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「宮内よもやま歴史絵巻」から(南陽高校2年生) [日記、雑感]

「宮内よもやま歴史絵巻」から 面.jpg「宮内よもやま歴史絵巻」から 裏.jpg南陽高校の2年生120人の総合学習の時間に宮内の歴史について語ってきた。70分の予定が75分になって質問タイムが5分になった。みんなマスクをしているのがやりにくい。反応が全くと言っていいほどわからない。小田仁二郎と須藤永次について語るときになってようやく気持ちが乗ってきた。どれだけ伝わったか、心もとない限り。それにしても、一人の私語もなく静かに聴いてくれたいまどきの高校生におどろく。どこの高校生もそうなのだろうか。

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        「宮内よもやま歴史絵巻」から      

◎宮内の位置(参照:宮内町歩きマップⅡ)龍穴図.jpg
龍穴(パワースポット)夏刈からカラー.jpg
・四神相応
置賜の床の間

◎宮内(置賜)の支配者
・大江氏:文治5年(1189)〜天授6年(1380) 191年間
・伊達氏:天授6年(1380)〜天正19年(1591) 211年間
・蒲生氏:天正19年(1591)〜慶長3年(1598) 7年間
・上杉氏:慶長3年(1598)〜

◎大江氏
大江広元
〇長男大江親広(寒河江庄)・・9代寒河江時氏・・・18代寒河江高基(最上義光によって滅ぶ)
〇次男長井時広(長井庄)ー泰秀ー時秀・・8代長井氏広(伊達宗遠によって滅ぶ)
〇四男大江季光(毛利庄)ー経光(越後佐橋庄)・・・毛利元就・・・長州毛利藩
◆大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022)

◎伊達氏
伊達朝宗ー宗村ー義広(粟野東昌寺覚仏入道)・・・8代宗遠ー9代儀山政宗・・・14代伊達稙宗ー晴宗ー輝宗(夏刈資福寺に眠る)ー貞山政宗(岩出山城に移封。初代仙台藩主)
◆大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987)

◎蒲生氏
藤原秀郷・・・・・蒲生賢秀ー蒲生氏郷(近江日野-伊勢松坂-会津若松)ー秀行(会津92万石から宇都宮18万石)ー忠郷
◆大河ドラマ「麒麟がくる」(2020)「功名が辻」(2006)、「利家とまつ〜加賀百
万石物語〜」(2002)、「 豪姫」(1992)、「独眼竜政宗」(1987)、「黄金の日日」(1978)
に登場。蒲生氏郷を主人公に、の動きもある。

◎上杉氏
平高望ー平良文・・・鎌倉権五郎景政(長尾庄)・・・・・
長尾能景ー為景ー景虎(上杉謙信)ー2代景勝・・・9代上杉鷹山
・・・12代上杉茂憲(沖縄県令)・・
◆大河ドラマ「天と地と」(1969)「天地人」(2009)他

〇尾崎氏 
尾崎重誉、慶長3年、上杉景勝会津移封によって、直江兼続ととも
に信州飯山から置賜へ。宮澤城主となる。重誉は半年後に福島に移
るが、残った家臣団によって現在の宮内の町割りがつくられる。

◎明治以降の宮内
小さなる町にはあれど中空に黒煙りはく煙突いくつ  上野甚作 (大正9年宮内短歌会にて/『南陽市史』)

◎宮内生まれの先人

〇文学者 小田仁二郎(1910-1979) 
小田仁二郎と寂聴さん
《慎吾の留守に一人でした経験のすべてを、・・・・・一つのこらず話してしまうと、はじめてそれらの経験がじぶんの中に定着するのを感じた。・・・慎吾に、知子は全身の鍵をあずけたようなもたれかただった。》(瀬戸内晴美 『夏の終り』)
・戦後の文学界に大きな反響を巻き起こした『触手』(昭和23年)
・宮内を舞台にした「にせあぽりや」
《私は、四つ辻にたち、北をむいた。四つ辻の、ひそかな竜巻もおち、あたりの静寂が、死の重さで、私を圧しつぶす。ただ私の眼のそこには、つまさきあがりの通りのはて、その梢に寒雲をつき、葉のおちつくした銀杏の大樹が、凝然とそびえたっているのである。町は廃墟となり銀杏の大樹に変じた。私の町は一樹の銀杏と化したのである。》
・母親小田たかのうた
《自我至上の生き方うたがひ街を歩く生あたたかき風の吹く夕べ》

〇実業家 須藤永次(1884-1964) 
山崎るい(1890-1961)との結婚
浅野総一郎(1848-1930)との出会い
終戦の夜の決断
「紙と木の日本の住まいを燃えない住まいに変えのがオレの仕事、すぐ東京に戻る」
吉野石膏コレクション

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