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新・mespesadoさん講義(48)「ビョーキ」からの覚醒を! [mespesado理論]

罹っても治せる免疫力をつけ、それでも心配なら、重症化しないような治療薬に頼ればいいだけなのに、「予防」と称して命がけのワクチン接種に狂う様と、《経済を「オカネの有無」の問題と勘違い》する様は、ともに同じく日本人、というより世界の「ビョーキ」。

昨日19日は、神道天行居御分霊月例祭でした。祝詞に曰く、

《金を先んじ諍い世の常と成し人の命軽んじて顧みぬ穢き企み世にはびこることなく諍ひの源祓ひ清め世の萬の皆々心ゆるやかに和み合ひ、神の心の人の心なる世に移り行かしめ給へと畏み畏みも乞祈み奉らくと白す
・・・・・
辞別て白さく、新型コロナなる流行病に惑わされて怪しげなる異物身中に入れるべく世を挙げて狂いおるを天劔の御力によりて速やけく正気に還りせしめ給へと畏み畏みも乞祈み奉らくと白す》

しっかり神さまに通じています。

*   *   *   *   *

 

383:mespesado :2021/07/19 (Mon) 12:12:41
>>376

> そんな折、以下の動画を観ました。
> 深田萌絵、学生時代の恩師に叱られるLive
https://www.youtube.com/watch?v=t3VJfpvjxak

 亀さん、興味深い動画の紹介どうもありがとうございます。
 ここでゲストに迎えられた産経新聞の経済記事の良心である田村秀男氏ですが、要するにデフレが悪い。そしてデフレの本質は「賃金デフレ」であることであり、これがデフレがなぜ悪いのかということの本質である、というところが最も印象に残りました。
 ここを私の勝手な解釈でもう少し詳しく補うと、高度成長期にはインフレだったわけですが、経済成長に伴うインフレ期では、まず最初に物価が上がる。だから「近視眼」的な庶民は、まずこれに対してブーブー言う。ところが、しばらく時が過ぎてから賃金が上がり始める。しかもその上昇率は、物価の上昇率より賃金の上昇率の方が大きいので、最初ブーブー言っていた庶民もそんなことは忘れて賃金が物価より増えた(つまり実質賃金が増えた)ことに満足する、というカラクリになっていたわけです。これは当然の話で、賃金というのは、まず会社の売り上げが増えないと引き上げることができない。なので、まず会社の売り上げを増やすために、物価が引き上げられる。そしてその結果、会社が儲かって賃金も引き上げが可能になる。だから、そこにどうしてもタイムラグが生じる。そして次の疑問として、じゃあ何で物価上昇率より賃金上昇率の方が大きいのかというと、高度成長期の主力商品であった白物家電の場合を例にとって説明すると、生活必需家電の普及率が、ゼロから徐々に増え始める、つまり購買客数が増え続けるからですね。つまり、個々の企業の従業員数は変わらないのに、家電普及率の上昇に伴って、その会社の売上個数が増えるので、その会社の利益の従業員一人当たりへの還元率(分け前)が増え続けるからです。じゃあ、その増えた賃金を構成する「貨幣」の「増加分」は、どこから来たの?国が貨幣を増発してもいないのに?なぜ?という問に対する答は、企業が増産のための設備投資の為に銀行から借金をして信用創造で国全体の貨幣が増えたからですよね。
 で、以上のインフレ時に起きる出来事を逆にすれば、デフレ時に何が起きるかがわかる。つまりデフレ期には、まず物価の下落が先に生じる。「わーい!物価が下がった!嬉しい」と喜んでいたのもつかの間、しばらくしてから今度は賃金も下がる。しかも賃金の下がり幅は物価の下落率より大きい!その結果、実質賃金が下がり、みんなが一様に貧しくなる、というわけですね。ではその「貨幣」の「減少分」はどこから来たのかというと、「徴税」。特に消費税です。不況で設備投資が増えず、信用創造による貨幣の増加が無いため、徴税された分だけ市場から貨幣が消滅していくことになるからです。
 上記の動画で、残念ながら田村さんは、このカラクリまでは説明していなかったけれども、これって動画の中でも少し言及していたナショナリズムの欠如、裏を返せばグローバリズムというイデオロギーの台頭が根底にある、というより、むしろ逆なんじゃないかと思うのですね。まず「生活必需家電の完全普及」に伴う「高度成長」の終焉という「物理世界」の「相転移現象」が先にあって、グローバリズムの台頭は、単にその帰結として生じただけのことではないか、と思うんですね。
 ちょっと長くなるんで、この件は次の発言で。        (続く)

384:mespesado :2021/07/19 (Mon) 12:32:35
>>383
 動画の中で、アメリカは、トランプ政権であれ、バイデン政権であれ、ナショナリズムが機能して財政出動で国民を救うような方向に行ったけれども、日本はそうなっていないと嘆いていますが、この辺は、日米の経済の相転移が異なることによるところも大きいでしょう。米国は先に日本との技術競争に敗れ、供給力はあるのに品質の差で売れず、国内生産が国内消費に繋がらず、「貿易赤字」になった。これは「赤字」という語は入っているけれども別に貿易「赤字」それ自体が経済破綻を起こすわけではなく、当面は輸入で消費がまかなえるのなら破綻は生じない。何せ、米国のドルは基軸通貨なんですから、まさに「欲しいモノは何でも手に入る」です。ただ、長期的視点で見た場合、企業は作っても売れなければ作らなくなるから、ひいては供給力の毀損を引き起こす原因となる、という点が実は本当の問題点だったのだけれども、当時の米国は、そこまで気が付いておらず、(家計の赤字と同じで)単に貿易「赤字」だから大変だ~、と「勘違い」して手を打ったので、結果的に国内の供給力を増強することとなる「アメリカ・ファースト」つまり「ナショナリズム」に舵を切ることができた。まさに「怪我の功名」というか、「勘違いがたまたまいい方向に働いた」というわけです。ところが日本の場合、低成長に移行したとき、「ジャパン・アズ・ナンバー・ワンな我々がこともあろうに不況になったのはおかしい。これはきっとナマケモノのせいだ!」と「勘違い」して当時の米国のジャパンバッシングに同調して新自由主義が世論受けし、経済を「オカネの有無」の問題と勘違いし、国内で作るより外国で作った方が安く上がって支出をケチれるからといって海外に工場を移した。まずそもそも輸出で儲けたところで外貨が稼げるだけであり、そうして得られた外貨は輸入にしか使えない。つまり、輸入の為に使った残りの外貨は国内では使用できないんだから、国内にブタ積みされるだけなので「意味が無い」。言い換えると、その余った外貨を稼ぐための労働は「タダ働き」になってしまう。それに加えて、製造工場を海外に作れば、賃金は外国人に支払われるので、国内の生活者の収入は増えない。つまり、円と外貨を区別しないで単に「オカネ」だとしか思わない人には、「輸出で儲け、生産は安い海外に工場を移せばウハウハ儲かる」と思うかもしれないけれど、経済活動からオカネを「消去」して、消費の豊かさだけでモノを考えると、これは単なる経済活動の自殺行為でしかない。それに未だに気が付かずにオカネの観点でしかモノを見ることができない大多数の国民と政治家のせいで、経済の本質においては「自傷行為」を続けている、というのが今日の日本なわけですね。これは、グローバリズムとかナショナリズムとかの問題というよりも、単に「オカネだけでしか経済を見ない主義」というか「オカネでしか経済を見れない症」とでもいうべき「無自覚のイデオロギー」というか、単なる「ビョーキ」ですよね。 私がサヨクとか保守とかどうでもいい、あるいはナショナリズムとかグローバリズムとかの問題じゃない、と最近感じているのは、こういうことが原因です。

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