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新・宮内公民館、「コンパクトシティ」構想の中で考えよう! [宮内]

21日の全員協議会の後、大沼副市長から宮内議員団に公民館問題について話したいということで、期待半分不安半分の気持ちで会合に臨みました。なんと、すばらしい叩き台が用意されていました。

提示されたのは、6項目が箇条書きになった「素案」と、蔵楽の敷地内に平屋で建てた場合と総二階にした場合の平面図、最近建設された他地区の公民館建設の際の費用等(沖郷公民館、吉野公民館、梨郷公民館)でした。

蔵楽 虹.jpg◆見出しが「(素案)新・宮内公民館(兼地域交流センター)」。「地域交流センター」というのは、沖郷公民館が「防災センター」で、吉野公民館が「吉野森林交流センター」であるのと同じで、公民館建設ということだけでは国の補助を得られないための名称です。必ずしもこの名称にこだわるものではないとのこと。
◆建設場所は蔵楽の駐車場、敷地の南東部分です。(写真は、建設地点となる南東方向から望んだ蔵楽です。24日朝、見事な虹でした。)
◆事業費は4〜5億円。沖郷公民館が242百万円ですから、その約2倍です。
◆延べ床面積は約1,000㎡。千平米を越えることで補助適用が可能になります。
◆事業手法は「立地適正化計画」に基づく補助を利用します。立地適正化計画とは、国土交通省がすすめる「コンパクトシティ」を目指すために各自治体が策定する計画です。コンパクトシティとは、《都市的土地利用の郊外への拡大を抑制すると同時に中心市街地の活性化が図られた、生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市、もしくはそれを目指した都市政策のことである。》であり、《都市郊外化・スプロール化を抑制し、市街地のスケールを小さく保ち、歩いて行ける範囲を生活圏と捉え、コミュニティの再生や住みやすいまちづくりを目指そうとするのがコンパクトシティの発想である。》ということです。(ウィキペディア)

◆スケジュールについては、12月議会までに地元(宮内地区)の了解を得て、令和3年度予算で立地適正化計画策定、さらに新公民館の基本構想等に着手、それを受けて令和4年度着工。
◆現状の蔵楽には基本的に手をつけない。(建築基本法上、面積変更を伴う増改築は不可能)
◆現在の公民館は取り壊し、跡地利用については新公民館建設後に検討する。解体整地に1億円超かかるとのことです。

なんといっても「コンパクトシティ」にリンクなった意義が大きいです。公民館についての基本構想と並行して「立地適正化計画」策定が必要です。公民館改築から始まったこの問題、単に「公民館をどうするか」ではなく、「これからの宮内をどう構想するか」とあわせて考える必要に迫られることになります。まさに「宮内に新しい拠点をつくろう会」が根底において課題にしてきたところです。宮内の正念場です。いろんな場でいろんな話題を出し合って、おおいに論議が巻き起こることを期待します。まずその論議自体を楽しみたい。とりあえずの数字として「4〜5億円」が提示されたことも大きいです。しかしそこに縛られる必要はありません。構想がすばらしければカネは後からついてきます。夢は大きく広がったほうがいい。

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(素案)新・宮内公民館(兼地域交流センター)
1.建設場所 蔵楽の敷地内に建設する。
2.事業費  およそ4億円から5億円とする。
3.施設規模 延べ床面積は、約1,000㎡とする。
4.事業手法 立地適正化計画に基づく補助を利用する。
5.スケジュール
 (1)立地適正化計画策定後の令和4年度に着工する。
 (2)令和3年度に基本構想等の着手する。(令和3年度予算)
6.現在の宮内公民館は取り壊しし、跡地利用は新・宮内公民館建設後に検討。
平屋図面.jpg総二階図面.jpg他施設比較.jpg



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