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新・mespesadoさん講義(8)suyapさんとの対論 [mespesado理論]

mespesadoさんとmespesadoさんのやりとり、まだまだ今後の展開があるはずですが、亀さんブログでの腑分け、《mespesasoさんは剃刀宜しく鋭く(頭で考え抜いて)、米大統領選の本質を分析してみせた。一方でsuyapさんは、全身(直感)で米大統領選の本質をズバリ指摘してみせた、ということだ。つまり、「大鉈を揮るう」かの如く、全身(直感)で鷲摑みした米大統領選の本質(骨格)を、suyapさんは我々に示して見せてくれたということになる。だから、強いて云えばmespesadoさんの持つ剃刀は西洋型の本質の見極め方であり、一方でsuyapさんの持つ大鉈は東洋型の本質の見極め方と云えよう。その意味で、お二人の投稿は実に味わい深いものがあった。》(「大鉈と剃刀」http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1845.htmlに納得です。

mespesadoさんの米大統領選へのスタンスは、ここ放知技だけでなく憂国の保守系サイトでは、トランプへの声援がすごい。声援どころか、今回の選挙結果に対して悲鳴に近いものをひしひしと感じます。/そりゃまあ、トランプは、いわばこれまでDSに首根っこ押さえられて支配されていた米国大統領職の中、初めて彼らに真に楯突いた英雄なんですから、その貴重な大統領をDSの不正選挙で無理やり引きずりおろされるのを見るのは憤懣やるかたないというのは、気持ちはわかるんですが、政治の世界はそんな感傷で論じても仕方ないところがありますね。/で、冷静に考えると、こと日本については、トランプが大統領を続けようがバイデンに切り替わろうが、日本の富の搾取だとか、中共の脅威は変わらない(特に後者については、トランプ政権なら米中紛争のとばっちりを受けるリスクが、バイデン政権なら中共による侵略を米が黙認するリスクがあってどっちも中共の軍事的脅威のリスクがあることは何ら変わりがない)。/それよりも、問題は日本のまるで意地でテコでも動かんばかりの緊縮財の方がよほど問題です。・・・111https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-11-14です。一方のsuyapさんにとっては、一握りのエスタブとそれに乗った連中(昔は第3インター=共産主義、今はワンワールド、グリーン・ニューディールな面々)と、「地元主義」、みんなが地元=自国ファーストであろうとすれば、隣人も大事にできるはず...という気づいた(アウェーキング)人たちとの闘い。》272)という認識です。今の私はといえば、頭はmesさん、心(気持ち)はsuyapさん。たしかに亀さん言われる通りです。

*   *   *   *   *

270:mespesado :2020/12/06 (Sun) 22:46:24
 今までの「日本が外圧で変わる」というときの外圧って、実は「グローバリズム」という外圧だった。もともと日本の特殊性で雁字搦めになっていた閉塞感が「誰かこのしがらみをぶっ壊してくれないかな~」と思っていても、自分がそれをやれば、その自分は世間からハブられるから、わかっていながら誰も手を染めないのを、グローバリズムを押しつけてくる外圧によって破壊してくれるからうまく行っていたわけだ。
 けれども、今回の米国の大統領選は、ナショナリズム的なトランプをグローバリズムな勢力が引きずり降ろそうとする闘いなので、トランプが勝っても、日本にとっては「グローバリズム」による外圧ではないので、日本はこの閉塞感を変えることができない。
 米国、いや「日本以外の世界」にとっては、トランプはアウェイキング(目覚め)が実現するかどうかの闘いであるのだが、「日本」にとっては、閉塞感を打破するためにはむしろ逆の効果しかない。この「日本特有の問題」をどのように解決するのか。ことはそんなに単純ではないような気がする。

272:suyap :2020/12/06 (Sun) 23:08:11
>>270 mespesadoさん

  >ナショナリズム的なトランプをグローバリズムな勢力が引きずり
  >降ろそうとする闘いなので、トランプが勝っても、日本にとって
  >は「グローバリズム」による外圧ではないので、日本はこの閉塞
  >感を変えることができない。

いやいや、こういう見方はアメリカ人の「アウェイキング」の神髄をとらえてないです。先の投稿でも書いたように、一握りのエスタブとそれに乗った連中(昔は第3インター=共産主義、今はワンワールド、グリーン・ニューディールな面々)と、「地元主義」、みんなが地元=自国ファーストであろうとすれば、隣人も大事にできるはず...という気づいた(アウェーキング)人たちとの闘い。

MMTをひっさげて華々しく登場したAOC(アレキサンドリア・オカシオ・コルテス)も、その出自の怪しさ、メッキがだいぶ剥がれてきました。2年前の選挙でドミニオンにお世話になった口です。ソマリア(違法)移民のオマールとともに、「仕込まれた」連中です。ということは、MMTを使うという発想も、ワンワールド勢力の構想のひとつであるということです。MMTを経てキャッシュ・レス、そして目指すはワン・ワールド完璧な家畜管理社会。さあ、いよいよオモシロクなってきた!

277:mespesado :2020/12/07 (Mon) 07:24:53
>>272
 アメリカはもともと西欧の個人主義的な考え方が染みついていますから、基本的に利己主義がベースにある。
 だから、資本主義が暴走し、新自由主義で徹底した利己主義の弊害が出てきたところで、揺り戻しがある。でもベースに利己があるから利他主義にはならない。
 一方の日本は「我慢」「清貧」を強いる「利他主義」の社会なので、もともと利己主義が社会の規範にはならず、「自己犠牲」を善しとする社会だったところに、経済の閉塞感が強まったところに欧米の新自由主義という利己のイデオロギーが入って来て、「利他」イデオロギーで抑圧されていた日本人の「利己」が一挙に噴き出して火が付いたのが今の日本の政治の実態なわけですね。
 結局米国はあくまで利己の世界なのでどうしても利己対利己の対立図式になってしまう。アメリカ人の「アウェイキング」が仮に利己的世界の問題点の本質に気付いた人たちであったとしても、今度は彼らが利己的な人たちと対立することになり、対立の構造は変わらない
 一方で、日本は協調の社会なので、対立を好まない。で、長い新自由主義の中で、政・官・学が、このスキームにがっちり組み込まれてしまっている。こんな中で、米国がアウェイキングと利己の対立を続けていても、それがそのまま日本に外圧として入って日本の新自由主義の仕組みを破壊するところまでは行かないと思うんです。
 米国は米国で、アウェイキングが主流になる長い道のりを自分で克服するしかないように、日本も日本で(米国がアウェイキングの思想で統一されたあとでの)外圧を待つのではなく、そんな先まで今のままの日本では持たないでしょうから、先に行き着くところまで行って、自分で目覚めるしかないのではないか、と思うのです。


278:亀さん:2020/12/07 (Mon) 12:14:59
>>272
>>277

suyapさん、mespesadoさん、貴重な投稿有り難うございました。上記二件のお二人の投稿を比較した、ブログ記事を書かせて戴きました。m(._.)m
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1845.html

小生の勘違い等がありましたら、ご指摘のほどお願いいたします。

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

279:suyap :2020/12/07 (Mon) 13:43:17
>>277 mespesadoさん

  >アメリカはもともと西欧の個人主義的な考え方が染みついていますから、   
  >基本的に利己主義がベースにある。だから、資本主義が暴走し、新自由  
  >主義で徹底した利己主義の弊害が出てきたところで、揺り戻しがある。
      >でもベースに利己があるから利他主義にはならない。

さっぱり意味がわかりません。
確かに西欧的個人主義を基礎とする社会ですが、そのベースにはキリスト教的友愛主義というか、つまり利己的利益追求に陥らないセイフティネットが仕組まれていました。

  >アメリカ人の「アウェイキング」が仮に利己的世界の問題点の本質に
  >気付いた人たちであったとしても、今度は彼らが利己的な人たちと対立
  >することになり、対立の構造は変わらない。

これ↑↑違います。
今回のアメリカ大統領選とその後の混乱を、単にアメリカ社会だけの問題とみると事の本質が読めなくなります。アウェイキング=気づいたのは、新自由主義=ワンワールドの名のもとに世界の富と権力を欲しいままに操ろうとする「存在」とその「システム」です。

  >一方の日本は「我慢」「清貧」を強いる「利他主義」の社会なので、
  >もともと利己主義が社会の規範にはならず、「自己犠牲」を善しとする
  >社会だったところに、経済の閉塞感が強まったところに欧米の新自由主義...以下略

この分析も違うと思います。言うとすれば欧米のような「絶対神」対「個としての自分」という意識がない土壌といった感じでしょうか?つまり絶対神と契約した宗教としての強い縛りがなかったところに戦後の倫理教育が廃れたうえで、モノカネ追及が解き放たれた時、人としての指針を見失ってしまった人が増えたのは事実です。

しかし、この現象は日本だけのことではなく、欧米においても宗教離れはかなり進んでおり、やはりそれを促進する原動力には、共産主義的思想の影響は否めないと思います。日本と同様、戦後のアメリカでは学校教育の左傾化が甚だしく進みました。その産物が今のBLMやアンティファに魅力を感じる人種の登場です。

  >米国がアウェイキングと利己の対立を続けていても、それがそのまま日本に
  >外圧として入って日本の新自由主義の仕組みを破壊するところまでは
  >行かないと思うんです。

トランプが第二次政権につけば、日本の自立はもっと強引に(外圧として)推し進められるでしょう。個人的には安倍さん返り咲いてトラ+アベ+プーチンのトロイカ体制で、アジア太平洋の経済安保体制構築を望んでいます。

世界情勢を、日本国内だけの(わずかでしかも偏った)情報で判断すると、これからはますます読めなくなりますよ。

281:suyap :2020/12/07 (Mon) 15:27:56
>>278 亀さん

拝読しました:
http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1845.html

私のスレ >>279 と行き違いになってしまいましたが、さすが亀さん、趣旨をよくつかんでくださいました。

ただし、mespesadoさんの欧米人=利己(個人)主義感からはキリスト教宗教観が抜けている点、日本人=利他主義感からは戦前まで確固としてあった主に仏教や儒教に根差した倫理教育のベースが抜けていることを指摘しました。

http://toneri2672.blog.fc2.com/blog-entry-1511.html
「他人は騙せても、自分、そして仏様は騙せない。運慶は仏様に見られているという感覚を持っていた人だったように思います。」
   ↑↑
こういう感覚こそが、本来は幼少のときから感覚で培われる宗教観だと思うのです。これは人種、宗教を問わず、「この世は自分ひとりで生きているのではない。(上から)見守られている」という安心感=義務(束縛)感が、モノカネへの飽くなき暴走に歯止めをかけるのだと思います。

だからアメリカでは憲法で宗教の自由を規定していますが、それは無宗教の自由ということではないのです。

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