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新・mespesadoさん講義(25)「秀才型」と「天才型」 [mespesado理論]

放知技板はmespesadoさんの登場によって活気が出ます。

「秀才型」と「天才型」が対比されます。「秀才型」とは《いわゆる「勉強ができる人」のことで、言い換えると、学校の教科書をマスターする、というか内容を暗記したり(←暗記科目の場合)、教科書で慣れ方を指導していることがらに熟練したり(←算数・数学・物理計算など)することに長けた人》です。呑み込みがよいので知識も豊富です。それに対して「天才型」は自らの頭で考えるクセがついている》人です。《自らの一から構築した論理》を持っている人です。だれもが自分の中に「秀才型資質」と「天才型資質」を持っています。その割合がどうなっているかで生き様が変わってきます。年を重ねるということは、年とともに自分の中の「秀才型資質」の限界が見えてきて、その分「天才型資質」の割合が大きくなっているように思えます。頑固さが増しています。

*   *   *   *   *

193 名前:mespesado 2021/04/04 (Sun) 08:37:21
 亀さんとこの記事は既に更新されているのに、一つ前の記事について:
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1869.html
高橋洋一の正体 02
> 郵政民営化に話を戻す。このような悪法の法案を作成したと、臆面もな
> く語る高橋洋一氏に、当時の自分は心底憤りを覚えたものだが、そんな
> 高橋氏にしても、他のテーマでは実に良いことを発言しているのだ。た
> とえば・・・

https://youtu.be/ymytNpQ5FgM
髙橋洋一チャンネル 第73回 マスコミに左が多いのは頭が○○から!
付ける薬なしのメディアをこき下ろす!
> 見事にマスコミ人の実像を暴いているし、小生もそのとおりだと思う。
> だからこそ、同氏のファンが多いというのも分からないでもないのだ。
> たとえば、ユーチューバーのFreeman氏・・・

https://youtu.be/z7D9vTV6kLs
【経済】日本の消費がどんどん減っている話と高橋洋一
> 上掲動画が公開されたのは昨年の10月14日だが、それから半年近くが経
> った今日に至っても、消費税の減税あるいは廃止に至っていないし、歳
> 入庁が創設されそうな気運も高まっていない。財務省の根強い抵抗に遭
> い、なかなか実現に至らないことは容易に想像できるものの、何処まで
> 高橋氏は本気で取り組むつもりなのか、同氏の本音を知りたいところだ。

> ともあれ、一連の高橋洋一チャンネルのリストを眺めればお分かりのよ
> うに、歯に衣着せずに発言してきた高橋氏が、未だにMMTについて正
> しく理解できないのは、どういうワケか・・・。それとも、本当は理解して
> いるのだが、色々とあって理解できない振りをしているだけなのか・・・
>  そんな高橋氏を西田昌司参議院議員が、以下のように徹底的に扱き下
> ろしていた。果たして、高橋氏からの反論、有りや無しや・・・(笑)

https://youtu.be/GOlCQX06stI
「高橋洋一教授の「MMTは経済を数式モデルではなく雰囲気で語っている」
という批判に反論」西田ビジョン特別編

 高橋さんって、まあ、性格的に言えば、自分がどれだけエライかを「証明」して「アピール」したい人のような気がするんですけど、どうですかね?まあ、それはともかくとして、それじゃあ高橋さんの真意って本当はどこにあるの?というのは確かに気になるところではあります。で、私が今のところ理解しているのは以下のとおりです:
 ファクトベースで言えば、西田さんも説明しておられるように、高橋さんは貨幣の理論についても間違ったことを主張しているけど、「正しさ」についてあらゆる学問の中で最も厳格な「数学」の出身でありながら、高橋さんは、なぜに未だに間違ったことを主張し続けているのか?
 正しい貨幣観を熟知している放知技の人から見たら、「ワシらより頭の出来がはるかにいいハズの人がワシらが理解していることを理解できてないハズがないから、これはきっと正しい答を知っていながら、自分の利害か何かかの理由でわざとウソをついてるんだろう」と思いたくなりますよね。
 私もずーっとそう思っていました。
 でも、多分違うんですよね。数学者も含む「数学屋さん」って、意外に視野が狭いんですね。彼らは数式の厳密な扱いは確かにプロだし、論理も厳密なんです。ところが彼らは、数学以外の世界については意外にも「権威主義」
なんですよね。
 一例を挙げると、赤摂也さんという数学者が古代史に関する古田武彦さんの「邪馬壱国」論を批判している文章を読んだことがありますが、古代史の専門家のほとんどがこれを批判しているのに乗っかって、自らの一から構築した論理で批判していないのを見て「あ、こりゃダメだな」と思ったことがあります。それどころか、専門分野であるはずの数学の中の「数理論理学」の世界で、ある洋書の翻訳において、訳者としての注釈が書かれていて、その内容が数学者としての数理論理学に対する「先入観」に毒されたまんまの立場で見当違いの注釈を付けているのを見て、こりゃダメ感が確信に変わりました。あ、赤さんの名誉のために一言しておくと、大半の数学者がそうですので、一人の数学者の話ではありません。これは日本の学者か海外の学者かということもあまり関係がありません。
 つまり、数学の人というのは、数学に関しては厳密なんだけど、他の分野に口を出すときは、その分野の基礎となる部分については、その分野の専門家の定説的な主張を「鵜呑み」にする傾向があるんですね。それどころか、当の数学においてすら、数学の本当の基礎付けの部分については「根拠なく」今までの歴史的な経緯に基づく「かりそめの前提」に過ぎないものを金科玉条にして、それを大前提にして正邪を判断してしまう傾向が見られるんですよ。つまり、早い話が、どんなに手慣れたプロの学者でも、そのほとんどは物ごとの基礎部分については、それ自体の根拠をもっともっと遡って妥当性を検証しようとする人はほとんどいない。そんなことばかりしていては、最先端の研究から取り残され、専門分野での競争に敗れて新発見ができず、メシの食い上げになるからでしょう。あるいは新発見をするという学者の功名心が満たされないから、というのも大きいでしょうね。いや、もっと言うと、最先端の「未解決問題というパズル」を解くことの方が関心が強くて、基礎付けという行為そのものに関心が無い、というのが一番大きな理由かもしれません。
 そういうわけで、数学が専門の高橋さんは、経済分野では主流派経済学の定説を鵜呑みにしていて、その範囲内で、数学的な部分「だけ」を厳密にやっている、ということなんですね。MMTの真髄というのは、主流派経済学の基礎の定説の部分そのものの根拠が実は存在していなかった、ということを暴露する理論なのですから、高橋さんがこれに付いて行けないのも、ある意味当然で必然だったわけですね。私は今では「高橋洋一さんの真実」を、このように理解しています。

mespesado@とうとう関西に引っ越しました
192 名前:”う・・?” 2021/04/03 (Sat) 22:16:40 
菅政権のここが良くないってことを放知技で聞きたい。

194 名前:mespesado 2021/04/04 (Sun) 09:08:21
>>192
 この手の質問に関しては、「過去ログを嫁!」で終わりにするのが一番楽なのでしょうが、それって答える側の手抜き以外の何ものでもないし、第三者の読者にとっても新しい情報が増えるわけではないから私はあんまり好きじゃないんです。
 で、改めて書きましょう。菅政権のどこが良くないか?
 それは、「ものごとの間違った理解に基づいて、しかも強権的である」というところじゃないですかね。
 安倍政権のときは、菅さんはナンバーツーで、舞台裏に隠れていたから、官僚に関して強権的な恫喝をしても、まあ、マスコミは総理を叩くことにばかり熱心だったから、自らが批判される心配はなかったので堂々と強権発動によって自分の信じるところを着々と実現させてきた。
 でも、根本的なところについては安倍総理が権力を握っているから、方向性が誤った政策を暴走させることはなかった。
 ところが、今度自らが総理になり、自らの誤ったものごとの理解がそのまま政策に反映してしまうようになった。そのかわり、強権発動がそのまま表に出るので、これがマスコミの総叩きに遭って、今は少しこれがへし折れているところなんじゃないでしょうかね。
 ですから、菅政権の一番良くないことってのは、結局は平凡な結論になるんだけれど、物ごとに対して正しい理解を持っていない、ということ、それに尽きるような気がします。これに対して「実行力」「行動力」については問題は無いと思いますが。
 ちなみに、石破さんや岸田さんは、正しい理解もない上に「実行力」「行動力」も無い。河野さんは「実行力」や「行動力」はあるかもしれないが、正しい理解については、理解も何も、自分自身の考え方そのものが無いような気がします。皇室論しかり、貨幣論しかり。←これらについては、一見すると、(菅さんのように)単に間違った考えをしているだけのように見えますが、実はそうではなく、世間一般の、あるいは当世流行りの「常識」を暴走させたような主張で突っ走っているだけです。こういう人は、世間の「常識」そのものの方が変わると、簡単に自分の主張もそれにあわせて変えてしまい、かつそこからまた暴走する、というのが見えています。そういう意味で「総理の器ではない」のではないでしょうか。
195:亀さん:2021/04/04 (Sun) 11:01:17
>>193

mespesadoさん、お久! 関西に戻られたとのこと、実はmespesadoさんのお別れの会を池袋あたりでやろうかと、内心思っていたところでした。でもまぁ、関西なら近いし、また大阪あたりで機会があれば再会しませう。

> 数学者も含む「数学屋さん」って、意外に視野が狭いんですね。

えっ、そうなんですか ( ̄□ ̄;)!!

小生は高橋氏の「髙橋洋一チャンネル」を良く見るんですが、さまざまなジャンルの質問に即座に答える同氏を見て、視野が広いのかと思っていましたwww
https://www.youtube.com/channel/UCECfnRv8lSbn90zCAJWC7cg

また、一週間ほど前に見た「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」で、学校の教科書は一日で読み終え、担任から試験の時以外は学校に来なくても良いと言われたとか・・・
https://www.youtube.com/watch?v=KE4LMTmcn1A

ったく、小生とは正反対の頭の構造の高橋氏、実に羨ましい・・・と言いたいところなんだけど、小生は東大卒の人たちに大勢会ってきたこともあり、今では彼らに対する劣等感はゼロ・・・(笑) 

それはともかく、数学者の一般傾向については、今回のmespesadoさんの話でわかったけど、では岡潔の場合はドーなんだろうと、またまた新たな疑問がwww

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

196:mespesado :2021/04/04 (Sun) 11:39:20
>>195
 おお、素早いレスありがとうございます。

> 小生は高橋氏の「髙橋洋一チャンネル」を良く見るんですが、さまざま
> なジャンルの質問に即座に答える同氏を見て、視野が広いのかと思って
> いましたwww

 いわゆる事情通ってヤツですね。でも、いわゆる「もの知り」と「見識が深い」というのは全然違いますよね。高橋さんは「オレはエライ」派の人だから、いろんな分野のいろんなことを知っていることでマウントを取りたいので「もの知り」をアピールするのだけれど、結局それって多くの分野の定説を知っているとか、他分野で論争が起きているとき、自分の意見としてどっちが正しいとか一席ぶるのが好きなだけのような気がしています。

> 学校の教科書は一日で読み終え、担任から試験の時以外は学校に来なく
> ても良いと言われた

↑ここに、ことの本質が現れています。俗に頭がいいと言われる人には「天才型」と「秀才型」の人がいて、後者というのは、いわゆる「勉強ができる人」のことで、言い換えると、学校の教科書をマスターする、というか内容を暗記したり(←暗記科目の場合)、教科書で慣れ方を指導していることがらに熟練したり(←算数・数学・物理計算など)することに長けた人のことを言い、高橋さんは、まさにそんな人の一人なのだと思います。
 これに対して、岡潔先生とか、将棋の藤井聡太二冠などは、自らの頭で考えるクセがついているという点で、まさに「天才」と言うべき人たちで、いわゆる秀才型とは全く違う、世の中の人にとっても「その存在そのものが嬉しい」人たちです。

> 小生は東大卒の人たちに大勢会ってきたこともあり、今では彼らに対す
> る劣等感はゼロ

↑おそらくそうした東大卒の人達ってのは、高橋さんみたいな「秀才型」の人たちなんでしょうね。あと、財務省のお役人とかも。

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