「昔とまた同じ構造」(副島隆彦) [議会]
これまで西側の少なからぬ政府や大半の有力メディアはSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)への恐怖心を煽ってきた。社会の収容所化やワクチン接種の下地を作ったと言えるが、ワクチンの安全性に対する疑問は恐怖心で押さえ込めていないようで、アメリカのマイク・ペンス副大統領やイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がファイザー製のワクチンを接種するというパフォーマンスをする事態になった。
開発途上のワクチンを接種するという事態を作り上げたのはWHO(世界保健機構)のパンデミック宣言で始まったコロナ騒動。欧米を中心にロックダウン(監禁政策)が推進されたが、例外的にロックダウンしなかった国がスウェーデン。この国の政府はここにきて市民に対し、公共の場ではマスクをするように推奨している。命令しているわけではない。ロックダウンしなかったことでスウェーデンではCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)による死者が街にあふれているかのような話も伝わっているが、ロックダウン実施国に比べて状況は悪くないとする報告がある。
COVID-19のイメージが「スペイン風邪」に重ねて語られることも少なくない。最近では広く知られるようになっているが、この伝染病はスペインから広まったわけでなく、最初の患者はアメリカのカンザス州にあるフォート・ライリーにいたアメリカ兵だった可能性が高い。1917年の夏、新兵を訓練するためにキャンプ・ファンストンがここに建設されていたのだ。
この伝染病はインフルエンザだとされることが多いが、アメリカの国立アレルギー感染症研究所(NIAID)によると、1918年から19年にかけて死亡した人の大半は細菌性肺炎による可能性が高いという。インフルエンザ・ウイルスだけが原因ではないというのだ。
最近、興味深い記事が発表されている。スペイン風邪は1918年2月から始まったとされているが、1917年10月から11月にかけてフォート・ライリーで髄膜炎が流行、ロックフェラー研究所が研究していた実験段階のワクチンを志願者に接種、血清がイギリス、フランス、ベルギー、イタリアなどへ送られているという。このワクチンに疑惑の目が向けられている。
当時、予防接種(そしておそらく一般的には医学の多く)はまだ始まったばかりで、ほとんど知られていませんでした。特に、ゲイツ博士自身(注8を参照)は、この時期以前は、「髄膜炎菌ワクチンは予防接種に広く使用されておらず、ワクチン接種の経験に関連する文献にはごくわずかな参考文献しかありません」と述べています。彼はさらに、参照された少数の症例がワクチンに対して「非常に重度の」反応を経験したと述べています。これは完全に実験的なものでした。
この場合、パンドラの箱のこの特別なコンパートメントを開く実験が始まったと思われるロックフェラー研究所は、実験用ワクチンを考案し、当然のことながら「何が起こるかを見る」ことを切望していました。それは明らかに馬で作られたかなり粗雑な抗菌ワクチンでした。私は馬の部分についてコメントする医学的能力を持っていませんが、より知識のある他の人はこれが最善の方法ではなかったかもしれないと示唆しました。ロックフェラーとの戦争の大きな利点の1つは、米軍が25万人強から600万人に膨れ上がったことであり、「ロックフェラー医学研究所」にはワクチン実験を行うための膨大な数のモルモットがいます。》(The 1918 Rockefeller-US Army Worldwide Pandemic https://www.unz.com/lromanoff/the-1918-rockefeller-us-army-worldwide-pandemic/)
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