンパク質は、主要な血管疾患を引き起こすウイルスの毒性部分なのです。ワクチンが合成するスパイクタンパク質にも毒性があり、同様に凝固障害や出血障害などを引き起こしていることが確認されています」

(※ スパイクタンパク質の毒性についてのブログ過去記事

ワクチンを接種していた人たちの多くが亡くなっています。 ワクチンの結果としての悪影響と死亡のデータは、すべての国の科学界と国民たちに衝撃波を送っています」

「それと共に、ワクチン( mRNA が)注射部位から遊離し、想定されていたこととは逆に、予期せずに血流に移動するのです。つまり、卵巣や骨に移動することを含めて全身に広がることが今や決定的となっています。骨髄やリンパ節にもです。スパイクタンパク質とその主要な病気を引き起こす能力について知られていることを考えると、これは非常に危険です。骨髄の病気を引き起こし、長期的には女性の生殖能力に影響を与える可能性もあり得ます」

(ファイザー社ワクチンの生体内分布についてのブログ過去記事1過去記事2

ワクチンの大量展開は、インドで出現したデルタ変異株のように、ワクチンに耐性のある株に進化するようにウイルスに選択圧をかけています。これによりオミクロン株が出現しました。これは抗生物質の耐性菌が出現するのと同じパターンに従う、科学でよく知られた概念です」

(ワクチンの大量展開が変異種を生み出すことについてのブログ過去記事1過去記事2

「ワクチン免疫(狭義で変異体特異的)とは異なり、Covid-19 から回復した人々は自然免疫を発達させます。これは、いくつかのウイルス/変異体に対して有効な抗体として長続きします。そのような人たちはワクチン接種を受ける必要がなありません。むしろ、そのような人たちがワクチン接種を受けることは潜在的に危険です。ICMR(インドの医薬機関)によると、インドの人口の大部分、約70%以上が、すでにこの自然免疫を持っています。これは「集団免疫」と呼ばれ、感染がなくなることも意味します。ワクチンは必要ありません

(感染による自然免疫が、ワクチン免疫を上回る保護作用を持つことに関してのブログ過去記事

米国 FDA は現在の PCR 検査を撤回しています。これは、現在の形式ではCts(サイクルしきい値)が高く、分析に欠陥があるため、Covid ウイルスとインフルエンザウイルスを区別できないためです。専門家たちは、Covid の症例の決定に重大な誤りがあり、多数の誤検知を引き起こしていることを広く認識しています。広範囲にわたるパニックを引き起こすなど、インドおよび世界中でのPCR 検査の誤検知の影響は深刻です」

(PCR検査がコロナとインフルエンザを区別できないことに関してふれたブログ過去記事

「まず、無症候性の症例を含め、現在実施されている RT-PCR 検査を中止する必要があります。それらは、Covid 感染の著しく間違った統計を煽り、欠陥のある政策対応をもたらし、パニックと大きな害を引き起こしています」

(PCR検査の問題に関してのブログ過去記事

「第二に、事実を考えると、コロナワクチンが免疫を提供できなかったことは明らかです。また、ワクチン接種を受けた人々からの感染拡大を止めることもできませんでした。したがって、これらのワクチンはワクチンとして機能することができていなかったのです。むしろ、より多くの亜種の発生の促進、潜在的な ADE の発生につながる医学的な悪夢のリスクがあります」

「さらに、ワクチンが生成するスパイクタンパク質が生物学的に活性であるという最近の発見は、それは非常に危険であり、大量ワクチン接種を通じて私たちの国民を危険にさらしていることを意味します。この事実は私たちに(ワクチン展開を中止するという以外の)代替手段を与えません。インドの首相は、直ちにワクチン接種を中止しなければなりません」

「……最後に、そして重要なことですが、私たち(インドの医師と専門家たち)は、完全に治療可能な病気である Covid-19 の解決策に自信を持っています。 イベルメクチンおよび他の適応外薬による疾患のすべての段階を通じた予防措置、早期治療および治療プロトコルが証明されています。非常に早い段階で、インドは、ヒドロキシクロロキンに関する医療ガイドラインと、イベルメクチンを調剤するという公衆衛生対策を講じたウッタルプラデーシュ州に関して模範的な行動を取りましたが、これは認められた成功でした。これらの措置をインド全体に広げる必要があります。イベルメクチンもヒドロキシクロロキンも、どちらも「再利用された」薬であり、数十年にわたり、医学的に安全性が証明されているものです。これらは安全な解決策であり、それと共に、ビタミン(D、C、亜鉛)などの証明されている医学的解決法が存在します」

「インドは道を示すために、他の国々への光の灯台になることができるはずです」

(イベルメクチンの予防・治療効果に関する63の論文を取り上げた過去記事、また、イベルメクチンでコロナを制圧したウッタルプラデーシュ州に関する記事

「また、このワクチン接種は、前例のない大量死の本当のリスクを明らかにしていることをノーベル平和賞候補のウラジミール・ゼレンコ博士たちがまとめた「ワクチン死亡報告」の著者たちは警告しています。これらのデータは、私たちが現在、私たちの世界の歴史の中で最大の組織化された大量殺戮を目撃していることを示しています。 この状況の深刻さは、私たちにこの重大な質問をすることを余儀なくさせます - 私たちは何十億人もの無実の人々の防衛に立ち上がるべきなのか?  それとも、私たちは正義よりも個人的な利益を認め、共謀するのでしょうか?」

「世界中の弁護士たちのネットワークは、この刑事議題に奉仕しているすべての人を起訴するために集団訴訟を準備しています。世界中で何億人もの人々がこの犯罪行為に反対して立ち上がっています。これまで共謀してきたすべての人に、私たちはこう言います:真実の側を振り返って選ぶ時間はまだあります。正しい選択をしてください。

(ハーグ国際刑事裁判所への申し立てに関しての過去記事

質問が漠然とし過ぎていて回答が免疫学全般に及びそうなのですが、まあ私もそこまで精通しているわけでもないし(笑)、知ってる範囲でなるべく簡潔に。

コロナワクチンはコロナウイルスのS蛋白(細胞に感染するため結合する蛋白/スパイク蛋白)だけを細胞に作らせ、それに対する抗体を誘導するワクチンです。

つまり、「投与した『擬似ウイルス』は増殖せずS蛋白のみを産生する」ということ以外は、まあざっくり言って自然感染と同じような現象、と理解して良いです。あくまでざっくりですが。

その違いがどういう差違を生むか、ということです。

自然感染の場合は、細胞が産生するモノはウイルス粒子そのものですから、ウイルスの全粒子に対する抗体が誘導されます。

抗体が認識する蛋白の部位をエピトープと呼びますが、S蛋白上だけでも20カ所以上のエピトープ、全粒子では70カ所以上のエピトープが見つかっています。

数はうろ覚えです(笑)

これからもいくつも見つかるでしょうし。

これらの多数のエピトープの中で、中和抗体、すなわちウイルスが細胞と結合するのを阻害する抗体のエピトープはS蛋白上のほんの1~数カ所のエピトープです。

とすると、あらゆるエピトープに対する抗体を誘導する自然感染の方が強力な免疫を誘導できる、と思うでしょ(^-^*)

まあそういう場合も多いのですが、かならずしもそうとは限りません

ひとつは、ウイルスが免疫系の働きを阻害するような振る舞いをすることがあることによるもので、コロナもパンデミック初期に「白血球に感染する」と報告されたことを覚えている方は…もう少ないか。

これが「コロナはエイズウイルス(HIV)の遺伝子を組み込んだ人工ウイルス」なんていう浅はかなデマの元ネタになったと私は思っているのですが、白血球に感染するウイルスなんて珍しくも何ともありませんてば(笑)

中には白血球に「食われる」ことで感染するウイルスもあるくらいですから。

まあ考えてみれば、ウイルスの感染「細胞表面上の特定の蛋白に結合したウイルスを細胞が「食う」こと」と言えなくもないほどですし。

それはともかく、自然感染の場合は、ウイルスが免疫系の働きを阻害することがある、というのが一点。

それから、全粒子に対する抗体を産生することは、必ずしも"良いこと"とは限りません。

中には「この抗体があることによって、次の感染の際には却って感染が憎悪(増悪?)してしまう」エピトープをウイルスが持っている場合があります。

これを感染増強抗体とか呼んでいて、それによって再感染時に症状が憎悪(増悪?)してしまう現象を抗体依存性感染増強(ADE)と呼んでいます。

コロナは希ではありますが、このADEが報告されています。

まあ、ウイルスも免疫系の裏をかく進化を遂げているということなので(しかも進化の速度はウイルスの方が100万倍単位で速い)、自然感染が必ずしもベストの免疫を得られる手段、というわけではないのです。

で、ワクチンの効果は「重症化予防」なんて言う人もいますが、重症化を予防できるか、発症を防止できるか、あるいは感染そのものを防御できるかは、そのワクチンがどんな免疫をどのくらい誘導できるか、によります。

優れたワクチンは高い発症予防を有しますし、感染防御能を誘導できるワクチンもあります。

そしてコロナのmRNAワクチンは非常に優れたワクチンです。

基本的に、自然感染だろうがワクチン抗体だろうが、「中和抗体」に注目すると、体内から抗原(ウイルスやワクチン抗原)が排除されてから、抗体が低下していく速度は同じ、と考えて良いです。

この低下速度を「半減期」という測定の仕方をすることが多いのですが、つまり抗体価が半減するまでの期間、です。

コロナは自然感染による抗体もワクチン抗体も、この半減期はほぼ同じ、とここでは考えて多分良いです。

つまり、感染または発症を防御する期間は、最初にどのくらいまで抗体価が上昇したかに依る、ということです。

例えば、有効抗体価(発症予防に必要な抗体価)が100であったとして、自然感染直後に抗体価が400まで上がったとし、さらに半減期を3カ月とすれば、自然感染による再感染時の発症防御期間は6カ月、ということになります。

ところがですね、ワクチンだと抗体価を1600まで上げることが可能なのです。

するとワクチン接種後の発症防御期間は1年、ということになります。

ところが、このワクチンはコロナの始祖ウイルスである武漢株で作られたワクチンです。

ウイルスも変異するので、デルタ株に対しては1600の抗体の半分しかウイルスを中和できない、ということが起きます。

すると抗体価は800に低下してしまうので(抗体そのものが減少したわけではないが、50%しか有効にならないということ)、この場合の有効期間は9カ月ということに。

さらにオミクロン株はさらに抗原性が変異しているので、デルタと比較してさらに1/4まで抗体価が低く出るようなことになるわけです。

すると接種直後でも200しか抗体価がないので、3ヵ月も経てば有効性が切れてしまう、というわけです。

まあ数字そのものは今、説明するために適当にでっちあげたデタラメですが、まあこういうことが起きている、という理解をしていただければ良いです。

で、この事態にどうするか。

免疫系は何度も同じ抗原に暴露すれば、抗体が立ち上がる速度も早くなり、抗体価も飛躍的に上昇することが知られています。

これをブースト効果、とか言ったりします。

つまり3回目接種によって抗体価が800まで上がれば(この時武漢株に対しては6400まで上がっている)、9ヵ月の発症防御期間が確保できる、というわけです。

まあ、これがどのくらい上手く行くかは、武漢株やデルタ株とオミクロン株の交差性がどのくらいなのか、どの程度のブースト効果があるのか、等々の要素が絡むので、やってみないと分からない面も多々ありますが。

他に細胞性免疫といって、感染細胞をリンパ球が直接攻撃する免疫系も、このワクチンで誘導されます。

また、感染や発症は防御できないほどの抗体価でも、肺でウイルスが増殖するには十分だったりするので(肺は中和抗体が攻撃しやすい部位)、ワクチンによる免疫もそう単純ではありません。

本当はオミクロン株で設計したワクチンがベストなのですが(開発はmRNAの配列を変えるだけなので簡単)、生産や流通に時間がかかっている間に次の株が出てきたりすると無駄骨になる可能性があるので難しいところです。


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